2007年12月18日火曜日

Done!!

今しがたEcon(経済学)の試験が終わった。これをもってFall Termは全て終了。Stell Hallでは試験提出後の学生が集まってワイワイ盛り上がっており、「Done!!」「Have a great break!」とあちこちから聞こえてくる。成績がどうとか関係ない、開放感に満ちた一瞬。

振り返ってみると、Fall開始は1年も前のような気がする。それが学んだ内容の濃さから来るものなのかは分からないが、人間関係・勉強・ホッケー・課外活動等等、新しい世界で今までにない経験が出来たことは疑いない。あと半年、再び1年と思えるような充実した日々を送っていければ最高だ。

昨日Winterのセクション割り・グループが発表された。幸か不幸かメンバーは皆知っている奴ばかり。合計5人(自分含む)のうち3人は元同じセクション、一人は寮で同じ階のアメリカ人、最後の一人はInternational Orientationから知っているブラジル人と気楽なメンバーである。知っていることをプラスに向けられるかどうかだが、気楽にスタートできることは本当に有難い。


さて今日は何をしよう?午後はバスケかな。笑

2007年12月17日月曜日

Final

現在日曜日夜中。Final ExamもStats(統計学)が終わり、残るは2つ。今日は専ら明日のCapital Marketの勉強に勤しむ。

やっぱりよく出来てるな、と思うのが、試験の為とはいえFinal向けの勉強が知識の定着や理解にとても役立つということ。例えばStatsは正直授業を通じても全くもって「なるほど!」という感覚が掴めなかったのだが、必死に問題を解き、分からないところを同級生に聞いたりしている中で整理がついてきた。すると相関性のあるCMのリーディングも前より数段分かりやすくなって「お、これはちょっと学んだな」という気になるものである。一件関係のないように見える科目でも、恐らくどこかで繋がっているのだろう。若しくは意識的に繋げるのかも。

一日CMの復習をしている中で、今までやってきた商売のことをあちこちで思い出す。たとえばArbitrage(裁定取引、相場より高く・低く値段がついた金融商品があるとすぐさま利益を出すことが可能で、そのTransactionのこと)。それから、Market Efficienty(情報がどれだけ株価に織り込まれているか、と言う考え。完全に効率的なMarketには情報格差はない)。カネかモノかの違いはあっても、資本市場の仕組と物流商売の関係ってやっぱりどこか似てて、僕らがやっている商売、実はArbitrageを取りに行っていることが多い。情報の格差、需給のギャップ等から一瞬生まれる商売チャンス。誰かがそのギャップを埋めた瞬間、商売チャンスはお終い。それをきっちり取れることも勿論大事なことだろう。ただ、それはValueを産んではいないような気もする。誰でもやれることをやっていても長く続くことはない、という意味で、矢張り単体物流(特にMere trading)はそれだけでは重要性を失いつつあるのかもしれない。

数字も出せて意義のある商売。俺は作ったと言い切りたいものだ。

2007年12月13日木曜日

Fall class is over!

本日をもってFall B Termの授業が全て終わり、Winter Breakまで3科目の試験を残すのみとなった。最終日の授業はEcon(経済学)とCapital Market(CM、資本市場)の二つだったが、何れもベテラン教授が教えていたので「締め」が素晴らしく、Fall Aに続いて感動させられてしまった。


CMの最後はこんなコメントで締めくくられた:

「自分はお金がほしくて教鞭を執っている訳ではない。ここでの給料はBeer Money(ビールを買う為のお小遣い)みたいなものだ。じゃぁ何で来ているか?もう自分は子供も二十歳と二十二歳になり、自分の話を余り聞かなくなった。奥さんはとっくの昔に話を聞かなくなったので、自分の話を一生懸命聞くような相手は周りにいない(爆笑)。ここに来れば自分の話を60人以上の生徒が真剣に聞いてくれて、それで給料も貰える。こんな素晴らしいことはない。時には自分の教えたAlumniから手紙を貰うこともある。(といって最近貰ったというグリーティングカードを読み上げる)これだから、辞められないんだ。

18回の授業は本当に大変だったと思う。時にはクラス中がBlank face(ぽかんとした顔)になっている時もあったが、よくついてきてくれた。君達がFinanceの世界に行くか分からないが、少しでも君達の役に立てば有難い。Thank you」



