2007年12月18日火曜日

Done!!

今しがたEcon(経済学)の試験が終わった。これをもってFall Termは全て終了。Stell Hallでは試験提出後の学生が集まってワイワイ盛り上がっており、「Done!!」「Have a great break!」とあちこちから聞こえてくる。成績がどうとか関係ない、開放感に満ちた一瞬。

振り返ってみると、Fall開始は1年も前のような気がする。それが学んだ内容の濃さから来るものなのかは分からないが、人間関係・勉強・ホッケー・課外活動等等、新しい世界で今までにない経験が出来たことは疑いない。あと半年、再び1年と思えるような充実した日々を送っていければ最高だ。

昨日Winterのセクション割り・グループが発表された。幸か不幸かメンバーは皆知っている奴ばかり。合計5人(自分含む)のうち3人は元同じセクション、一人は寮で同じ階のアメリカ人、最後の一人はInternational Orientationから知っているブラジル人と気楽なメンバーである。知っていることをプラスに向けられるかどうかだが、気楽にスタートできることは本当に有難い。


さて今日は何をしよう?午後はバスケかな。笑

2007年12月17日月曜日

Final

現在日曜日夜中。Final ExamもStats(統計学)が終わり、残るは2つ。今日は専ら明日のCapital Marketの勉強に勤しむ。

やっぱりよく出来てるな、と思うのが、試験の為とはいえFinal向けの勉強が知識の定着や理解にとても役立つということ。例えばStatsは正直授業を通じても全くもって「なるほど!」という感覚が掴めなかったのだが、必死に問題を解き、分からないところを同級生に聞いたりしている中で整理がついてきた。すると相関性のあるCMのリーディングも前より数段分かりやすくなって「お、これはちょっと学んだな」という気になるものである。一件関係のないように見える科目でも、恐らくどこかで繋がっているのだろう。若しくは意識的に繋げるのかも。

一日CMの復習をしている中で、今までやってきた商売のことをあちこちで思い出す。たとえばArbitrage(裁定取引、相場より高く・低く値段がついた金融商品があるとすぐさま利益を出すことが可能で、そのTransactionのこと)。それから、Market Efficienty(情報がどれだけ株価に織り込まれているか、と言う考え。完全に効率的なMarketには情報格差はない)。カネかモノかの違いはあっても、資本市場の仕組と物流商売の関係ってやっぱりどこか似てて、僕らがやっている商売、実はArbitrageを取りに行っていることが多い。情報の格差、需給のギャップ等から一瞬生まれる商売チャンス。誰かがそのギャップを埋めた瞬間、商売チャンスはお終い。それをきっちり取れることも勿論大事なことだろう。ただ、それはValueを産んではいないような気もする。誰でもやれることをやっていても長く続くことはない、という意味で、矢張り単体物流(特にMere trading)はそれだけでは重要性を失いつつあるのかもしれない。

数字も出せて意義のある商売。俺は作ったと言い切りたいものだ。

2007年12月13日木曜日

Fall class is over!

本日をもってFall B Termの授業が全て終わり、Winter Breakまで3科目の試験を残すのみとなった。最終日の授業はEcon(経済学)とCapital Market(CM、資本市場)の二つだったが、何れもベテラン教授が教えていたので「締め」が素晴らしく、Fall Aに続いて感動させられてしまった。


CMの最後はこんなコメントで締めくくられた:

「自分はお金がほしくて教鞭を執っている訳ではない。ここでの給料はBeer Money(ビールを買う為のお小遣い)みたいなものだ。じゃぁ何で来ているか?もう自分は子供も二十歳と二十二歳になり、自分の話を余り聞かなくなった。奥さんはとっくの昔に話を聞かなくなったので、自分の話を一生懸命聞くような相手は周りにいない(爆笑)。ここに来れば自分の話を60人以上の生徒が真剣に聞いてくれて、それで給料も貰える。こんな素晴らしいことはない。時には自分の教えたAlumniから手紙を貰うこともある。(といって最近貰ったというグリーティングカードを読み上げる)これだから、辞められないんだ。

18回の授業は本当に大変だったと思う。時にはクラス中がBlank face(ぽかんとした顔)になっている時もあったが、よくついてきてくれた。君達がFinanceの世界に行くか分からないが、少しでも君達の役に立てば有難い。Thank you」



しばらく拍手が鳴り止まなかった。



授業の後、席を立とうとする学生を一人の学生が「ちょっと待って」と止める。実は自分も携わっていたのだが、最後にセクション・アワードを発表するのである。シャンパンが振舞われ、クラスで一番質問してた奴、将来大統領になりそうな奴、寝てばかりだった奴、等等各賞を投票をもとにして発表していくのだ。15分足らずのプレゼンだったが、大うけで本当に嬉しかった。何せこの為に昨晩、プレゼン作成チームは11時から4時半まで起きていたのだから・・おかげで授業は死にそうだったけど、授業の課題以上に皆が真剣になって取り組んだ充実感はこの上ないものがあった。



アワードはこんな感じ。

「Most likely to date an undergrad(アングラの学生とデートしそうな奴)」



アワードされなかったクラスメートにもスライドを用意し、クラス全員が登場。




最後に、みんなで記念撮影。寒い中外に出て、セクションTシャツを着てパチリ。



素晴らしい仲間達と最高の経験が出来たこの4ヶ月。思い出は尽きない。

2007年12月11日火曜日

Journey - Don't stop believing

高校生くらいの時に結構はまって聞いてたJourney。こちらでもメジャーという程ではないんだけど、この曲は必ずパーティでかかるんだよね。しかも、皆「待ってました」とばかりに大合唱。古きよきアメリカ、という感じで結構好きな瞬間です。




2007年12月10日月曜日

Winter Formal

土曜日に行われたWinter Formal Partyに参加した。皆で正装して集まるだけ、と思っていたら、サンタが20人以上、他にもクリスマス絡みの衣装を着た学生が一杯いて驚き。会自体はいつもの通りだったが、普段話さない学生とも何故かたくさん知り合えて、嬉しかった。













もうすぐクリスマス。Finalが終われば長かったFall Termも終了である。後一頑張りだ。

2007年12月8日土曜日

NPO

もう一つ書きたいことがあったので追伸です。

今日、Vital CommunitiesというUpper Valley(Hanoverを含む広い地域の総称)で活動するNPOのDirectorの方の話を聞くことが出来た。Lenさんという方で、奥様が日本で英語を教えていたこともあり日本との繋がりが深く、奥様は日本人パートナーを集めて定期会を開いたりもされている。

詳細は省くが、改めて感じたのはNPOって米国という国の一つの象徴だということ。米国でNPOが極めて盛んなのは周知の事実だが、これを取り上げて「日本のNPOは遅れている」とかいう議論をするのはおかしな話で、寧ろ何故そこまで米国ではNPOがコミュニティ活動をやらなくてはいけないのか、というところが問題である。移民の国であるアメリカ、United Statesであるアメリカ、世界一の経済国且つ(恐らく)世界一の経済格差国であるアメリカ。Upper Valley地区は相当田舎なのだが、僕らの住むHanoverから1時間も車で行けばかなりの貧困地域になり、お金が無くて学校が不足するというような先進国には考えられないことが間近で起こっている。聞きかじったことだけをここで書いてもしょうがないのでもう少し考えてみたい。アメリカという国のモデル、日本のモデル、更には世界経済全体に就いて、そしてその中で個人として会社として何が出来るのかに就いて。。。

TuckでCommunityへの貢献を声高に叫んでいるのは決して特別なことではない気がしてきた。

Feint Plause

昨日、プレ・クリスマスパーティのようなものが開かれた。何でもクラスメートにセミプロの歌手をやっていた学生がいるとのことで、1時間程のコンサートをWhitmoreのホールで聴くことが出来た。ちょっとワインを飲みながら歌を堪能する。

その後はお決まりのパーティに変化したのだが、その際ちょっと楽しい?会話があったのでご紹介します。会話の相手は同じグループでいつも英語の先生をやってくれるJoeと、寮仲間のMike。

Mike : "Mick, is Joe doing good job in your group?"
Me : "Yes, I think so."
Joe : "C'mon, Mick! It's a real feint plause. You know what?"
Me : "No.. what's that?"
Joe : (以下の解説ご参照)
Me : "Got it, so, I should have said "definitely" or else?"
Joe : "That's it (laugh)"


Joeの解説によれば、相手を褒めるシチュエーションであえて関係ないことを言ったりするのがFeint Plauseなんだそうだ。今回の例で言えば「Joeは字がきれいだよ(関係ない)」とか「遅刻はしないよね(不通のこと)」とか言ったり、正に僕が言った「そう思うよ」というのもそれに当たる。これは結構シニカルに響くらしく、酔っ払っていたにも拘らず一瞬場が凍りそうになった。Joeには割とジョークが通じるので、真正面から褒めないで「なかなかいい仕事してるよ」みたいなちょっと引いた答えをしたかったのだけど、僕の答えではどうやら「Joeは全然駄目」くらいの意味になってしまうらしい。

英語力というよりは会話力か。何を言っているかが分かることやロジックが分かることに加え、相手の意図を汲み取ったりニュアンス・発言の程度を感じ取ることは当然重要で、数ヶ月経ってもこの分野ではまだまださっぱりである。ある程度日常会話の決まり文句を覚えて「会話できるベース」は作って来れたと思うけど、ここから先は結構大変な気がする。前回書いたようにたくさん話をして、グループの人間からはどんどん指摘をしてもらうしかなさそうだ。今後Internで顧客や社内の人間とコミュニケーションをとっていく上で、発言のレベル感が分かる、逆に自分の発言がどういうニュアンスを持つかが分かることは結構重要と思われるので、Tuckにいる間に何とか感覚を磨いておきたいところだ。

という訳で、パーティ参加のTakeawayでした。(←ちょっと言い訳・・・)

2007年12月5日水曜日

冬本番


12月に入り、いよいよ寒さが増してきた。体感温度ではよく分からないが、摂氏マイナス5-10度くらいが普通になってきたようだ。雪は融けないし道路は毎朝真っ白に凍るし、当然車のガラスもガリガリに凍っている。噂に聞いていたHanoverの冬がいよいよ始まったなぁ、という感じである。(尚、On Campusの学生達は口々に「寮でよかったね~」と言ってます)

ところで、同級生のColinと午後に駐車場で遭遇した際、何故か駐車場から学校に戻る時の姿を写真に収めてくれた。妙に寂しい絵なのだけど、こちらの寒さが伝わるかと思うので公開します。寒くて言葉どおり背中を丸めてます・・・




Fall B終了まで後2週間。信じられないが3ヶ月近く一緒に頑張ってきたグループのみんなともSectionの同級生ともお別れである。悔いのないよう、グループも授業も気を引き締めて臨んで行こうと思う。(まずは授業中寝ないようにしないとね・・・笑)

2007年12月1日土曜日

Leadership Coaching

現在朝の4時。今日は明日のManagerial CommuncationのFinal(3分間のプレゼン)作業にはまり、こんな時間になってしまった。プレゼン1回で成績の50%が決まってしまうので、プレゼン自体はともかくパワポだけでもしっかりしたものを、と思って頑張ったらはまってしまった。タイムマネジメントできてません。


さて、主題。今日はLeadership Developmentプログラムの一環として所謂コーチングを受けてきた。相手はプログラム関連でよく話をしているSallyで、自分のポジションも一番良く分かってくれているのでコーチになってもらった次第。1時間足らずだったが、とても楽しく且つ有意義な時間だった。


コーチングって一度勉強した(と言っても本を何冊か読んだだけ)ことがあるのだが、実際に受けてみるとなるほど!と思う。不通に会話しているだけでこっちも適当にしゃべっているのだが、相手の聞き方・引き出し方が違うだけで自分のニーズやアイデアがすーっと纏まってくる感じ。元々とても穏やかなSallyなので心配はなかったが、自分の考えが随分クリアになった気がしている。じゃぁ何なの、と言われそうなので、一応書いておきます。

