2008年6月7日土曜日

Investiture

本日Tuckの卒業式がありました。自分は観に行っただけですが、二年生の方が卒業される姿を見て、これでTuck生活も終わりなんだな・・・と実感。試験前や大量のAssignmentに格闘する際、本当に辛いと思ったこともありましたが、終わってみると懐かしい思い出ばかりですね。


Tuck Circle前での風景。Circleに設けられた座席に二年生の方も座ってます。





Tuckを去り学長になられるDavid Pyke教授をStanding Ovationで見送る二年生。


Dean Danos。




日本人二年生の方々。ご卒業おめでとう御座います!



本日をもって本Blogは終了させて戴きます。これから3ヶ月Hanover、その後10ヶ月Clevelandでインターンをやりますので、引き続き米国での生活の様子は何らかの形で書き留めていきたいと思います!

2008年5月27日火曜日

1st year vs 2nd year basketball

ちょっと前になりますが、2年生の卒業を前に1年生 vs 2年生のバスケットボールマッチが行われました。クラブのメンバーを中心に20人近く学生が集まり、自分もちょっとだけ参加させてもらいました。2年生には2m10cmくらいあるブラジル人のセンター(Marcelo)がいて、1年生は徹底的にMarceloをマークすることを確認してティップオフ。

前半はMarceloの高さを活かした2年生が5点のリードで折り返しましたが、後半に入り更に徹底したマーク(とにかく奴を手で押して外に出せ!という指示・・・)が功を奏し、壮絶なリバウンド争い・退場者・罵声が飛び交う中、ラスト2分でLudwig(元アメフト選手でゴツゴツの男)が見たこともないような美しいジャンプシュートを決め、1年生チームが逆転。その後は一進一退の展開となるも、見事1年生チームが逃げ切り、勝利!

試合後日本人同士で話をしていましたが、二年生に「花を持たせる」という発想は皆無。。怪我人が出るんじゃないかとハラハラするくらい激しい試合で、インサイドに入るのが怖いくらいでした。これがアメリカの(というかInternationalの)バスケットボールなのでしょうね。
幾つか写真を添付します。何れも写真マニアの同級生が撮影したものでかなり臨場感あります。

ゴール下の争い。




一応僕も出ました。(でもこの後きれいにブロックされるのですが・・・)



NBAばりのブロック。



ついでに、このイベントの告知ポスターです。NBAのCMのパクリですがかなり笑えました。

(知らないと笑えないかも。すいません。)




2008年5月23日金曜日

Asia Business Event

久々の投稿です。

今日は期末でばたばたしている中、Dartmouthの学部生に対して日本に関するプレゼンをしてきました。集まった15名前後の学生殆どが日本に行ったことがあり日本語クラスを受講している学生も多く、直前にスシを作るイベントをやっていた為か、Casualな雰囲気の中で楽しくプレゼンをすることが出来ました。

振り返ってみると、今学期はこの手のプレゼンが3回目。1回目はCountry Chat、2回目はKorea-Japan Night、3回目がこれ。多少は「プレゼン慣れ」していて今度のFirst Year Projectのプレゼンもうまく行くといいんですが。

気がつけばTuckでの授業も終わってしまいました。来週までFYPの提出物とプレゼンがありまだまだ気は抜けませんが、実質あと1週間で学生生活も終わりです。なんだか信じられません。。

2008年5月7日水曜日

cortex cerebri と per se

それぞれ「大脳皮質」と「それ自体」という意味です。いずれもラテン語です。前者は普段全く使いませんが最近教育の授業をとっていてneuroscienceが関係してくる為学んだだけ、一方後者のper seは授業でも学生との議論でも(時には日常会話でも)バシバシ出てきます。

何でこんなことを書き始めたかというと、先日あるFacutlyの方と雑談した際印象深いことを聞いた為です。最近の生活に就いて話している中で教育の授業の話になり、僕が「授業はとても面白いんだけど、分からない単語だらけでテキストを読むのが辛いんだよ。Tuckの科目なら何となく分かる言葉が多いからまだましなんだけどね。」と言ったところ、彼女から「そうね、大変だと思うわ。Undergradの学生でもしっかり分かってはいないと思うわよ。でもこっちの学生はラテン語の知識があったり、そうでなくてもラテン語由来のRoot(語幹)が身についてるから、単語を見れば何となく意味が分かることが多いのよね。そのあたりはInternationalの学生には難しいところね。」との返。なるほどな、と思いました。僕らが知らない単語でも漢字から意味を類推するのに似てます。

