2008年6月7日土曜日

Investiture

本日Tuckの卒業式がありました。自分は観に行っただけですが、二年生の方が卒業される姿を見て、これでTuck生活も終わりなんだな・・・と実感。試験前や大量のAssignmentに格闘する際、本当に辛いと思ったこともありましたが、終わってみると懐かしい思い出ばかりですね。


Tuck Circle前での風景。Circleに設けられた座席に二年生の方も座ってます。





Tuckを去り学長になられるDavid Pyke教授をStanding Ovationで見送る二年生。


Dean Danos。




日本人二年生の方々。ご卒業おめでとう御座います!



本日をもって本Blogは終了させて戴きます。これから3ヶ月Hanover、その後10ヶ月Clevelandでインターンをやりますので、引き続き米国での生活の様子は何らかの形で書き留めていきたいと思います!

2008年5月27日火曜日

1st year vs 2nd year basketball

ちょっと前になりますが、2年生の卒業を前に1年生 vs 2年生のバスケットボールマッチが行われました。クラブのメンバーを中心に20人近く学生が集まり、自分もちょっとだけ参加させてもらいました。2年生には2m10cmくらいあるブラジル人のセンター(Marcelo)がいて、1年生は徹底的にMarceloをマークすることを確認してティップオフ。

前半はMarceloの高さを活かした2年生が5点のリードで折り返しましたが、後半に入り更に徹底したマーク(とにかく奴を手で押して外に出せ!という指示・・・)が功を奏し、壮絶なリバウンド争い・退場者・罵声が飛び交う中、ラスト2分でLudwig(元アメフト選手でゴツゴツの男)が見たこともないような美しいジャンプシュートを決め、1年生チームが逆転。その後は一進一退の展開となるも、見事1年生チームが逃げ切り、勝利!

試合後日本人同士で話をしていましたが、二年生に「花を持たせる」という発想は皆無。。怪我人が出るんじゃないかとハラハラするくらい激しい試合で、インサイドに入るのが怖いくらいでした。これがアメリカの(というかInternationalの)バスケットボールなのでしょうね。
幾つか写真を添付します。何れも写真マニアの同級生が撮影したものでかなり臨場感あります。

ゴール下の争い。




一応僕も出ました。(でもこの後きれいにブロックされるのですが・・・)



NBAばりのブロック。



ついでに、このイベントの告知ポスターです。NBAのCMのパクリですがかなり笑えました。

(知らないと笑えないかも。すいません。)




2008年5月23日金曜日

Asia Business Event

久々の投稿です。

今日は期末でばたばたしている中、Dartmouthの学部生に対して日本に関するプレゼンをしてきました。集まった15名前後の学生殆どが日本に行ったことがあり日本語クラスを受講している学生も多く、直前にスシを作るイベントをやっていた為か、Casualな雰囲気の中で楽しくプレゼンをすることが出来ました。

振り返ってみると、今学期はこの手のプレゼンが3回目。1回目はCountry Chat、2回目はKorea-Japan Night、3回目がこれ。多少は「プレゼン慣れ」していて今度のFirst Year Projectのプレゼンもうまく行くといいんですが。

気がつけばTuckでの授業も終わってしまいました。来週までFYPの提出物とプレゼンがありまだまだ気は抜けませんが、実質あと1週間で学生生活も終わりです。なんだか信じられません。。

2008年5月7日水曜日

cortex cerebri と per se

それぞれ「大脳皮質」と「それ自体」という意味です。いずれもラテン語です。前者は普段全く使いませんが最近教育の授業をとっていてneuroscienceが関係してくる為学んだだけ、一方後者のper seは授業でも学生との議論でも(時には日常会話でも)バシバシ出てきます。

何でこんなことを書き始めたかというと、先日あるFacutlyの方と雑談した際印象深いことを聞いた為です。最近の生活に就いて話している中で教育の授業の話になり、僕が「授業はとても面白いんだけど、分からない単語だらけでテキストを読むのが辛いんだよ。Tuckの科目なら何となく分かる言葉が多いからまだましなんだけどね。」と言ったところ、彼女から「そうね、大変だと思うわ。Undergradの学生でもしっかり分かってはいないと思うわよ。でもこっちの学生はラテン語の知識があったり、そうでなくてもラテン語由来のRoot(語幹)が身についてるから、単語を見れば何となく意味が分かることが多いのよね。そのあたりはInternationalの学生には難しいところね。」との返。なるほどな、と思いました。僕らが知らない単語でも漢字から意味を類推するのに似てます。

ラテン語由来の言葉は格調高いためかテキストには頻発します。per seは「それ自体」ですから、in itselfかなんかでもいいような気がしますが、正直聞いたことがありませんし、per seのほうが言葉のどこにでもくっつけることが出来て便利です。(副詞的にも形容詞的にも使用可能)

ということでちょっとラテン語の本を買ってみることにしました。忘れかけたポルトガル語のBrush upにもなればいいな、と思ってます。

2008年4月29日火曜日

ポカヨケ

何それ?という人も、常識でしょ、という人もいると思いますが・・・これはオペレーションの世界で「ポカ(偶発的ミス)をよける(避ける)」という意味で、トヨタ生産方式の一部をなすものです。この考えは、トヨタ式を分析してアメリカで広まったリーン生産方式にもそのまま活かされ、「Poka-Yoke」となんだか笑っちゃう言葉として出てきます。

現在、コアの授業でオペレーションを、課外でLean & Six Sigmaの短期講習を受けているのですが、いずれもトヨタを中心に日本の登場機会が本当に多く、改めて日本の製造業の強さを感じさせられます。単に働き者なだけでなく、Loyaltyをベースにした「人間が効率的に動くオペレーション」という簡単には為し得ないことを日本企業がやってきたことが競争力の源泉だったのかな、と思わされます。

ところでこの「ポカヨケ」という言葉の裏には、「人と問題を切り分ける」という大きな前提があります。日本語でポカというと完全に人為的・偶発的ミスでありいかにも人に問題があるようにとられますが、それをシステムの問題として「ヨケ」るという発想。未然に防ぐ、ということなんでしょうが、それを継続的にやることは非常に重要だと思います。これは製造業に限らずどんな業務フローでも言えることで、ミスが起こったら犯人探しをするということではなく、当事者がきちんと問題を洗い出して改善策を提示・実行することが一番の対策になるんだろうな、と改めて思いました。かく言う自分もポカが非常に多いタイプなので、この機会に自分の行動パターンを良く見直して、Sig sigmaレベル(不良品が100万分の3.4の確率で発生する)のオペレーションを目指したいと思います。笑

尚、Lean & Six Sigmaのコースはお隣のThayer Engineering Schoolで開講されており、4回の授業+試験をクリアすればグリーンベルトというSix Sigmaの補佐的業務を行える資格がもらえます。Tuck生には$50の事務費用のみで受講する権利がありますので、Tuckに来られる方は是非受講をお勧めします!