短期:

Tuck在学中は更なる英語力の向上とプロジェクト参加を通じた知識の定着化に努める。英語は具体的には、Winterでのグループで明確にそのことを伝えて間違いや適切な発言を指摘してもらうようにするほか、ヒアリングし辛い学生と積極的に話をすることで標準から遠いアクセントでも聞き取れる力を磨く。課外活動にはとにかく積極的に参加し、勉強は今まで通り(もうちょっとやったほうがいいのだが)気合を入れて臨む。

帰国後はTuckで学んだこと、Internship(希望はコンサル)で身につけた思考力を新しいPositionで発揮する。プロジェクト担当になっても物流担当になっても、Tuckで学んだLeadership、関係者への影響力を発揮すること、率先して且つ人よりも倍の努力をすること(っていつもやってるわけじゃありませんが。笑)を常に実行し、組織及び自分にとって有意義な時間を持ち続ける。

中期:

帰国後5年以内にManagerial positionに就く。場所・規模は問わない。商社という戦略からImplementationまでビジネスの広いプロセスに関われること、その中でCompetitionが非常に厳しくValue Creationが本質的に難しいことを大いに活かし、自分の実現力を高める。

長期:

社会にとってValueのあるビジネスを創出出来る人材になる。絵が書けるだけも駄目、Managementだけでも駄目、実行できるだけでも駄目。全て揃っていて且つLeaderとして魅力的な人間になる。

・・・って書いてて恥ずかしくなってきた。が、こういうマジなことを考えられるのがとても素晴らしいと思う今日この頃。また落ち着いたら、他のテーマについても掘り下げてみます。

2007年11月28日水曜日

ちょっと背伸び

今週は2つほど「ちょっと背伸び」をしてみた。


一つはグループのプレゼン。Capital Marketの授業の初めにFinancial Market Update(FMU)という、簡単なお題を与えられてプレゼンするという時間があり、今週火曜日がウチのグループの番だった。内容とスライドは皆で分担することにしたのだが、肝心のプレゼンターに誰も手を挙げないので、「俺やるよ」と言ってみたところ、グループの奴が「Really? Then I will back up」と言ってくれ、後に引けなくなってプレゼンすることに。少々緊張はしたけど結果としてはまずまずのプレゼンができて、何人かの学生にも「良かったね」と言ってもらえたりした。結果オーライだけど、なんだか結構嬉しかった。

もう一つは、Tuck2012という長期ビジョンみたいなものを作るCommittee memberに立候補したこと。たくさん立候補者がいるので選ばれるかは全く分からないけど、手を挙げるのは自由でしょ、と思い、Faculty Accessという教授と学生のリンクを向上させる為の施策を考える委員に立候補表明。もしも選ばれたら本当に嬉しいし、ダメでもこれを切欠に何か出来れば十分。失うものはあまりない。

勉強は勉強。でもそのほかに、これからも、日々「ちょっと背伸び」を積み重ねていきたいと思う。

2007年11月26日月曜日

Boston One-day Trip & weekend

あっという間にThanksgiving breakも終わり、今日から再び授業が始まる。アサインメントはまるで「もう休みは終わりだよ君達」と言わんばかりで、どの科目も新しい内容と大量のリーディングを用意してくれている。ありがとう御座います。。という訳で、授業に忙殺される前に先週の活動内容を記録しておきます。

金曜日は日帰りでクラスメートと共にボストンへ行き、買い物や日本食を楽しんだ後、待ちに待ったNBA(Celtics vs Lakers)を観戦。

試合はCelticsが一方的とも言える展開で完勝。Celticsは前評判通りGarnet・Pierce・Allenの20点トリオがきっちり機能し、脇を固めるガード・センター陣もいい働きをしていた。一方でLakersはKobeが前半一人相撲でミスを連発し、チームもKobeにパスを入れて後は見ているだけ、みたいなつまらないオフェンスが多く「Lakersもちょっとがんばれよ~」と思い続けていたら結局巻き返し無しで試合が終わってしまった。もうちょっとUpdownのある試合が見れればという思いもあったが、初めてのNBA観戦(除く日本でのゲーム)は雰囲気も盛り上がりも最高で非常に満足。やっぱホームチームが勝つと熱いですな。

それにしても、テレビで見るのとは違い、生のプレイヤーがそこでプレイしているのでその技術の高さ、Fundamentalの凄さに本当に驚かされる。パス一つ、ミート一つにしてもスピードと動きの幅が違いすぎて「何でそこからそんなパスが出来るの?そしてそれを2メートルくらいミートしてキャッチして、そのまま振り返ってシュートって・・・」と半ば呆れるくらい凄いものがあった。世界最高峰のプロとして活躍している人たちだから能力も半端ないんだろうけど、それよりもむしろ基礎力の高さが際立っている。サッカーなんかと違ってバスケは「つながり易い」スポーツではあるが、ここまで高いレベルで皆がボールキープしていくからあんな芸術的なプレイが生まれるんだな、と改めて実感。

しかし今シーズンのCelticsは強い。Garnetの加入でディフェンスに軸が出来たことは何よりも大きいし、Pierceの極めてTeam-Orientedなプレイスタイル、Allenのやや無茶苦茶とも言える決定力、更にはチーム全体でベストのシュートを追及する雰囲気がとてもいいオフェンススタイルを実現している。逆に言えば怪我人が一人出るとバランスが崩れて穴が埋まらないというリスクのあるチームだが、うまくいけば結構なスタンディングを狙えるだろう。一方でLakersはもう少しKobeが入った時のチームとしての動きを改善しないと、所謂ワンマンチーム(それこそ昔のシカゴでジョーダンが若かりし頃)になってしまう嫌いが大いにあると思われる。いいプレイヤーが一杯いるのに勿体無いな、という感じ。まぁシーズンは始まったばかりだし、これからどうなるかどちらのチームも楽しみである。

土日は基本的にケース面接の練習に費やした。Consulting会社の面接は(以前もブログに書いた通り)ケースで行われ、クライアントの置かれた状況を簡単に説明受けた上で企業の問題点やとるべき戦略をその場で分析する。これをクラスメートと練習するのだが、この土日は結構参加者がいて合計10回程度ケースをやることが出来た。初めはなんだかぴんと来なかったが、やってみると結構楽しいものである。出来るだけ視野と問題点を広く取り、そこから質問をしていく中で問題点の絞込み、改善・提案が可能な点とそうでない点を嗅ぎ分けていく。単にフレームワークを使うだけでも初めは良いのだが、恐らく高いレベルになれば相手が思いもしない提案をすることも出来るようになるだろう。面接の練習とはいえ、結構な頭の体操になる。Websiteにも色々と情報が載っているので、興味のある方は是非一度Tryしてみてはどうでしょうか。

お、気がつけばもう7時半。一本読まなければならないリーディングがあるんだった。というわけでこのへんで失礼して、コーヒー買って授業に行って来ます!

2007年11月22日木曜日

Thanksgiving dinner

今日はThanksgiving dayでクラスメートの家にお邪魔。



家族が集まって思い思いに感謝の言葉を述べ、TurkeyをメインとしたThanksgiving dinnerを楽しむ。今回はHostしてくれたNickの親族とクラスメート合わせて15人と、盛大なパーティだった。

食事はどれも素晴らしく、軽くワインを飲みながらお腹一杯戴いてしまった。

Turkeyはとてもジューシーだったし、Stuffingやマッシュポテトも美味。とても文章では表現出来ないのだけど、普段レストランで食べている味とはまったく違いとても家庭的な優しい味でした。



P.S. ディナーに呼ばれたくせに何も持って行かなかったので、即興で折り紙のブーケを作ってプレゼント。結構喜んでもらえてちょっと罪滅ぼし出来た気分・・。伝統の力は大きいっす、ホント。

(でも、本当はワインかお花を持っていくのが礼儀です)


明日は日帰りでボストンへ。小さな贅沢でNBAを見に行ってきます!

Winterize

久々に英語ネタです。

今日、遅まきながら車の点検とタイヤ交換の予約をした。さすがに需要期で予約は一杯、12月3日が最速とのことで仕方なくその日に予約を入れる。で、その際の会話がこちら。

"OK, you like to change tires. Anything else?"

"Well, I haven't done anything for the winter... So I like to check brakes, change oil if needed, and..."

"Alright, then you would like to winterize your car, right?"

なるほど!思わず"Absolutely"と答えてしまった。

Winterizeという言葉以上にぴったりな言葉はないと思った。日本語で言えば冬支度なんだろうけど、もうちょっと「冬仕様」みたいなかっちょよさがあって、とても気に入っている。

車も、人間も、リスもみんなWinterizeするのだ。とりあえず服買うか。

2007年11月20日火曜日

Snowfall

Midterm最終日の朝7時、ふと外を見ると雪が降っていた。降り始めてどのくらい経つのか分からないが、地面は既に真っ白。気温が東京と比べて断然低い為、雪はボタッとせず(まさにSnowflakeという名前がぴったり)、地面に落ちても殆ど融けずにどんどん積もっていく。試験勉強追い込みの最中なのについ外に出て写真を撮ってしまった。
これから来る冬、寒くて大変なのは承知だが、なぜか心がはやる。
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2007年11月18日日曜日

夜中の乱入者

11月17日土曜日。昨日いささか飲みすぎ、昼過ぎまで眠りこけてしまった。17時がEconのMidterm提出期限なので慌ててExamに取り組み、何とか時間内に終わらせてほっと一息。出来は100%とは言えないものの、根本的に考え方が間違っているような感じもしなかったのでそれなりの点数が返ってくるだろう。せこいことを言えば、MidtermのWeightは20%しかないので、GroupのCase-wright upのほうがよっぽど大事である(一人の力ではなくグループとしてのQualityが問われると言う意味で)。

Examを終わらせたあとは先週のClass noteを整理したりCapital Marketの復習をしたり、本を読んでみたりとのんびり過ごす。Capital Marketの復習をしていると結構忘れていることが出てきて、気がつけば2時を回っていた。
ちょっと喉が乾いたので部屋のすぐ外にある自動販売機にコーラを買いに出たら、いきなり同級生にタックルされる。二つ隣の部屋に住んでいる1年生で、何人か集まってこの時間まで飲んでいたらしく相当酔っ払っている。当然のように部屋に乱入され、もう一人の同級生が部屋で色々やり始め、洗濯物入れに「俺これに入れるぜ」とか言って無理やり入ろうとしてみたり(写真①)、側転をしようとして壁に頭をぶつけたり(写真②)、終いには「Mick、毛布くれ。俺もうここで寝る」と言い出す始末。起こそうとしても重くて、更にベッドまで狙い始めた。こりゃやばい。何とか起こし、幸い未だまともだったもう一人の同級生に連れて帰ってもらった。ふう。
寮に住んでいると色々Interactionがあって非常に楽しいが、今日はその中でも結構派手に殴りこまれたケース。こういうバカ騒ぎはBuchanan寮が閉鎖になっても続くのだろうか?個人的には是非残してもらいたい伝統なのだが。
(以下証拠写真。本人の名誉の為、加工を施しています。同級生の皆さん、こいつは誰でしょう?)