ラテン語由来の言葉は格調高いためかテキストには頻発します。per seは「それ自体」ですから、in itselfかなんかでもいいような気がしますが、正直聞いたことがありませんし、per seのほうが言葉のどこにでもくっつけることが出来て便利です。(副詞的にも形容詞的にも使用可能)

ということでちょっとラテン語の本を買ってみることにしました。忘れかけたポルトガル語のBrush upにもなればいいな、と思ってます。

2008年4月29日火曜日

ポカヨケ

何それ?という人も、常識でしょ、という人もいると思いますが・・・これはオペレーションの世界で「ポカ(偶発的ミス)をよける(避ける)」という意味で、トヨタ生産方式の一部をなすものです。この考えは、トヨタ式を分析してアメリカで広まったリーン生産方式にもそのまま活かされ、「Poka-Yoke」となんだか笑っちゃう言葉として出てきます。

現在、コアの授業でオペレーションを、課外でLean & Six Sigmaの短期講習を受けているのですが、いずれもトヨタを中心に日本の登場機会が本当に多く、改めて日本の製造業の強さを感じさせられます。単に働き者なだけでなく、Loyaltyをベースにした「人間が効率的に動くオペレーション」という簡単には為し得ないことを日本企業がやってきたことが競争力の源泉だったのかな、と思わされます。

ところでこの「ポカヨケ」という言葉の裏には、「人と問題を切り分ける」という大きな前提があります。日本語でポカというと完全に人為的・偶発的ミスでありいかにも人に問題があるようにとられますが、それをシステムの問題として「ヨケ」るという発想。未然に防ぐ、ということなんでしょうが、それを継続的にやることは非常に重要だと思います。これは製造業に限らずどんな業務フローでも言えることで、ミスが起こったら犯人探しをするということではなく、当事者がきちんと問題を洗い出して改善策を提示・実行することが一番の対策になるんだろうな、と改めて思いました。かく言う自分もポカが非常に多いタイプなので、この機会に自分の行動パターンを良く見直して、Sig sigmaレベル(不良品が100万分の3.4の確率で発生する)のオペレーションを目指したいと思います。笑

尚、Lean & Six Sigmaのコースはお隣のThayer Engineering Schoolで開講されており、4回の授業+試験をクリアすればグリーンベルトというSix Sigmaの補佐的業務を行える資格がもらえます。Tuck生には$50の事務費用のみで受講する権利がありますので、Tuckに来られる方は是非受講をお勧めします!

2008年4月17日木曜日

What's your job?

昨日、FYP (First Year Project)の担当教授であるProf. Pe'er(ピエール)とのミーティングがありました。目的はこれまでの進捗をレポートすること、今後の方向性に就いてアドバイスを受けることの二点です。当チームは日本へ西海岸のビールを輸出するプロジェクトを進めており、チームリーダーの学生がこれまでの進捗状況をプレゼンし、Logistics・Marketing・経済性等を説明していきました。

教授は一通りプレゼンを聞いた後、開口一番に以下の質問を投げかけてきました。「OK, I appreciate your team's great work so far. Now let me quesiton one thing. Can any one tell me in a simple phrase, "what your team's job is"?」


チームメンバーは(自分も含め)答えに窮してしまいました。確かにこれまで細かいコストや物流フロー、競合するアメリカビールの日本での流通状況・価格設定といった詳細な調査をしてきたのですが、僕らが何をもたらすのか、何故サプライヤーや消費者が僕らの商品を選ぶのか、に就いては議論して来ませんでした。Agendaには入っていたのですが、先ずはプロジェクトの経済性を把握しよう、ということで情報集めをしてきた為、議論が後回しになっていたのが実情です。それに対し教授からは、君達が本当に意味のあるJobを見つけることが出来れば細かいコストは関係ない、それよりも果たすべきJobを見つけ、それに対し確実にPremiumを払ってくれるFoothold Market/customersを定義することが大事だ、と一刀両断。勿論それに留まらず、アドバイスをくれそうなTuckのOBや参考になるケーススタディを紹介してくれ、1時間足らずですが非常に有意義なMeetingとなりました。

チームでも個人でも会社でも、「What's our job?」というシンプルな問いかけは非常に役に立つ気がします。初心にかえって再びプロジェクトに取り組みたいと思います!

2008年4月9日水曜日

Green is back

4月に入り急に暖かくなりました。雪も殆ど融け、Dartmouth Greenには寝転んで陽射しを楽しむ学生達が増えてきて、ああ春が来たんだな、と実感します。Greenの芝生が青々としてくるのももうすぐでしょう。



2008年4月1日火曜日

春学期スタート!