しばらく拍手が鳴り止まなかった。



授業の後、席を立とうとする学生を一人の学生が「ちょっと待って」と止める。実は自分も携わっていたのだが、最後にセクション・アワードを発表するのである。シャンパンが振舞われ、クラスで一番質問してた奴、将来大統領になりそうな奴、寝てばかりだった奴、等等各賞を投票をもとにして発表していくのだ。15分足らずのプレゼンだったが、大うけで本当に嬉しかった。何せこの為に昨晩、プレゼン作成チームは11時から4時半まで起きていたのだから・・おかげで授業は死にそうだったけど、授業の課題以上に皆が真剣になって取り組んだ充実感はこの上ないものがあった。



アワードはこんな感じ。

「Most likely to date an undergrad(アングラの学生とデートしそうな奴)」



アワードされなかったクラスメートにもスライドを用意し、クラス全員が登場。




最後に、みんなで記念撮影。寒い中外に出て、セクションTシャツを着てパチリ。



素晴らしい仲間達と最高の経験が出来たこの4ヶ月。思い出は尽きない。

2007年12月11日火曜日

Journey - Don't stop believing

高校生くらいの時に結構はまって聞いてたJourney。こちらでもメジャーという程ではないんだけど、この曲は必ずパーティでかかるんだよね。しかも、皆「待ってました」とばかりに大合唱。古きよきアメリカ、という感じで結構好きな瞬間です。




2007年12月10日月曜日

Winter Formal

土曜日に行われたWinter Formal Partyに参加した。皆で正装して集まるだけ、と思っていたら、サンタが20人以上、他にもクリスマス絡みの衣装を着た学生が一杯いて驚き。会自体はいつもの通りだったが、普段話さない学生とも何故かたくさん知り合えて、嬉しかった。













もうすぐクリスマス。Finalが終われば長かったFall Termも終了である。後一頑張りだ。

2007年12月8日土曜日

NPO

もう一つ書きたいことがあったので追伸です。

今日、Vital CommunitiesというUpper Valley(Hanoverを含む広い地域の総称)で活動するNPOのDirectorの方の話を聞くことが出来た。Lenさんという方で、奥様が日本で英語を教えていたこともあり日本との繋がりが深く、奥様は日本人パートナーを集めて定期会を開いたりもされている。

詳細は省くが、改めて感じたのはNPOって米国という国の一つの象徴だということ。米国でNPOが極めて盛んなのは周知の事実だが、これを取り上げて「日本のNPOは遅れている」とかいう議論をするのはおかしな話で、寧ろ何故そこまで米国ではNPOがコミュニティ活動をやらなくてはいけないのか、というところが問題である。移民の国であるアメリカ、United Statesであるアメリカ、世界一の経済国且つ(恐らく)世界一の経済格差国であるアメリカ。Upper Valley地区は相当田舎なのだが、僕らの住むHanoverから1時間も車で行けばかなりの貧困地域になり、お金が無くて学校が不足するというような先進国には考えられないことが間近で起こっている。聞きかじったことだけをここで書いてもしょうがないのでもう少し考えてみたい。アメリカという国のモデル、日本のモデル、更には世界経済全体に就いて、そしてその中で個人として会社として何が出来るのかに就いて。。。

TuckでCommunityへの貢献を声高に叫んでいるのは決して特別なことではない気がしてきた。

Feint Plause

昨日、プレ・クリスマスパーティのようなものが開かれた。何でもクラスメートにセミプロの歌手をやっていた学生がいるとのことで、1時間程のコンサートをWhitmoreのホールで聴くことが出来た。ちょっとワインを飲みながら歌を堪能する。

その後はお決まりのパーティに変化したのだが、その際ちょっと楽しい?会話があったのでご紹介します。会話の相手は同じグループでいつも英語の先生をやってくれるJoeと、寮仲間のMike。

Mike : "Mick, is Joe doing good job in your group?"
Me : "Yes, I think so."
Joe : "C'mon, Mick! It's a real feint plause. You know what?"
Me : "No.. what's that?"
Joe : (以下の解説ご参照)
Me : "Got it, so, I should have said "definitely" or else?"
Joe : "That's it (laugh)"


Joeの解説によれば、相手を褒めるシチュエーションであえて関係ないことを言ったりするのがFeint Plauseなんだそうだ。今回の例で言えば「Joeは字がきれいだよ(関係ない)」とか「遅刻はしないよね(不通のこと)」とか言ったり、正に僕が言った「そう思うよ」というのもそれに当たる。これは結構シニカルに響くらしく、酔っ払っていたにも拘らず一瞬場が凍りそうになった。Joeには割とジョークが通じるので、真正面から褒めないで「なかなかいい仕事してるよ」みたいなちょっと引いた答えをしたかったのだけど、僕の答えではどうやら「Joeは全然駄目」くらいの意味になってしまうらしい。