2007年11月15日木曜日

Tripod Final

今日はTripod HockeyのFinalを観戦。これまでのTripodは基本的に試合をやるだけで応援はPartnerくらいのものだったが、決勝戦は完全にお祭り。恐らく150人近く集まっていたと思う。試合も事前のプレイヤー紹介、国歌斉唱、ピリオド間のFan Gameとプロの試合さながらで、応援席も大いに盛り上がった。Tuckでは個人で出来る遊びが少ない分、何事もパーティにして楽しんでしまう。この輪に入る心地よさは独特なものがある。


試合は4-1で1位のMy Pet Monstersが圧倒的な強さを見せつけて終了。寮に戻ると早速ホールで二次会(Beer Pong)が開かれている。今夜は相当うるさくなりそうだ。笑

明日でThanksgiving前の授業は終わりだが、休みの前にMid-term三連発が待っている。何れも前半終了時点での基礎的理解を試すテストなので気が抜けない。うまく時間を使わねば!

Impromptu Presentation

EconのCase write-upが終わり一段落。もう3時近いが、明日は授業が10:00から1コマだけなので多少ゆっくり寝ることが出来る。

今日はMancomの授業でImpromptu Presentation(即興プレゼン)の練習があった。この授業はとにかくPracticalで、如何にいいメッセージを伝えるか、プレゼンを効果的に行うかを細微に至るまで学ばせられる。今回のセッションもその一環で、くじ引きのような形でプレゼン直前にテーマが与えられ、その場で考えてプレゼンをすることで内容よりもプレゼンのスタイル(所謂「うまさ」)に焦点を当てたフィードバックを学生同士で行うことが主眼である。

テーマは例えば「私は旅行先としてXXを薦める」というように方向性だけが定められて主語は自分で決められるので、皆好みのテーマを選んで行う。自分の番になってくじを引くと「If you are considering switching career, I would like you to choose XX as your job」と書いてある。やべ、めんどくさいの引いた、、と思っていたら、隣にいたChrisが「Sumo wrestlerでやれよ」とアドバイス?してくれた。先日のAround the world partyで相撲の着ぐるみを着ていたからだが、確かにコンサルとかバンキングとかやるよりは面白そうだ、と思いこのテーマに乗ってプレゼンした。薦める理由は①女性にもてる(女性が力士になれば男性にもてる)②美味しい料理が毎日食べ放題 ③パーティですぐヒーローになれる、、と3点挙げ、時間は多分2分少々。教授からは「女性の力士はいるの?(←いるわけがない)」とか「練習きつくないの?(←Hardとしか答えられず)」とか突っ込みだらけだったが、自分としてはまずまずの出来だと思った。

その後すぐに他の学生からのフィードバックコメントを紙でもらう。読み返してみると大体以下の通り:

Strengths
- Good eye contact
- Good posture
- Good structure, pace

Areas to work on
- Be more energetic, use facial expression, more inflection to voice
- Look more equally at audience
- Be more confident to questions
- Walk around (feet too rooted on the ground)

指摘されたことは何れも「確かに」と思うことばかり。即興だからと言い訳したくなるが、自信を持って何かを薦める時に淡々と話すということはありえないし、質問されてしどろもどろになっているようでは聞くほうも説得されない。(ま、Sumo wrestlerですが・・・笑)

と言うわけで結構楽しめた。金曜日にはクラス全体に対してプレゼンするセッションがあるので、こればかりは相当緊張しそうな予感。何とかリラックスして、楽しんで臨みたいものだ。


(写真は本文とは無関係です。悪しからず)

2007年11月14日水曜日

Toughest week ever!

今週はとにかくハード。週末にキャリアフォーラムがあって「タメ」が作れなかったこともあるが、大量のAssignmentに加えてEcon(経済学)のCase write-upがあり皆ヒーヒー言ってる。Case write-upとは所謂ケーススタディなのだが、個人ではなくグループで分析を行い5ページ程度の回答を纏める。それ故リーディングの量も多く、グループとして一貫した分析を作り上げなくてはならない為かなり時間を要する。Dueは今週の木曜日。ウチのチームは各設問に対して担当を分け、夫々が本日(火曜日)中にドラフトを仕上げて水曜日にまとめをする、という段取りを決めたものの、今日の段階でドラフトは全く揃わず。そもそもEconよくわかんないんだけど、という学生もいて(かく言う自分も微妙・・)、明日は相当長丁場になりそうだ。。



そんな中、今日はホッケーのPlayoff第二戦(準決勝)があった。自分は怪我が完治していないので応援に回る。結果は残念ながら2-3で敗退。でも、初めて客観的に見たTripodの試合はとてもエキサイティングで、ウチのチームもレギュラーシーズン最下位とは思えないくらいの迫力あるプレーをしていた。怪我が治ったらまずスケートの練習をして、冬学期は絶対復活するぞー。


今週が終わればMidterm、その後はThanksgivingである。特にどこにも行く予定はないけど、居残り組の学生と近場で小旅行とかFacultyとの会食とか色々出来そうで楽しみ。あと一頑張りだ。

2007年11月11日日曜日

ボストンキャリアフォーラム(2)

キャリアフォーラム2日目終了。面接やセミナーに参加するも、何れの企業も日本でのサマーインターンを募集しているところばかり(想像通りだが)米国内で働くチャンスをここから引き出すのは難しい印象である。何があるか分からないので、企業側とのコンタクトを保ちつつ、引き続きTuck経由でのインターン探しを進めていく。

夜はMBAの学生同士で飲んだ。普段会わない他校の学生との交流は新鮮で、意外なところで知り合いがいたりして面白い。こういうネットワーキングが将来何かに活きるといいなぁ、と思いつつ、明日はまたハノーバーに戻って再び宿題との格闘が始まるのである。時間が飛ぶように過ぎていく感じがする。

2007年11月10日土曜日

ボストンキャリアフォーラム(1)

金曜日の授業終了後、日本人クラスメートと共にボストンへ直行し、キャリアフォーラムに参加。日本人留学生にとっては全米でも最大級の就職活動イベントであり、企業は200社以上、参加者は5,000人以上という規模である。事前のアポを取った企業との面接をこなし、夜は会社の人事部の皆さん・MBA生とのディナー。久々に会う面々には同期もいて話が弾む。

一つだけアクシデントがあり、5時位に会場でボヤ騒ぎがありフォーラムが中止となってしまった。パニックになるほどの騒ぎではなかったものの、恐らく来年はこの会場は使われないだろう。

明日は引き続きインターン探しの為に面接やセッションに参加する予定。また報告します。

2007年11月7日水曜日

名誉の負傷

昨日(月曜日)、ホッケーで怪我をしてしまった。ゴール前でパックが飛んできたので気合入れてシュートしたら勢い余ってすっこけ、肩から落ちた際パッドがずれて肩関節にヒット。初めは筋肉に入っただけかと思っていたのだが、だんだん痛みがひどくなり試合後は荷物が詰められないくらいになったので、急患でヒッチコック・メディカルセンター(ダートマス大学の医学部)に直行。結局、Acromioclavicular(←長い) joint injury=肩鎖関節損傷で
全治2週間と診断された。鎖骨と肩甲骨を繋ぐ靭帯が伸びてしまうものでホッケーやアメフトで肩に衝撃がかかると良く起こるんだそうだ。痛み止めを飲んだら割と楽になったものの、時間が経つのを待つほか無く、宿題が山のようにある中では結構辛いものがある。


怪我したことをグループのみんなにメールした際、「まぁこれもいい経験だし、Honorable Wound(名誉の負傷)だよ」と書いたら後でグループの学生から「Mick、さすがだな。それがBushidoってやつか?」と言われてちょっと笑ってしまった。確かに、「名誉の負傷」とか自己犠牲みたいなのは古い日本的な発想なのかもしれない。

現在午前3時過ぎ。さすがに寝ます。

2007年11月5日月曜日

コンサル面接@ボストン

今日はインターン先探しの一環として某コンサル会社の面接及びインフォセッションに参加した。と言っても東京でのサマーインターンしか募集していないので自分のScopeには100%合わないのだが、折角の機会でもあり日帰りでボストンへ。

パートナークラスの方と普通の面接をした後、プリンシパルクラスの方とケース面接。材料は最近タカラトミーが発売したという「いえそば」という商品に就いてWeb上の情報を見せてもらい、自分が社長だったら何が問題かを3点挙げ、それに対する答えを仮説として挙げよ、というものだった。ちなみにいえそばの記事はこんな感じ。面白いです。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=171065&lindID=4

面接は正直ボロボロだったが、改めてケース面接は「答えを探しに行かない」ことが大事だと思った。初めにどういう見方があるか、一気に風呂敷を広げた上で夫々仮説検証していくという感覚なんだと思う。正直、ついつい答えを探しにいってしまうので、思考回路を変えてやらないと視野も深さも出てこない。ううむ。

更に言うと、「何が問題なのか」を広く考えるということを仕事でやって来なかったことがこういう場面に出くわすと良く分かる。また改めて書こうと思うが、商社の仕事は(自分の担当していた限りではあるが)Implementationの部分が余りにも多すぎて、深い思考をすべき場面でもせずに進んでしまうケースが多いのではないかと思う。そこを如何にきちんと区別するか、戦略的思考とImplementationの両方をきちんと優先順位つけて実行出来るか、が勝負どころなのかな、と。。。

その他にも色々と面白い話が聞けたが、今日はこの辺で・・・

2007年11月4日日曜日

Halloween(遅)

そうそう、すっかり書き忘れてしまったがHalloweenが10月31日にあり、パーティやイベントが様々に行われていた。自分は宿題に追われて殆ど何もしなかったのだが、Net Impact Clubという学生クラブの講演がありそのメールが笑えたので、紹介します。ゲストスピーカーのArgenti教授はTuck看板教授の一人にも拘らずこうやって遊ばれてしまっているのが笑えます。文章も面白いので、興味のある方は拡大してどうぞ。

(初めの案内)














(Reminder)

Diversity Conference & Around the World Party

Fall B第1週が怒涛のように過ぎた。まだ基礎段階なのでAccoutning後半のような難解さはないものの、CAPM(Capital Market)は膨大な宿題をやらないと授業が理解出来ない形式になっているので負担が重く、その他の科目もReading・課題が多いので睡眠時間が否応なく削られているのが実情だ。


そんな中、今週末は2つ大規模なイベントがあった。1つはDiverstiy Conference、2つ目はAround the World Party。何れもTuckに来てから初めてきちんとした形で参加したイベントであり、いい思い出になりそう。

Diversity Conferenceはその名の通り、米国のMinorityを中心とするProspect Student(=来年のアプリカント)を100人近く乃至それ以上集め、TuckのDiversityへの取り組みに就いてセッションを行う。Dean自ら開催案内をメールするくらいTuckとして力の入ったイベントである。自分は運営には関わらなかったが、寮の部屋にProspect Studentを2人泊めることになり、色々な話を聞くことが出来た。又、僭越ながらTuckの良さに就いてこちらからも話す機会となり、自分もTuckの一員なんだな・・・と感じることができたのもいい「おまけ」だった。尚Internationalの参加者はそれ程多くなく、日本人は一人もいない。来年以降門戸をもっと広げることは出来ないだろうか。

Around the World Partyは各国の学生がお国自慢のドリンクを用意して飲み比べをするというイベントで、毎年大盛況。我々も日本テーブルを出し、浴衣や相撲コスチューム(←僕)を纏って日本酒や梅酒をサーブした。各国とも気合の入り方は相当なもので、Tuckの学生もProspect Studentもホールに集まり、一時は歩くのが難しいほどの盛況ぶりだった。日本テーブルのドリンクも見事売り切れとなり、ほっと一息。パーティは夜中まで続き、掃除も含めて終わったのは午前三時。少々疲れたが、久しぶりに心底飲めて楽しい会であった。











P.S. どの国も強烈な酒を用意していたが、最も「Terrible」と言われていたのは圧倒的に中国の白酒。酒に強いアメリカ人も白酒のパワーには勝てないらしい。

2007年11月1日木曜日

眠かった。

素直に言います、今日は一日中眠かったです。。

授業はまだコーヒーとか発言(というよりも発言しようと気合入れることによる覚醒効果)で何とかなったけど、午後はグループスタディ以外フラフラだった。Short Napを入れて気合を入れ直そうと何度か試みたものの、結局密度の濃い勉強は出来ず。昨日ホッケーの効果を語ったばかりですが、すいません、ちょっと撤回します。明日はMANEC(経済学)とSTATS(統計学)。特にMANECはキーになるコストの話なので気合を入れねばならない。たくさん寝てもボケッとするし、睡眠時間が短いと昼間が辛いし、本当に難しい。仕事よりこの辺はきついかもしれない。

閑話休題、今日一番印象に残ったのはTreasury(米国債)の説明だったと思う。教授自ら、Treasuryが潰れるとしたら世界が終わる時だ(←不正確)と説明していた。実際そうなのだろうけど。

アメリカって国はある意味とても特殊な国なんだな、と度々思わされるが、今日もその一つに加わった。


2007年10月31日水曜日

小さな幸せ

今日、ホッケーで初めてシュートが打てた。リバウンドでゴールは目の前だったので弾き返しただけだけど、記念すべき一発。勿論ゴーリーに止められてしまったが、とにかくゴール前に絡めばまぐれもあるかもしれない。目指せ初ゴール!