更新サボり気味ですいません、気がつけば春学期も1週間が経ってしまいました。授業の雰囲気も分かって来たところで簡単に履修科目を紹介してみたいと思います。

Operation Management

今学期唯一のコア科目です。(もう一つあるのですが当方はExemptしました)その名の通りOperationに関して、様々な製造業・サービス業を題材として学んでいきます。尚Break中には宿題として「The Goal」を読む課題が出されました。日本でも有名な本なので読んだ方も多いと思います。この本にも出てくるThroughput、Bottleneck、Efficiency等のキーワードが授業でも取り上げられ、収益を最大化させるプロセスはどうあるべきかを議論します。初回の授業ではハンバーガーの製造工程(Burger KingとMcDonaldの比較)の違いがどう戦略に裏打ちされているかを学び、二回目ではシンプルに学生が寮の部屋でクッキーを焼くケースを扱いました。一台しかないオーブンと2人の学生でどれだけクッキーのオーダーをこなせるか?という極めてシンプルな内容ながら結構考えるべきことは多く、この先どんどん掘り下げられていくのが楽しみな授業です。

Managerial Accounting

管理会計、特に意思決定に際して抑えるべきAccounting costとOpportunity costの違いやコスト負担の方法等、大きな組織では必須となる考え方を学びます。詳細はまたレポートしますが、コアのAccounting以上にロジックが必要となり、非常に面白い授業です。

Introduction to Education

ダートマス大学の学部生向け授業を履修しています。内容は子供の脳の発達の過程とそれに伴う環境認識変化、それを踏まえて教育はどうあるべきかを議論していくという理系と文系がごっちゃになったような授業です。少々予想していた内容とは違ったものの、今まで感覚的に持っていた認識を科学的な側面から捉えることが出来るほか、勿論Introductionとしての基礎的教育理論を網羅することが出来ると期待しています。

First Year Project

学生6人でチームを組んで一つのプロジェクトを2ヶ月で完成させます。僕の参加しているチームは日本へMicrobreweryのビールを輸出するという、一見変哲もないアイデアをEntrepreneurプロジェクトとしてやることにしました。日本にもアメリカの地ビールは入ってきていますが、アメリカのバラエティに比べれば天と地の差があり、マーケットを開拓することは決して夢物語ではないと感じ参加を決めました。勿論、日本がらみのプロジェクトなので、自分が貢献しやすいというプラスもありますが。
現状はプロジェクトのTo doを洗い出し、各自が調査する段階です。僕は日本へ輸入した後のロジスティクス、輸入関税の詳細、その他マーケット関連情報探しを先ずは担当。メンバーは皆良く知った連中で、いい議論が出来そうです。

今学期がTuck最後のTermというのが未だに信じられませんが、、頑張ってみます!

2008年3月20日木曜日

Ray Schoolでの文化紹介ボランティア

気がつけばSpring Breakも残り3日。早いもんです。雪もこの10日でずいぶん融けました。学校からCourse Packetの案内が届き、クラスメートから車探しのメール(= NYから土曜日に帰るんだけど誰か車で帰る人いない?という「乗せて」メール)が続々と入って来て、再びTermが始まることを実感します。

そんな中、地元の小学校Ray Schoolで日本文化を紹介するボランティアに参加してきました。これはJASという日本人のコミュニティグループが主催するもので、今回は書道と折り紙(カブト)の体験、その後弓道と折り紙のデモンストレーションという内容でした。弓道はキャリア20年以上の二年生の方が凛とした所作を披露し、何人かの生徒に実際に弓を引いてもらいました。自分は折り紙のデモンストレーションを担当し、Hanoverではお馴染のリスを折って見せました。小学生達は積極的に参加してくれ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
自分は折り紙がずっと好きだったので、こうやって少しでも面白さを伝えることが出来たことは純粋に嬉しかったです。残り少ないTuckでの時間で、日本文化の奥深さを少しでも伝えられればと思います。この場を借りて、JASの皆さん、Ray School関係者の方に御礼を申し上げます。m(_ _)m