英語力というよりは会話力か。何を言っているかが分かることやロジックが分かることに加え、相手の意図を汲み取ったりニュアンス・発言の程度を感じ取ることは当然重要で、数ヶ月経ってもこの分野ではまだまださっぱりである。ある程度日常会話の決まり文句を覚えて「会話できるベース」は作って来れたと思うけど、ここから先は結構大変な気がする。前回書いたようにたくさん話をして、グループの人間からはどんどん指摘をしてもらうしかなさそうだ。今後Internで顧客や社内の人間とコミュニケーションをとっていく上で、発言のレベル感が分かる、逆に自分の発言がどういうニュアンスを持つかが分かることは結構重要と思われるので、Tuckにいる間に何とか感覚を磨いておきたいところだ。

という訳で、パーティ参加のTakeawayでした。(←ちょっと言い訳・・・)

2007年12月5日水曜日

冬本番


12月に入り、いよいよ寒さが増してきた。体感温度ではよく分からないが、摂氏マイナス5-10度くらいが普通になってきたようだ。雪は融けないし道路は毎朝真っ白に凍るし、当然車のガラスもガリガリに凍っている。噂に聞いていたHanoverの冬がいよいよ始まったなぁ、という感じである。(尚、On Campusの学生達は口々に「寮でよかったね~」と言ってます)

ところで、同級生のColinと午後に駐車場で遭遇した際、何故か駐車場から学校に戻る時の姿を写真に収めてくれた。妙に寂しい絵なのだけど、こちらの寒さが伝わるかと思うので公開します。寒くて言葉どおり背中を丸めてます・・・




Fall B終了まで後2週間。信じられないが3ヶ月近く一緒に頑張ってきたグループのみんなともSectionの同級生ともお別れである。悔いのないよう、グループも授業も気を引き締めて臨んで行こうと思う。(まずは授業中寝ないようにしないとね・・・笑)

2007年12月1日土曜日

Leadership Coaching

現在朝の4時。今日は明日のManagerial CommuncationのFinal(3分間のプレゼン)作業にはまり、こんな時間になってしまった。プレゼン1回で成績の50%が決まってしまうので、プレゼン自体はともかくパワポだけでもしっかりしたものを、と思って頑張ったらはまってしまった。タイムマネジメントできてません。


さて、主題。今日はLeadership Developmentプログラムの一環として所謂コーチングを受けてきた。相手はプログラム関連でよく話をしているSallyで、自分のポジションも一番良く分かってくれているのでコーチになってもらった次第。1時間足らずだったが、とても楽しく且つ有意義な時間だった。


コーチングって一度勉強した(と言っても本を何冊か読んだだけ)ことがあるのだが、実際に受けてみるとなるほど!と思う。不通に会話しているだけでこっちも適当にしゃべっているのだが、相手の聞き方・引き出し方が違うだけで自分のニーズやアイデアがすーっと纏まってくる感じ。元々とても穏やかなSallyなので心配はなかったが、自分の考えが随分クリアになった気がしている。じゃぁ何なの、と言われそうなので、一応書いておきます。

短期:

Tuck在学中は更なる英語力の向上とプロジェクト参加を通じた知識の定着化に努める。英語は具体的には、Winterでのグループで明確にそのことを伝えて間違いや適切な発言を指摘してもらうようにするほか、ヒアリングし辛い学生と積極的に話をすることで標準から遠いアクセントでも聞き取れる力を磨く。課外活動にはとにかく積極的に参加し、勉強は今まで通り(もうちょっとやったほうがいいのだが)気合を入れて臨む。

帰国後はTuckで学んだこと、Internship(希望はコンサル)で身につけた思考力を新しいPositionで発揮する。プロジェクト担当になっても物流担当になっても、Tuckで学んだLeadership、関係者への影響力を発揮すること、率先して且つ人よりも倍の努力をすること(っていつもやってるわけじゃありませんが。笑)を常に実行し、組織及び自分にとって有意義な時間を持ち続ける。

中期:

帰国後5年以内にManagerial positionに就く。場所・規模は問わない。商社という戦略からImplementationまでビジネスの広いプロセスに関われること、その中でCompetitionが非常に厳しくValue Creationが本質的に難しいことを大いに活かし、自分の実現力を高める。

長期:

社会にとってValueのあるビジネスを創出出来る人材になる。絵が書けるだけも駄目、Managementだけでも駄目、実行できるだけでも駄目。全て揃っていて且つLeaderとして魅力的な人間になる。

・・・って書いてて恥ずかしくなってきた。が、こういうマジなことを考えられるのがとても素晴らしいと思う今日この頃。また落ち着いたら、他のテーマについても掘り下げてみます。