ちなみに試合は23:30開始、01:00終了と一番遅い時間帯だった。この時間だと軽く一眠りしてから行って、一汗かいてから勉強するほうが効率がいい。実際、ホッケーに行った後は非常にいい汗をかけてリフレッシュ出来るので結構勉強がはかどったりする。もしかしてこれはTuckの策略か?長い伝統のあるホッケーだしTuck側もその効果に期待しているのかも。笑

それではおやすみなさい~

2007年10月30日火曜日

Fall B初日

Fall Bが始まった。早速長い一日となったが、長いついでに今日一日の徒然を長々と書かせていただきます。

午前:
統計学とCapital Marketの授業。いずれもイントロで内容は簡単だったが、とにかく宿題の量が多い。教科書も厚くおまけのReadingも多く、Assingmentもたっぷり。Optionalの宿題なぞ解いていられるか、という感じだ。

グループのみんなも危機感があり、「今期はRegularに集まろう」という意見で一致。近々グループスタディのNorm(全員が守るルール)見直しを行うことになった。皆余り自分のスケジュールを犠牲?にしないので、上手くミーティングスケジュールが組めるかがポイントである。早速、目標の一つの出番だ。正直、若干協調性に欠けるメンバーもいてイライラすることもあるのだが、ここは大人の対応を見せるべし。

Lunch:
Wheeling Pitsburgh Steelを買収した会社(Esmark)のCEOとのランチに出席。曲がりなりにも鉄鋼業界に身を置いていた自分としては見逃せず速攻で申し込んだところ、席が余るくらいの状態でちょっと拍子抜け。矢張りMBAの学生にとって製造業(ましてやTraditionalな鉄鋼業)は余り人気がないのだろうか。

気合入れて聞いた割には今ひとつ聞き取れない部分もあったが、全体として非常に地に足のついた経営をしているんだな、という印象を持った。WPSの買収、更に最近ではMittal ArcelorからSparrow Point工場を丸ごと買収する等、所謂資本に物を言わせた拡大戦略をとっているのかと初めは思っていたのだが、話の中心は如何に在庫をManagementするか(特に米国に於けるSteel Service Centerのネットワークは強い為)、労働者との関係、更には原料購買・売り先(特にGM/Fordら自動車メーカー)とのBargaining Powerに至るまで、米国に於いて製鉄業が競争力を持ち得る理由をしっかりと語ってくれた。自分は中国脅威論(特に2008年以降の輸出急増の影響)への考えを聞いてみたが、これにもストレートに回答してくれ、日本に比べ米国は守られた市場ではない、ある程度SSC在庫がBufferとして働くものの、長期的な影響は避けられず設備廃棄に繋がる可能性も否定出来ない、、と、極めて客観的な見方。USSで30代の若さでVPを務め、今の会社を設立して3年で高炉業まで参入してきたという経歴だけあって、その言葉には芯の強さを感じるものがあった。尚、自分が石炭業界で日本製鉄会社を相手にしてきたと言うと、来週日新製鋼の会長にSan Franciscoで会うよ、と話してくれた。(日新製鋼はWPSとJ/Vを組むパートナー)なんだか不思議な感覚に包まれたランチであった。

午後:
ランチ終了後、図書館にこもって勉強、並びに日本人Ambassador活動の引継ぎメールをやり取りする。Tuckの日本に於ける知名度はまだまだ低く、それを高める為の活動を日本人学生で色々と企画しているのだ。自分はHome Pageのアップデート、及び入学を決定した学生に配布されるガイドブックの更新を務めることになった。内容の充実もさることながら、更新頻度を上げて新鮮度を高めることに先ずは注力してみたい。

その後、16:00からCDOとのミーティング。先週のTrekを踏まえ、候補企業にどうアプローチしていくかを詰める。一番の候補はコンサル会社のParthenonなのだが、具体的なコンタクトはTuck重鎮?であるPenny Paquette女史(T'76、つまり自分が生まれる前にTuck卒業されてる方)からして貰えるとのことで、明日改めて目線合わせをすることになった。これがうまくいくことを切に願う。

夕方~夜:
夕食はサラダのみ(最近たるんできたお腹を気にしたチョイス)。ちょっと大盛りにしたら値段が本日のステーキ(Shnaghai Steakとかいうアジアンテイストのやつ)と変わらなくなってしまった。サラダは重量ベースで値段が決まるのだが、普通の皿に盛り付けるとすぐ7~8$いってしまう。8$と言えば為替によっちゃ千円だ。この独占価格だけはどうにかならないものか?

その後は眠気と戦いつつReadingや宿題をこなす。Capital Marketの宿題でBondの価格が出てきて、いきなり97:03という価格表示に??となってしまい、Readingに戻ったりインターネットを見たりして時間が過ぎてしまった。結論としてはコロンの右側は1/32を意味していて、この場合$97.09375になるのだそうで・・・誰か、何故1/32を使うことになったのか、何故ふつーに1/100とかじゃないのか、説明してもらえないでしょうか。(ちなみに教科書には書いてない・・か、見逃してるのか・・・涙)

少々疲れもあり愚痴っぽくなってしまいました。。また明日!

2007年10月29日月曜日

Little by little

Fall B直前の日曜日、久々のホッケーに参加した。人数が少なかったこともあり結構長い時間プレーすることができ、心地よい疲れに満足。一方で試合は終盤に肩を脱臼する学生が出てしまい、少々心配な形で終了となった。大丈夫だろうか。

今日で4回目のホッケー。少しずつ滑れるようになっている気がする。出来ないことが出来るようになるのは不思議でもあるし、楽しいことこの上ない。1回しかないTuckの冬、目指すは1ゴール!バスケットを始めた小学校の頃に戻った気持ちで頑張ってみます。

2007年10月27日土曜日

Fall Break: Consulting Trek to Boston etc.

Fall Breakも残すところ1日。つかの間の休日の様子を簡単に報告します。

1) Consulting Trek
Fall A修了の翌日から、Consulting Club主催のTrekに参加してきた。3日間かけてBoston→New Yorkと移動し、Consulting会社を合計10社回るという結構Toughな内容である。自分はFall Bの準備との兼ね合いも考え、Bostonのみ参加。(それでも7社回れた)Company Briefingとは違い、会社毎に用意しているメニューも違い面白い。規模・Scopeだけを見ても、例えば戦略立案レベルのアドバイスに特化していたり、McKinseyのようにStrategy Implementationのレベルまでフォローするスタイルであったり、Private equityに特化してValuationを中心にサポートする会社があったりと実に様々。勿論その前にCultureの違いもあるわけで、本当にFitする企業を探すというのは大変な話である。(某社が差別化を図るためか、寿司職人を呼んで寿司を振舞ってくれた。美味でした。)
今回のTrekの印象も踏まえ、Intern探しを加速させる予定。

2) 日本人飲み
二年生の方のお誘いで、Trek終了後そのままご自宅にお邪魔し飲む。二年生の方5人(含むシンガポール人1人)、一年生2人という陣容で夜中の3時まで飲み続けた。途中からワインの飲ませ合いになり、結構飲んだと思われるが記憶が今ひとつ・・・でも本当に楽しかったです。
当然のように帰宅できず、二年生の方に寝袋を駆り、同級生宅に泊めてもらう。ホント、有難う御座います。。m(__)m

3) 教科書購入
寮に帰る途中でFall Bの教科書を買う。3冊で$300超という価格もなかなかのものだが、厚さも半端でない。今学期はMan-comというコミュニケーションスキルに関する授業を除き、ミクロ経済・コーポレートファイナンス・統計学と数字系の科目が並び概念の理解が何よりも重要と思われる中、この厚みは少々びびるものがある。ま、図が多かったりもするので、とりあえず斜め読みしてしまうべし。

4) 今学期の「やりたいこと」
今日は完全休養日にして、のんびりと予習をしつつ、今学期(今年中)にやりたいことを整理。ブログに書かなくてもいいんだが、何となく書くとコミットした気がするので:

① 各科目のしっかりとした理解(成績ではなく)
② インターンシップ候補企業との面接等具体的進捗(当然決まればベスト)
③ ホッケー、というかスケートが滑れるようになること
④ グループ運営でリーダーシップを取ること
⑤ Ambassador活動(HP更新、Trek計画)
⑥ Outward Bound Reunion(これは自分がやらなくても誰かやるだろうけど)

こうやって書き出してみると結構色々ある。忙しいのはいいことだが、体調だけは気をつけねば。

2007年10月23日火曜日

It's (f)all over

本日DECSIの試験が終わり、Fall Aのカリキュラムが全て終った。疲れもあるし心残りもあるが、とにかくTuckで最もきついと言われるFall Aを乗り切れたことを素直に喜ぼう。


試験が終ると、テスト用紙をすぐ回収され、Stell Hallに行くように言われる。初めはなんだっけ?と思っていたが、そうです、Tuck恒例の「Fall A終了おめでとうパチパチ」があるんです!これは二年生が全員正装して、Fall Aを乗り切った一年生にシャンパンを渡して祝うという何とも暖かいイベント。Stell Hallの入り口が閉められていることは普段ないが、おもむろにドアを開けるとスーツ姿の二年生がずらり。歓声と共にシャンパンを手渡され、「Congrats!」「Well done!」と皆が声をかけてくれる。感激ものである。











これからもがんばります!

2007年10月22日月曜日

親バカですが②

久しぶりにSkypeで子供の顔を見る。自分が2ヶ月四苦八苦している間に、また色々できることが増えたらしく、電話越しとはいえ正直驚いた。

以下、写真。(完全親バカです。スイマセン)


テレビに夢中。











マラカスを振って楽しそう。











自分の写真を指差す。(一枚お気に入りがあるらしい)










明日はいよいよ最後の試験。パパも負けずに頑張ります!

あと1日!

本日AccountingのFinal Examが終わり、Finalも明日のDECSIを残すのみとなった。Accoutningは初めのんびり解きすぎて時間が足らず、最後の1問丸々財務諸表の年を間違えたりして(涙)少々心残りがあるが、まぁそれも仕方なし。後は天に祈るのみである。

明日の試験が終わると5日間のShort-breakになる。といっても1年生の大半は就職活動絡みのTrekに参加する為、それ程ヒマではない。TrekとはBostonやNew Yorkに行って企業訪問をするもので、Wall Street Trek(投資銀行系)、Consulting Trek(コンサル)、Marketing Trek(事業会社のマーケ部門)等が各クラブ主体で企画される。自分もConsluting TrekのBostonパートだけ参加し、8社程度回って雰囲気を掴んでこようと考えている。Fall Bが始まればまた忙しくなるが、Intern探しも本腰を入れねばならず、これまで以上にハードな日々となりそうだ。

DECSIの試験勉強をしなくてはならないのだが、Accoutingの試験でふやけた脳を休ませる為、少々昼寝させていただきます。

2007年10月20日土曜日

Fall A is over!!