2008年3月9日日曜日

Break初日

今日からSpring Breakに入っています。特に旅行を予定していない為、急に勉強の負荷がなくなるとなんだかぽっかり穴が開いたようで寂しい気分です・・・笑

今日は家具を買出しする為にBostonから30分程の距離にある某大手家具屋Iに行って来ました。お目当ての鉄製家具が安くなっていたのでしめしめと喜んで買ってきたのですが、梱包を開けてみると肝心の足の部分が微妙に曲がっています。。しかも、輸送中の衝撃で曲がったとはとても思えない場所、且つ安全性の面でも問題大の箇所で、製品Checkちゃんとしたのか、と言いたくなるところ。余り好きじゃないのですが、組み立てを取り合えず中断して、クレームすることにしました。通常の返品・交換の原則は「レシート+現品持参」なのですが、Hanoverから往復合計6時間かかる場所に返品の為だけに行くのは到底納得できず(ガス代のほうが品物より高いし・・)。ここは何とか代品をパーツだけでも郵送してもらいたいところです。

こうやって面倒な状況に陥ると田舎に住んでるんだな~と思うと共に、所謂持ち帰り組み立て方式のビジネスモデルのメリットが見えてきます。販売店イコール倉庫、持って帰るのは客の仕事でその分値段を下げる、でもデザインはそれなりにおしゃれでモノは揃っているから客は集まり店は輸送に伴うコストもリスクも取らずに済む、、というところでしょう。加えて言えば、その戦略を環境保護という誰にでも共感できるスローガンと組み合わせることによって、輸送というサービスを放棄した*というイメージも持たれないように工夫しているように見えます。*輸送はしてくれますが非常に高いです では今回の僕のようなケースにどう対応してくるか?杓子定規に「現品を持って来てくれないと交換は出来ない」と言うか、何かしらの妥協点を持ち出してくるか、ちょっと楽しみです。

これに関連して、明日なんて言おうかな~と思っていきなり止まったのが「曲がっている」という表現。Bentかな、それともAngledのほうがいいのかな?と思いつつネット辞書を引いてみると、出るわ出るわで以下の通りでした。(出典:アルク)

曲がった
【形】
agee〈英方〉
bended
bent
cock-a-hoop
crinched〔【語源】crimped + pinched
curve
curved
devious(心が)
gnarled
indirect(道などが)
obliquitous
roached(犬などの背が)
screwed
wry

他にもcrooked、flexed、twisted(ねじ曲がった)等色々あります。さて、僕の怒り(笑)を込めた「足の部分が曲がってるんですよ」というのにベストな単語はどれなんでしょう?用例を見る限り、Crookedが一番よさそう(本来曲がってるべきでないものが曲がっている、という感じ)なので明日は取り合えずこれで言ってみようと思いますが。

最近これに限らず、単語の使い方で立ち止まることが本当に多いです。グループの学生から直されることもしばしば。単語や熟語の翻訳された日本語は分かっていても、Nativeの人間が使う言葉のニュアンスまでは当然分かっていないので当たり前と言えば当たり前なのですが、そこに気を使い始めると会話のテンポが悪くなってしまい難しいところです。自分の中で英語のカタマリとして身についた表現を使って話している時は非常にスムーズに話せている気がする一方、自分の言いたいことがどういうニュアンスでどの単語を使えばいいのか、と迷うと一気にたどたどしい日本人へ。。まだまだ、文章を構築する力、適切な単語を選ぶと言う意味でのボキャブラリーに課題がたくさんあります。

高校生の頃、一つの意味から類似する単語をシソーラス形式で並べて覚えられる単語集があって、相当マニアックな出版社だったのですが愛用してました。今あったら重宝するのに、と捨ててしまったことを後悔。。。こっちでそういう類語辞典みたいの売ってないでしょうかね??

気がつけば朝の6時。11時くらいにソファで寝てしまって起きたら3時でした。それで気がついたのですが、今日はDaylight Savingの開始日。午前2時に1時間進んでいたのでした。パソコンの時計も携帯の時計もしっかり自動的に1時間進んでて、いそいそと腕時計の時間を合わせます。どうでもいいですが、明日出かけたら店や交通機関の時計はちゃんと進められているかが気になります。というのも、秋にDaylight Savingが終わった時たまたまボストンにいたのですが、ボストンからのバス時刻表が1日経っても全く変更されてなかったというのを見たからです。ターミナル駅なのに・・・日本じゃありえないです。

では、家具屋とのネゴに備えて寝ます!結果はまたブログにて報告します。笑

2008年3月6日木曜日

春学期の過ごし方(やや精神論)