Tuck最初の学期であるFall Aが今週で終わった。今週末から来週にかけて試験があるが、まぁ試験は仕上げに過ぎないので「修了」と言ってもOKでしょう。


たった1ヶ月半だったが、これほど学び経験したことは記憶にない。単に時間を費やしただけでなく、考えさせられ、チームで切磋琢磨し、教授にChallengeする中でこれだけLearning Curveを高められるということがとても印象的だった。それを達成させているのは教授のQualityと熱意、それに応える学生達。最終日、DECSIとAccountingの授業を受けていて(いずれも非常に素晴らしい教授)、二人とも「このクラスが終わってしまうのが残念だ」とコメントし、学生からも「Oh..」と反応が返ってくる。最後に教授が挨拶するとクラス中から拍手と歓声が沸き起こり、教授も軽く手を挙げて応えながら教室を出て行く。なんだか感動してしまった。感動出来る授業って生涯で何回受けただろう。教えるということ、学ぶということの奥深さを改めて感じ、すぐ始まるFall Bにも期待が膨らむ。


* 一つ付け加えておくと、全ての授業が素晴らしかったとは言えない。教授に拠るところが本当に大きく、例えばAccuntingは2人の教授が別のSectionを受け持っていて、ウチのSectionの教授は絶賛されている一方、もう一方のSectionの教授は相当学生の評価が低い。僕らはOBの後半の教授が酷く(前回も書いたな・・)、リーディングと授業で話していることが関係ない、宿題になってたCaseは殆ど扱わない、話していることは分単位で代わってて英語の辛い僕らには地獄・・・と、泣きそうな授業だった。グループでも一度、宿題そっちのけで文句大会になったりした。一人は相当憤ってて、「No tie anywyere. No tie between the reading and class, no tie between the class and presentation slide, his examples has no tie with the principle」と全否定する始末。因みに彼は1時間以上かけてClass evaluationを書き、如何に彼の授業が酷かったかを克明に書き並べたらしい。高い授業料を払って時間を使ってる訳なので無理もないし、優秀な教授が多い中で平均以下の教授には学生も容赦ない評価をして当然だろう。


Tuck側も1年生がFall Aを乗り切ったことを色々な形で祝ってくれる。今日は食堂でイタリアンがServeされ、更にこの土日は試験勉強する学生のためにコーヒーとお菓子を24時間体制で用意してくれるらしい。こういう温かみはTuckの素晴らしいところだ。


更に今日はDartmouth大学のHomecoming week初日にもなっており、伝統あるBonfireというイベントがGreenで開かれた。要は巨大なキャンプファイヤーをDartmouth Greenのど真ん中に設置し、火をつけてその周りを1年生が走り回るというものである。100年以上の伝統行事で、1年生(Class of 2011)は何でも火の周りを111周しなければならないらしい。(自分は遅くから足を運んだのだが、汗だくの学生がそこら中にいたのを見て聞いてみたらそういうことだった。)ちなみにTuck1年生も結構いて、汗だくの奴に「111周したの?」と聞いたら「いや、9周。俺らはT09だし、2009周は無理だろ?」との答。笑 

高々と組まれた櫓はThayer Engineering Schoolの学生がデザインし、1年生が1日かけて組み上げるのだそうだ。櫓が見事に内側に崩れ落ちたのは印象的だった。(以下、崩落前・直後・崩落後の写真。最後の1枚は汗だくのクラスメート)











2007年10月17日水曜日

反省会

別に深刻なことは何もないのだが、ちょっと自分反省会。

1)DECSI Team assignment
木曜日に最後のTeamプレゼンがある。グループから進め方に就いて提案が出てこないので、皆に「ちゃんとケース読んでFindingがあればどんどんメールでシェアしよう」と声をかけたのだが、何も出てこなかった。しゃーない、と思ってモデルの修正から始めたのだが、これが結構めんどくさい。(難しくはないのだが情報量が多いので手間がかかる)で、グループのみんなはというと、専ら明日提出のIndividual Assignmentにかかりっきりなようで、12時を回ってもTeamのほうの話が一切出てこず・・・もうちょっと早くみんなで集まるか、作業を開始するようにUrgeすればよかった。結局モデル修正を一人でこなす羽目に。ま、Contributionという意味では大いに結構なのだが、Final前に一人焦っていたのがなんだか馬鹿らしい。ウチのグループは割と独立型で必要なければ集まらないという雰囲気が強いのだが、自由時間が取れる代わりにこういうこともある。来期は改善したいものだ。

2)OB mid term & coming final
OBの mid term examが返ってきた。結果は可もなく不可もなく、無難に乗り切ったというところでほっと一息。しかし、模範解答と自分の回答を改めて見比べてみると、「こりゃ温情で点がついたな」との感は否めない。時間制限のある中、英語でLogicをきちっと組み立て、説得力のある文章を書くのは本当に難しい。

明後日にはFinal examが配られる。教授のせいにしてはいけないが、後半の教授になってから前半以上にTakeawayが分かりにくくなっており、Exam前に何をどう予習したらいいのか極めて不安な状況だ。試験が近づくと、一つ一つの授業で何がポイントかClarifyしてなかったことを後悔する。仕事と何ら変わらんのです。

3)Sleep management
今日はホッケーを休んでしまった。どうにもこうにも疲れがたまり、8時から10時半くらいまで仮眠を取り、その後勉強を再開した次第。まぁ勉強という意味ではいいのだが、すっかり同級生の選挙演説を忘れてすっぽかしてしまった。Class President、Academic rep等の色々な役職に同級生が立候補してその演説が今日あったのだ。かなり楽しみにしていたので、無念。睡魔には勝てないし眠いときは寝たほうが体のためなのだが、Manageしないことにはこの忙しい環境でやっていけない。風邪も引きたくないし、なかなか難しいところだ。

と いうわけで、寝ます。おやすみなさい!

2007年10月16日火曜日

秋というには

寒すぎる。10月も半分過ぎたが、もう相当な寒さである。この間まで9月で、ああ紅葉が始まったなぁ・・と思っていたら、もう冬の予感。勿論紅葉スポットでは素晴らしい景色が楽しめるのだろう、しかしここTuckでは少々季節感が薄く、既に冬の閑散とした雰囲気が漂い始めている。ちなみに最近のTuck Hallと時計台の様子はこんな感じ。

これからますます寒くなる中、今は気軽に行けているホッケーやジムも億劫にならないかが心配である。(因みに今日はホッケー第二回に参加、残念ながら我がMasters of the Universeは負けてしまった。明日は必勝を期して頑張ります。)

2007年10月15日月曜日

IRON CHEF AMERICA

今日は10時から7時までひたすらStell HallにこもってAccounting・DECSIの宿題をこなす。先週に比べれば理解しやすい項目が多いものの、とにかく時間がかかるのが難点だ。その後、同級生宅にて奥さん手作りの餃子をご馳走になる。(本当に美味しかったです・・・m(_ _)m)

寮に戻って何気なくテレビをつけ番組表を見ていると、「IRON CHEF AMERICA」をやっていた。名前の通り、料理の鉄人のアメリカ版で、Food networkという料理専門番組がフジテレビから版権・アイデア権を買って放映している。ナレーションの入れ方から何から鉄人そっくりで、料理の出来がどうであれ、面白い。尚、フジのCSか何かで逆輸入して日本でも放送されてます。

IRON CHEF AMERICA

驚くのが、日本語の登場回数。SashimiとかWasabiは当たり前だけど、KombuとかDashiとか、野菜ならDaikon、しまいにはPankoまで普通に使われている。それだけ日本食・日本料理が浸透しているということなのかな?(勿論一般のアメリカ人は多分ここまで知らないけどね)


尚、誤解なきように、Food networkを見ているのはCaption付で見て英語の勉強をする為でございます。(ニュースとか見たほうがいいんだけど、Captionのタイミングがずれるからイマイチなのです。Food networkは略同時にキャプションが出るので、日常会話の単語を覚えるのにベストなのです。言い訳がましくてスイマセン)

2007年10月12日金曜日

Curricular & Ex-curricular activities

久々にちょっと真面目な内容で。


1. 税効果会計

今週のAccountingの授業は殆ど税効果会計に費やされた。自分も正直よく分からなかったが、現時点の理解はこんな感じ。間違ってたら教えてください。


1) 会社として認識する税金は、GAAPに基づいて適正と考えられる基準に沿って計算されたIncome Before Taxに対して税率をかけて計算される。

2) 一方で、実際に支払われる税金は必ずしも上記の額と同一にならない。理由は(特にアメリカでは)投資を促進する為に税金の計算上は加速度償却を認めたり(これは短期的には節税)、貸し倒れ引当金を積んだ場合でもその時点では損金にはしない(これは短期的には増税)等が挙げられる。これらは短期差異*と呼ばれいずれ消えるのだが、この差を埋めるのが繰延税金という考え。



* 尚、Permanent difference(日本語分からず)というのもあり、これは例えば税金をかける主体者である政府が発行する社債の利息のように、そもそも税金を取られちゃ意味のない科目が対象。この場合将来戻ったりなんだりしないので、繰延資産・負債としては計上しない。

3) 従って、何かの理由で税金額が会計上の計算と異なった場合、

  ① 節税=将来その分払う=繰延税金負債
  ② 増税=将来その分戻る=繰延税金資産


  を計上することになる。

4) ①であれば実際に繰延べた税金を払う時、②であれば戻りが発生する際に夫々反対の仕訳をすることでB/S上から消える。

ってなところ。ついでに昔話題になった銀行の繰延税金問題に関するサイトを色々見てみた。繰延税金資産って引当金のように判断を伴うものから生ずるので、引き当てた額が正しいかどうか、将来戻る可能性があるかどうか、によっては資産として無意味になってしまう。銀行の場合は自己資本比率の分子の定義に繰延税金資産が含まれているのであれだけの問題になったけど、一般企業の場合でも確かに影響はありそうな気がする。


ちなみに授業で扱ったDellのケースでは、日本でも話題になったバッテリー発火の問題で2006年8月にリコールをしてて、実は2006年2月に公表された決算書をよく読むと巨額の「Sale return allowance」が計上されていることが繰延税金資産の項目から読める・・・ということを教授が熱く(かつ楽しそうに)語っていた。会計上問題があるという訳ではなく、Ethicalな問題として「お前らバッテリー燃えるの知ってたんじゃないの?」という証拠になる、という議論。ソニーはどうだったんだか誰か知ってますか?(バッテリーはソニー製)


2. Be your own CEO
Visitorに面白い人が来た。何社も会社を渡り、今はExecutiveの人材派遣?みたいな会社を設立して社長をやっているらしい。題材はタイトルの通り、如何に自分自身という素材を(あたかも会社であるかのように)ManageしValueを上げていくか、というテーマ。月並みな内容とも思えたが、聞いてみたらプレゼンも上手で非常に面白かった。

その中でInterviewでの第一印象に就いて面白いExerciseがあったので紹介します。知らない人にやってみてもいいかも。

Step 1. 以下の単語を20秒見る。

Bed
Night
Dream
Relax
Awake
Nap
Rest
Eat
Slumber
Snooze 

Step 2. 上記を隠し(実際にはプレゼンでスライドが代わる)単語を出来るだけ思い出して書く。

結果はどうでしょうか??

このExerciseのポイントは、人がどう印象付けられるかということ。多くの学生が思い出せたのはBed、Eatの二つだったのだが、理由は明白で、Bedは一番初めの単語だから、Eatは一つだけ別のカテゴリーの単語だから(ほかは皆寝ることに関連)。更に面白いのは、多くの学生が「Sleep」を書いていたこと。実際自分も書いちゃいました。笑 ここからのTake awayは、全体としてのテーマが印象として残る、その時の「言葉」は必ずしも自分が言ったものと同一とは限らない、ということ。この例で彼は「Say important thing first. Try to be different. Create your story to empashize what you really mean.」という結論を華麗に説明しており、非常にImpressiveだった。



3. ピュリツアー賞Journalistとのランチ

今日(11日)、Wall Street Journalで2度ピュリツアー賞を取っているというJournalistがVisitorとして訪れ、スピーチをした。自分は運良くランチのLotteryにも当たったので、スピーチ後参加。さすがに話は上手で、数字を上手く織り交ぜながら今のアメリカの状況、特に大統領選挙の話題に就いて語っていく。

ランチの際、折角なので「今の日本の状況をどう思うか?個人的にはアメリカは政治と経済が密接で、それ故政治への興味もきわめて高いと思う。一方で日本では漸く経済が上向いてきたところだが、企業の自主努力によるところも多く、最近ではPrime Ministerも辞任したりして国民の政治に対する期待感は余り高くないと思っている。」と(こんなにサラサラと聞けてないけど)聞いてみた。彼の返答は、「アメリカで政治が経済を牛耳っているという訳ではないのだが、少なくともアメリカの国民は自分の給料が下がるような政策があればすぐに政治家に訴え、経済の世界から政治の世界へのアクセスが良いということは言えると思う。」というものだった。確かに僕らが不満があっても政治家に直接訴えたりはしないし、それを政治家が反映してくれるかというとそこまでの期待感はないなぁ、とちょっと納得。

逆に「日本の状況は正直よく分からない。一方、経済という面で、日本は中国を脅威だとは思っていないのか?」と質問されてしまった。とりあえず「むしろマーケットと捉えているケースが多いと思う。技術面では日本が優位に立っているとの認識がまだまだあると思うし、その点で言えば中国の技術力が日本を完全に凌駕するようになれば、間違いなく脅威になるはず。今は伸びるマーケットとして、安い労働力を使える場所として、ポジティブな認識を多くの日本人が持っているのでは」と答えてその場をしのぐ。一応「Interesting」と言ってくれたけど、正直稚拙な答えで普段から余りこういうことを考えていない自分にちょっと反省。(学生によっては質問リストを作ってきている奴もいた。えらい!)

もうちょっと書きたいことがあったのだけど、さすがに眠くなってきたので、この辺で失礼しまっす。

2007年10月11日木曜日

ホッケー!

行ってきました、初ホッケー。ほとんど何も出来なかったけど、疲れたー。早くまともに滑れるようになって、楽しめるようになりたいものです。

僕らが参加しているホッケーはTripod(三脚)と言って、初心者でStickにつかまってないと倒れてしまうような人も参加OK、ということを意味している・・・はずなのだが、みんなスイスイ滑ってるし上手い人はStick捌きも見事なもので、これは相当気合を入れないとCatch up出来ないと悟った。来週は3連発で試合があるので、気合で参加する所存。笑

ところで明日はAccountingのHomework dueなのだが、今日ホッケーに参加した奴も、そのあと寮のホールで飲んでいた連中も「やってない」「これからやる」という数の多いこと。(ちなみに今日のホッケーの時間は23:45~1:00です。)終いには「俺はもうAccountingあきらめたからいいんだ」とか言ってる奴もいた。ちょっとほっとするけど、そんなんでいいのか?という気もしないでもない。教授も分かってて課題を遅らせたりしてるが、こんなんでいいんだろうか?

2007年10月10日水曜日

ホッケー

の前にスケート。最後に滑ったのはいつだったかなぁ。いずれにしても20年ぶり以上。昨日同級生に教えてもらったが、今のところリンクに立てる&殆ど歩いてるのと同じくらいのスピードで進めるという程度・・・この状態で、今晩はホッケーだ。どんだけ転ぶか楽しみです。

ちなみに昨日行ったのはSachem近くのリンクで、Public skatingなので子供達がいっぱいいた。皆すいすいと楽しそうに滑って、追いかけっこをして、転んでもすぐ起き上がってまた追いかけっこを続けている。ウチの子にも将来教えてやれるようにならないと!

てな風に自分を追い込んでがんばってみます!

2007年10月8日月曜日

Another Hard week?

Finalまであと2週間。今週を乗り切れば何とかなりそうだが、一度風邪を引いてからなかなか改善せず、思うように時間が使えていない。対策として眠りの質を改善すべく、毛布とベッドマット(モコモコしたウレタン製のもの。Kmartで$10だった)を買う。おかげで昨日はかなり良く眠れた。短時間で効率よく睡眠をとっていくことが大事なので、これは収穫だ。

そう、Time Managementは(人によるだろうが)自分にとっては睡眠Managementと等しいものがある。大概風邪を引くのは昼間に眠くなって気を抜いた時だし。。よく東京でも電車で居眠りして風邪を引いたものだ。

今週は気合を入れてホッケーにも参戦予定。相変わらず会計が難しいのと、OBの教授が代わって更にReadingの量が増えたのが辛いところだが、めげずにみっちり勉強&スカッと運動と行きたいものである。

2007年10月5日金曜日

Hard week!

今週はきつかった。Accounting・DECSIの2科目で内容が少々高度になり、理解を追いつかせる為にかなり時間を要した為である。(週末だらけすぎたのも原因だが)

特にAccountingは先週Mid Termが終わり、今週から個別の会計処理(売上計上基準、商品在庫、Cost Capitalization、税効果等等)に関する講義が始まったので一気に難しくなった。Assignmentが授業の前に出る上にどれも実際の財務諸表を読み取ったりいじくったりせねばならず、グループでも皆苦労しており余りにもスピードが速すぎると文句を言う学生もいるくらいである。FAの授業はあと2週間で終わる。早く終われー。笑

Leading Organizationの授業は前半が終了、今週末にMidterm(Take Home Exam)が出されている。前後半で教授が代わる唯一の授業で、後半は明日から。どんな教授か楽しみである。前半の教授は(勿論経験豊富なのだが)やや授業コントロールに欠けており、議論が拡散してもその流れのまま議論をする傾向にあり、焦点が分からなくなったり時間が足りなくなったりすることが多かった。今日もNegotiationをテーマにした授業である生徒が質問したことを切欠に学生同士の議論が始まったのだが、何の議論をしているのか終いには分からなくなり、ある学生が「無意味だ。この授業のTakeawayが何なのかを考えるべきだ」と提言して漸く方向性が戻った。テーマどうこうというより教授の腕の問題だから仕方ないが、手放しで賞賛を受ける教授がいる中では若干見劣りがしてしまう。教えるほうも大変である。

夕刻、グループで初めてDinnerをした。インド料理に舌鼓を打ちながら、話す内容は専ら授業とホッケー。授業は上記のような状況への愚痴がほとんどだったが、ホッケーでは早くも骨折者が二人出たらしく、一人は左腕骨折で手術になってしまったらしい。自分も仕事をしていた時に何度か指を骨折してきつい思いをしたことがあるのだが、仕事なら仲間がいるので何とかなる部分があっても、今骨折なんかしちゃったら宿題や試験はどうしようもない。ホッケーは慎重に慎重に参加することにしよう・・・

ただ今午前3時10分。いまだにホールから喚声が聞こえてくる。今日はホッケーのドラフトパーティがあったので、きっとそのままなだれ込んで飲み続けてるのだろう。君達、明日も授業があるのだよ。ほどほどにしなさい。(と、今日は参加しなかったことを誇りに思う僕。)

それではおやすみなさい!

2007年9月30日日曜日

9月を振り返って

明日から10月である。Fall A開始から1ヶ月が経ったが、渡米からは2ヵ月半、早くも自分がTuckで学べる期間の1/4弱が過ぎ去ってしまった。留学に来られた方は皆言っていることだが、本当にあっという間だ。いい機会なので、この1ヶ月を中心にこれまでの反省材料とTakeawayを考えてみようと思う。

1. 授業全般
自己採点は70点くらいだと思う。授業についていけないということはなく、グループも比較的順調(Easy goingな奴が集まっているだけかもしれないけど・・)に進んでいるのだが、何となく完全燃焼し切れていない気がする。正直言ってReadingのスピードも「本気で読んでいる」時の80%くらいしか出せていない感じだ。単に時間管理の問題といえばそれまでなのだが。。。何とか明日から気合を入れなおそうと思う。

夫々の授業からは非常に意味のある内容を学べており、その点に関しては大いにTakeawayありと言えるだろう。特に、DECSIで様々なケースから学ぶモデリングの技術と考え方、AGMで学ぶ分析手法の二つはこれまでに触れることのなかった領域で、今までの仕事を振り返ると「ああ、あの時このことを知っていれば」と度々思ってしまう。勿論、試行錯誤した経験があるからこそ授業で有り難味を感じるという面もあるのだが、体系的に知っていることの強みは大きい。

そう、自分で書いていて改めて思うが、「体系化」は大きなテーマだ。Accountingもしかり。


2. 英語
英語に関しては初めの1ヶ月で大いに苦しみ、少しレベルアップした感じはあるので、その点は収穫だろう。ここ1、2週間は停滞中だが(笑)、また次の階段を目指して頑張ってみたい。積極的にコミュニケーションをとって、分からなかったら聞き流さず、しつこく吸収していきたい。一番分からないのはちょっとした会話表現なので、その部分を伸ばすには話すしかないのだ。(ちなみに、日常会話はテレビでClosed Caption付で見ても分からないことが多い。単語はみな知っているのに。悲しい限り。)

ちなみに、今日は夕食をグループの一人(Joe)ととったのだが、こいつが最近先生役をしてくれることが多くて嬉しい。自分が何か言った際、言い回しがおかしいと指摘してくれるのだ。これは非常に勉強になるし、逆にちょっと言ったことが分からない時に聞いても丁寧に教えてくれるのであり難い。今日も会話の中で彼が「Cast a net」と言って、何それ?と聞いたところ、「ああ、直訳はそのまま網を投げるってことだけど、今はみんなに対して「返事待ちメール」を打つ、っていうことを比喩的に使ったんだよ」と説明してくれた。うーむ。言われてみれば分かるけど。笑 いずれにしても、貴重な存在である。

先日就職活動のレジュメを入力していて思った。英語を「母国語レベル」と言い切れる日は来るのだろうか。いや、きっと来ると信じて明日も戦うべし。

3. 就職活動
インターン獲得の為にいよいよ本腰を入れて動くことになった。これまで種々のCompany Briefingに出て雰囲気を掴んできたが、結論としてはNetworkingに頼って進めることになりそうだ。つまりコネである。言い方は悪いが、これこそTuckの名前をフルに活用して進めないといかんともし難い感がある。過去にインターンを獲得された方の話を聞いても競争はきわめて厳しく、そこに「1年働きたいんですけど。転職もしないんですけど」と乗り込んでいっても勝ち目はない。先ずは就職課のツテを頼り、その間自分で出来る限り案件を探していくほかなさそうである。

4. その他
ビジネススクールに来るメリットとして、企業や活動家の講演が頻繁に聞けることがある。英語の問題で聞き取れないこともあるのが残念だが、経験のある人の話はとても含蓄があり、これぞGeneral Management、という話を聞けるのが嬉しい。

先日も、Democratsのディベートと同日にNew Hamsphire州知事のスピーチを聞く機会があった。ハーバードでMBAを取り(残念ながらTuckではなく。。)、CEOとして一企業の建て直しをした経験を持つ方で、如何にPublic Sectorに民間の手法を、それも真っ当な方法で取り入れていくか、という話を分かりやすくしてくれ、非常にためになった。幾つか覚えている範囲で紹介すると、

・企業の建て直しで私がモットーとしたことは一つ、「売上がコストを上回っていれば会社は儲かる」ということ。ただし、このことをあらゆる側面から実践していくことが重要。
・知事として始めた仕事も、先ずはコストをどうやって抑えて州内の企業が利益を上げやすい環境を作るかが第一。この一環として、医療事務の電子化を全米でも高いレベルで実施した。州という単位でProfitableな環境を作るという発想は、基本的にCEO時代と変わらない。
・(どうして州知事になろうと思ったのですか?に対し)州知事なったのは昔からPublicの世界に興味があったから。やりたいことに挑戦しただけであり、端的に言えばリスクをとったということ。赤字企業のCEOになったのもリスクをとったことに変わりはなく、本質的な違いは「やりたいことをやった」という点にしかない。
・(学生にキャリアとして何を薦めますか?に対し)これから君達は様々な業界の一流企業に就職することになるだろう。是非大いに仕事をして、将来どのようなキャリアを求めるかどうかに拘らず、そこで自分を磨いてほしい。それが最も良い道。

すぐ記録しなかったせいで今ひとつニュアンスが出せないが、クリアカットですっと入るスピーチだった。知事のスピーチがTuckのホールで聞けてしまう、という事実に、自分のいる環境の素晴らしさを痛感する。

来週からもVisitorはひっきりなしである。是非どんどん参加したいと思う。

2007年9月28日金曜日

Democrats Debate

昨日26日、Democrats(民主党)のDebateが行われた。Dartmouth大学でDebateが行われるのは約50年ぶりとのことで、若者を中心に大盛り上がりのイベントとなった。僕らは事前のTicket Lotteryに外れてしまった為、Watch Partyと呼ばれるイベント(体育館に大型スクリーンが用意され、皆でDebateを観戦?する)に参加した。政治活動には違いないのだが、皆の盛り上がり方はほとんどお祭り騒ぎ。Dartmout Greenには大勢の人が集まり、めいめいに候補者を応援していた。日本では有り得ない光景だ。


Debate自体も面白く、各候補者がイラクや福祉などの問題について意見を戦わせる。同じ民主党内で先ず大統領候補を決めることもあり、意見はあちこちで対立し、それがまた面白かった。あとは、Debateの勝者は誰か?ということに皆非常にKeenで、翌日のクラスでも結構話題になったりした。このあたりは政治がどうこうというより、完全にゲーム感覚である。個人的にはヒラリーよりもオバマのほうが落ち着いて自説を述べていたので良かったと思うが、ネット投票ではヒラリーが勝った、との意見が多かったようだ。

今後のスケジュールとしては、1月22日にニューハンプシャー州の予備選挙があり、これが全米でも早い予備選挙となる為、結果が注目されるらしい。引き続き楽しみである。


最後にびっくりしたことを・・・ 今日の午後Admissionの女性と廊下で会ったときに「Mick、あなた新聞に出てるわよ」と言われ、へ?と思ったら、新聞を持ってきてくれた。見ればこのあたりのLocal紙であるValley Newsの写真に僕ら一行(カコミ部分)が写っている。これには驚いた。きっと様々な人種の人が写っている写真を選んだのだろうけど、いい思い出だ。ネットにも出ていたので、手前味噌ながら引用させていただきます。本文はこちらから→ http://www.vnews.com/09272007/4251931.htm



Published 9/27/07

An overflow crowd of Dartmouth College students and community members watches the televised Democratic presidential primary debate on a large viewing screen at the campus’ Leede Arena in Hanover last night. (Valley News — Jennifer Hauck)

A Debate on Security(以下本文省略)

ではまた明日!

2007年9月26日水曜日

モチベーション

Fall Aは基礎編という位置付けだが、非数字系科目としてLeading Organizationという授業がある。ややFuzzyな授業なのだが、これがなかなか面白い。組織で動く際の心理的落とし穴、個人レベルでの心理的バイアスに関する授業を経て、目下のテーマはモチベーション。3回に亘って如何に人がモチベーションを下げるか(De-motivation。こっちから入るところも興味深い)、逆に上げるか/上げられるか、に就いて、様々な理論と実例をベースに学んでいく。

この分野の研究も相当なされているようでテキストやCase自体も面白いのだが、グループが楽しい。自分一人では出てこない発想が、皆で理論を当て嵌めて考えていくことによって想像以上にたくさん産まれてくる。数字系科目で議論するのとはまた違う哲学的な面白さと広がりがある。

この授業での教えだが、人はカネだけでは動かない、単に厳しく管理すればいいというものではない、ということを実感することが出来るのはとても有難いことだ。帰って実践できるかどうか、がポイントだ。笑


今日も授業頑張ってきます!

2007年9月24日月曜日

AGM Exam終了、ほか

この週末はあっという間に過ぎてしまった。というのも、風邪を引いてしまった為だ。疲れが溜まっていたところにDECSI試験が終わった解放感も手伝い、つい気が抜けてバイキンにやられてしまったらしい。やむなく日曜日午後にやる予定だったAGMの試験を夜に変更し、日曜日はほとんど寝て過ごす。

AGMの試験はTake Home Examと呼ばれるもので、持ち帰って自分で時間を計ってやる。今回は4時間、Open book(何を見てもOK)と最も自由度が高いタイプ。学生はこのルールを遵守することがHonor Codeによって定められている。実際時間をかければいい点が取れるような試験でもないので、敢えてHonor Codeを破る学生もいないのだろう。

内容はまだ試験期間なので書けないが、この授業で学んだ「General Manager's job」と「Analytical skill(専ら、Frameで考えるということと理解)」は非常に面白かった。振り返ってみると、うちの会社ではついついManager's job/Player's jobに勤しんで、General Manager's jobには意識が行っていないことが多い気がする。商社ってそういう会社なのかもしれないけど・・

それではおやすみなさい!

2007年9月20日木曜日

DECSI Midterm 終了・・・

試験勉強で更新をしていなかったが、本日ようやくDECSIのMidterm Examが終わった。正直、玉砕です。難しすぎるよー。まぁ、試験終了後どの学生も「What is that?」とか「Disaster」とかぶつくさ言ってたし、しまいには「I am angry. This is not fair.」と本気で怒る学生もいたくらいだから平均点も相当低いと思うけど・・・一発目の試験だから仕方ないけど、Practice Problemでそれなりに解けていたつもりだったので、すっかり騙されました。せめてModelingに間違いがないことを祈ります。

ところで先日Wall Street JournalでMBAランキングが発表され、Tuckは見事No.1に返り咲きました。これを受けて早速Celebrationが実施されたので、写真を掲載します。授業の合間を縫って皆がHallに集まり、シャンパンが振舞われ、Deanが誇らしげにスピーチをしていました。こういう純粋な雰囲気、皆で祝おうという姿勢(メールもDean自ら発信)はとても楽しいです。

写真:

語る学長。













ホール中に集まった人々。











TUCKの色が生々しい、ケーキ。












Tuck #1!の旗。(注文早すぎです。)











それではまた!

2007年9月19日水曜日

理想と現実

なかなか思うようには行かないものだ。午後の時間を如何に有意義に使おうか、と考えていたが、どうにもこうにも眠くなってしまい、7時から10時のゴールデンタイムを丸々睡眠に使ってしまった。30分で起きる予定だったのに気がつけば10時。FAの教科書も読んでなければAGMのケース(金曜の予習。グループが明日あるので)にも目を通してない、レジュメのUploadもやらなきゃ、と焦る。

しょうがないので腰を据えて机に向かい、3時半の時点で一通り「やることリスト」はつぶせた。後は明日のAGM(Body Shopのケース)に備えてどれだけシミュレーションをしておくか、だ。こればっかりは時間を幾らかけてもいいし、頭の整理でもあるので、明日コーヒーでも飲みながらやることにしよう。

ここからは一人反省会。結局時間に追われると、どうしても無意識に「やっつけ」に行ってしまう。どの教科もそうだが、表面的に理解する、宿題が答えられるレベルになる、というのと、与えられたものやOptionalの課題までとことんやるのでは随分違いが出る。時間的にすべて「とことん」やるのは間違いなく無理なのだが、将来を見据えて押さえるべきと思うところは徹底的に時間と頭を使っておかないと、数年後数十年後に後悔するか、後悔もしないまま気づきもしないか、で終わるんだろう。そう思うと寝てられないはずなんだけど。笑

明日は日本からビジットの方が見え、ランチをみんなで取る予定になっている。久しぶりの1年生集合、2年生との顔合わせも楽しみだ。

2007年9月17日月曜日

Some findings

今日、印象に残ったこと。

1. KITA

先日難しいと言っていたOBのリーディングに就いて同級生に聞いてみたところ、「あれは難しいと思う。Too Academicだ」とほっとする答えが返ってきた。更に自分が「そうだよね。単語分からないのが多くてさ。略語の”KITA”も意味不明だし・・・」と聞くと、同級生は笑いながら「ああ、KITAね。Kick In The Assの略だよ」とあっさり教えてくれた。

教授よ、超・Academicな論文でそんな略語使わないでくれー。電子辞書引いても載ってないぞ!!(因みにその後のグループでインド人に教えたら、そいつも知りませんでした。笑)

2. 教授の巧さ

今日はFAとDECSIの授業だったが、いずれの授業も教授の進め方が素晴らしく、内容も然ることながらその巧みな授業捌きに感心している。要点を教えることも勿論だが、共通しているのは「生徒を犠牲にしない心、常に発言をRespectする姿勢」といった感覚である。例えば今日も、FAの授業である生徒がキャッシュフローに関して「What is the number of wages and salaries paid?」と質問され窮していたところへの教授の助け舟が素晴らしかった。「OK, then I give you three choice. First, 280. Second, 1 million. Third, (少々の沈黙を挟んで笑いながら)None of above.」当然答えは1なのだが、笑いを取ってクラスの雰囲気も良くなったし、この質問自体も280以外の数字は根拠がないから有り得ない、っていうことも暗に示していて、つくづくプロだなぁと思った。自分が塾講師をしていたときにこんな捌きが出来てたらどんなに生徒が楽だっただろう、とも思う。

評判の良い悪いはあるが、Tuckの教授は皆親切且つ情熱を持っており、心置きなく勉強が出来る。ハードなスケジュールでも授業が楽しめるのは本当に教授陣のおかげである。


今日9時から11時までグループをやって大分進んだので、明日はグループなしになった。この時間をどう使うか、よく考えねば。AGMとDECSIのExamもあるし、Intern探しの作業も色々進める必要あるし、ちょっと運動もしたいし・・・こういう悩みもまた楽しいものである。

今日は、疲れたけど充実感のある一日だった。また明日も頑張ろう!

部屋にこもった日曜日

今日は午前中にWhittmore(綺麗なほうの寮)のジムに行った以外、基本的にずっと部屋で宿題をこなした。今日は大学受験の時のように、「余り集中せずだらだらと勉強する」というスタイルでやってみた。これだと効率は良くないのだが比較的長時間の勉強に耐えられるので、量をこなすことが要求される時に敢えて取るスタイルである。こんな方法が取れるのも仕事をしていた頃には考えられないことだ。本日の終了項目は以下の通り:

FA - Cashflow関連の宿題×3(所要時間2.5時間)
DECSI - プレゼン準備、テキスト読み、回帰分析関連の宿題×1(所要時間2時間少々)
AGM - Body Shopのケース読み、教科書読み(所要時間2時間半。ケースは終わらず)
OB - Reading Assnignment×2、ケース読み(所要時間2時間。流し読み)

合計所要時間はざっくり9時間。12時から勉強を始めて今1時、間にWNBAファイナルを見た時間があるから計算は合う。このくらいのペースならなんとか持ちそうな気がするが、これから更にきつくなってくるとの話も・・・大丈夫か・・

予習をしながら、息抜きをしながら、色々なことを思った。

① Body Shopの経営ケースを読みながら、日本での活動が気になってサイトを見たら、なんとケースの主人公である創業者がつい先週亡くなったとのこと。日本人だけでも数え切れないほどの書き込みがされており、彼女の影響力の大きさに驚く。僕らが授業でケースを扱うことは彼女の逝去と何の関係もないが、偶然とはいえ何とも言えない気持ちである。せめて真摯に彼女の経営理念に就いて考え、議論をすることがせめてもの務めだろう。

② Motivationに就いてのリーディング。これまで会社で色々な人にMotivateされ、逆に上の立場としてやる気を出させようと頑張ったり、逆に叱り過ぎて上手くいかなかったりしたことを思い出す。こういう機会に自分を省みることが出来るのは嬉しい。授業で発表できれば更に良いのだけど。笑

③ WNBAの決勝を見る。ホームチームのデトロイトが負け、フェニックスが優勝した。デトロイトを応援していたので残念だ。ちなみに、デトロイトの監督はビル・レインビア。僕ら世代のNBAファンなら誰もが知っている、ピストンズのHeel(悪役)プレイヤーである。彼がヘッドコーチを務め、応援席にはチャック・デイリーが座り、更にカール・マローンもいる。マローンの娘がデトロイトのセンターとしてコートに立っているのである。中学時代、初めてNBAを見たのは日本で開幕戦をした時(テレビで見た)で、マローンはユタでストックトンと名コンビを組んでいた。つくづく昔日の感がある。

④ 現実逃避して過去のTuckの方のブログをボーっと見ていたが、どうやら僕らは大分楽が出来ているようだ。アサインメントの量が(少なくともブログを見る限り)昔より相当減っているように思われる。寸暇を惜しんで与えられたリーディングを読みこなしていた先輩方に比べると、もっと気合入れなきゃいけないかな・・・と思う。実際教科書も、宿題を先ずやってみてわからなかったら読む、みたいな読み方が殆どだし。(AGMは別だけど)
同級生の皆さん、どうしてます?

なんだか寝るタイミングをなくしてしまった。朝一番で車をパーキングに置きに行かねばならないので、取り合えず横になることにしよう。おやすみなさい~。

2007年9月16日日曜日

9月15日

今日は日記風に。


昨晩遅くまで飲んでしまい、二日酔いのまま12時からのグループに参加する。飲みは毎週末に行われる寮飲みだが、昨日はビアポンに初参戦した。ビアポン(Beer Pong)は要は卓球なのだが、台の上にビールの入ったカップを並べて狙い、ピンポン玉が当たれば半分、カップに入れば全部飲み、カップが空いたらどけていく(よって全部のカップがなくなった時点でそのチームの負け)というゲームである。日本だと居酒屋で山手線ゲームをやるような感覚かも。

やってみると、普通の卓球のほうが簡単に思えるくらい、意外と難しい。学生の間でもやはり実力差があり、特にダートマス大学出身者は総じて上手い。この学校の伝統か。いずれにしても悔しいので、闇練(?)してリベンジすることを心に誓う。

グループはDECSIのケースのみ。初めてのグループ・アサインメントで、月曜日の授業でプレゼンが出来るようにしておかねばならない為、結局3時間半もああでもないこうでもないと議論をした。少々ポイントがずれてしまった部分もあったが、教授も「余り細部に拘らずグループとしての作業をどんどん進めることに重点を置いて」とアドバイスしてくれていたので、しつこく口出しするのは途中で止めてしまった。正しいと思っていても、英語で議論を吹っかけて論破する(Respectを忘れずに)のは結構骨が折れるし、自分も普段助けられている中で間合いのとり方が難しい部分もある。


グループ終了後は買出しへ。食料が底をついてきたので、コープでアジア系のカップラーメンとか冷凍カレーとか、寮で調理可能な食材を買い込む。ついめんどくさくてカップラーメンとかで済ませてしまいたくなるんだよね・・・。栄養失調にならないよう気をつけねば。

さらに文房具を買いにWest LebannonのSTAPLESへ行く。目的はバインダーのインデックスで、授業の配布資料をどう整理するのがいいか迷っていたのだが、いいのが見つかった(写真)。インデックス自体は透明で何も書かず、代わりにバインダーの一番後ろにインデックスの中身を書いた紙を印刷してクリアファイルに入れ、夫々の中身が分かるように出来る。こういうの日本でも作ってほしいものである。

来週の分を準備してみたが、かなり便利。毎週代わる授業スケジュールに併せて順番を入れ替えることが出来るからである。(メーカーのWebsiteにWordのテンプレートが置いてあり、ちょこちょこっと打ち込めばリストが作れるし修正も簡単。)曜日と授業名を両方書いておけば、予習でも授業でも迷わずに済む。準備に少々時間がかかるが、結構快適である。

夜はのんびり予習をする。来週のAGMはBody Shopのケースが扱われ、身近で面白い。確かにBody Shopの宣伝なんて見たことないよな・・・と納得しながら半分くらい読む。(全部読もうと思ったけど、20ページ弱あって挫折)OBではMotivationに就いてのリーディングが宿題になっており、これまたそこそこ長い。しかもなんか知らんが異常に難しい。いくら飛ばし読みをするとしたって、殆ど全部のパラグラフに分からない単語が登場するのは勘弁してほしい。時々こういう超・Academicなリーディングが用意されているのがこの授業の辛いところである。(かといって授業が分かり易い訳でもないのだが・・・笑)

ジムに行きそびれてしまった。明日はちょっと早起きして1週間分の運動をすることにしよう。

ちなみに今夜中の1時半を回ったが、ホールでは「Mexican Party」が行われており、重低音が響いてくる。事前の案内には1時までとか書いてなかったっけ?昨日飲み過ぎたので参加を断念したが、参加しなくて良かった。笑

では、おやすみなさい・・・

2007年9月14日金曜日

シンプソナイズ・ミー

友人二人がやっていたので、早速僕も試してみた。写真をアップロードすると読み込んでくれて、シンプソンズのキャラクターに化けることが出来ます。細かいところはいじれます。
自分と息子でやってみました。息子は1歳に設定したら髪型のチョイスがほとんどなく、あえなくこんな髪型に。。。実際はもっと髪あります。笑

トライされたい方は以下のリンクからどうぞ。

http://simpsonizeme.com/

2007年9月13日木曜日

思うところ

9月14日金曜日になった。明日の宿題を済ませ、ちょっとリラックスしている。金曜日の授業はDECSIのみ(しかも2限から)で、午後もマッキンゼーの会社説明に出るくらいと結構楽な一日だ。という訳で、最近考えていることを徒然と書いてみようと思う。

その1.何がしたいの?

アメリカに来てからというもの、取り敢えずがむしゃらに目の前のことに向かっていくだけの日々が続いていた。However、特に今週になってCareer Development関連のプログラムが始まってから、「何がしたいの?」「どうなりたいの?」という質問にいやでも直面する機会が増え、自然と考える時間が増えている。

正直言って、今までの人生で本気で選んだものは少ない。人によっては全て自分で選んできたと言い切れる人もいると思うけど、自分は到底そうは思えない。本気で「取り組んできた」ものはそれなりにあるつもりだけど、自分で選んだかと言われると、殆どNoである。英語(というか英会話)だって親が教室に連れて行かなかったらやらなかったかもしれないし、バスケットは同級生に誘われて始めたし、仕事は何社か落ちて初めて内定をもらったところに決めたし。。決して自分を卑下するつもりはないのだけど、本当に自分の意思と決意で決めてきたことは本当に少ない気がする。

例外は嫁さんと、今回のビジネススクールである。ビジネススクールに行こうと思った切欠はブラジルでの3ヶ月だった。ブラジルの某一流企業との交換研修で多くのMBAホルダーに出会ったこと、そもそも大学で Business Administrationを学んだという社員が多くいたことで、MBAという遠い世界がずいぶん身近になった。結果として自分はMBAを取らない研修制度に応募してTuckに来たのだが、要は学べばいい訳で、今回の選択に何の後悔もしていない。問題は次のステップとして何を選ぶのか?にある。正直、ここまで白紙の環境に置かれたことは過去30年の人生で初めてで、戸惑っている。そういう意味で本当にいい機会をもらったとも言えるのだけど。会社を辞めることは全く考えられないしそのつもりもないが、将来何がしたいのか、何を達成したいのか、一生懸命考えて次のStepを決めていこうと思う。

Internshipは出来ればコンサルでやりたい。ハードルは物凄く高いけど、単純に面白いと感じるし今以上に厳しい環境に置かれることも間違いない。


その2. 子供が1歳になった

9月14日は息子の誕生日である。1年前に産まれた時は今の状況を想像だにしていなかったが、何はともあれウチの子は1歳になった。凄いことだ。嫁さんも今までにない苦労をしてくれて、一人で頑張ってくれたことに感謝してもしきれない。

結局のところ、如何に恩返しをするかだろう。Tuckに来てから様々なOrientationを受けてきたが、この学校を貫くものは恩返しなんだと思う。家族に、親に、会社に、友達に、同級生に、社会に、ちょっとでも貢献できればいい。今ニュースをClosed Caption付で見ているが、このCaptionはどう見ても機械がやる仕事ではなく、夜中に仕事としてCaptionを打っている人がいるのだろう。凄いことである。自分は単に勉強の為に使っているが、これなしではテレビを見れない人もいるだろうし。


その3.安倍首相辞任

びっくりした。何にって、辞任もさることながら、恥ずかしいことに中国人の同級生に教えられて初めて知ったのである。いやはや。。

色々とニュースを見て、辛口な意見が飛び交っているのを見る。自分は元々政治に然程興味がない(なんて言っちゃまずいんだろうけど)ほうだが、今回の辞任劇に就いては個人的には安倍さんが可哀相、という気がしている。確かに辞任のプロセスは無茶苦茶というか、個人が会社を突然辞めるのに置き換えても「うまくない」やり方だ。批判されても当然だろう。

では、どうしてそんなやり方を選んだのか?判断が可能な状態(含む体調)だったのか?そこまで追い込まれたのは彼個人の資質が全ての理由なのか?そもそも首相になりたくてなったのか?なりたかったんだろうけど、祭り上げられてしまった結果ではないのか?・・・等等考えていると、どうも純粋に批判的立場を取ることが出来ない。これ以上書くと問題もありそうなのでやめておくが、小渕首相の例もある。何が正しいのかは分からない。


その4. アプローチ

戦略コンサルのWorkshopに出て、自分の物事へのアプローチは良くも悪くも子供の頃から変わっていないことに気づかされる。多分、一生変わらないと思ったほうが賢明(Conservative)なのだと思う。その前提でせめて枠組だけでも学んで、将来の自分の幅を広げることに時間を使いたいものである。


その5.Punch Line

日本語で言えば「オチ」である。しょっちゅう出てくる言葉で、インパクトのある言葉とかCaseのポイントといった意味もあるようだ。Bottom Lineとはまた違った感じの言葉で、最近では印象に残った言い回しの一つである。

どうでもいいが、アメリカ人はジェスチャーが豊富なのだが、両手をチョキにして顔の前に出し、指をピコピコッと曲げる仕草をする人が非常に多い。イメージとしては何かを切っているような仕草なのだが、どうもよくわからない。誰がいつ始めたんだろう?


その6. バッファロー・ウイング(写真)

揚げたチキンにバッファローソースを和えたもので、こちらでは極めて定番の料理。昨日近くのバーで週1回の激安デーがあったので、たらふく食べてきた。ちょっと酸っぱくてしょっぱめのソースなのだが、慣れると旨い。アメリカに来た初日にご馳走になった時は「何この味?」と思ったけど、Tuckの食堂に辟易している今は文句なしに旨いメニューの一つになってしまった。


眠くなってきた。内容もどんどん程度が下がって来たので、この辺りで終わります!ではまた。