冬学期も残すところあと1日となりました。明日マーケティングの試験が終わればSpring Breakです。なんだかとても短かく感じました。

その大きな理由はやはりインターン探しでしょう。他の学生も授業そっちのけで就職活動している中に混じってインターン探しに奔走しましたが、久しぶりに本物のストレスを感じたと思います。(今はすっかりストレスフリーで恐縮です・・・笑)仕事をしていた際もそうでしたが、自分の弱みに直面した時、相手から真っ向で評価され厳しい結果を突きつけられた時に自分の底が見える気がします。正直に言うと、面接でうまく行かなかった時期はかなり精神的にオチてしまい、授業やもろもろのタスク管理もスムーズに出来なかったと思います。ある意味、営業でカルチャーショックを受けて以来の経験。勿論その頃に比べれば人の助けの借り方や自分なりの立ち直り方もある程度分かっており、とにかく次のステップ/目の前のタスクをこなしてきっかけを作ることで突破口を開くということでリズムを戻すことが出来ましたが、インターンの面接くらいでやられてたんでは厳しい仕事は務まりませんです。

と いうわけで、春学期の過ごし方に就いて少々思案してみました。インターン探しを引き続きすることになるかは現時点では分かりませんので、これは脇においておくとして・・・一番やりたいことは今後に繋がる知的・精神的タフネスをどれだけ磨けるか、ということに尽きます。常々感じてきたことではありますが、今回のインターン探しではっきり認識できました。滝にでも打たれればいいんでしょうが(笑)そうもいかないし、これだけ優秀な人間が集まっている中でベストの修行はクラスメートとの本気の議論でしょう。そういう意味で一番の材料はFirst Year Project。びびらず自分の意見を言う、波紋や不和を恐れない、且ついい人間関係を築く、ということをこのプロジェクトで実践してみたいと思います。

授業でもどれだけグループやクラスでValueを出せるか、総仕上げとして臨んでみたいと思います。授業は希望通りコアのOperetionに加えてManagerial Accounting、Corporate Responsibility(Miniコース)のエレクティブを履修することができ、加えてダートマス大学で教育関係の授業を追加させてもらうことが出来ました。社会人としても個人(親)としても、教育理論の裏づけを持つことは大いに役立つのではないか、と期待しています。

最後にプライベートライフに就いて。春学期は心機一転して、本格的に体を鍛えスポーツに邁進したいと思います。ホッケーでケガをして以来ウェイトトレーニングはかなりおざなりになってしまっていたので、Spring Breakから計画的にジム通いをし、一ランク上の肉体を目指して頑張ります。(幸い、Tuckには師匠がたくさんいます。笑)又、冬学期同様、スポーツ天国であるこの環境を大いに活かし様々なスポーツにもチャレンジすることで何か違う自分を見つけられれば、とも考えています。

テーマは「フルスピード、でも周りの風景を楽しみながら」。残り少ない学生生活を気合充填して走っていこうと思います!

2008年3月2日日曜日

石炭100ドルの衝撃(日経新聞より)

久しぶりに日本の記事を見て驚愕。エネルギー高騰の流れを更に飛び越えて石炭が値上がりしているようです。マクロ経済を習っている中でインフレ抑制に苦心する各国の政策がモデルとして出てきましたが、この価格高騰は原油並にインパクトがありそうです。加えてこの値上がりが示唆する需給バランスは計り知れず、どれだけ日本の需要家、それから同僚達が苦労しているかと思うとため息が出ます・・・。

以下は日経新聞Websiteからの引用です。

石炭100ドルの衝撃(上)新興国の需要広がる――中国など輸出抑制相次ぐ。

 石炭の高騰が止まらない。アジア市場で発電用石炭(一般炭)のスポット価格は一月半ばに初めて一トン一〇〇ドルの大台を突破した。新興国の「爆食」の広がりが価格を新次元に押し上げた。上昇率はニューヨーク市場で一バレル一〇〇ドルを超えた原油をしのぐ。世界最大の石炭輸入国である日本への衝撃は大きい。




 一〇〇ドル、一三〇ドル、一五〇ドル。オーストラリア産一般炭のスポット価格は青天井の上昇が続く。一年前は五〇ドル台、五年前は二〇ドル台だった。鋼材に使う石炭(原料炭)の高騰はさらに激しく、最近では三〇〇ドルのスポット取引も現れた。 年産約二十五億トンと世界最大の生産量を誇る中国の輸出減少が大きい。同国の貿易統計によると二〇〇七年の輸出量は約五千三百万トンと四年間で四割強減った。国内で石炭火力発電所や製鉄所が続々と建ち、石炭消費が拡大しているためだ。



 昨年後半には国際価格の上昇をみた鉱山会社が輸出を増やす動きもあった。国内向けの供給が減ったうえ、大雪による輸送の混乱も重なり、中国の電力会社の石炭在庫は瞬く間に底をつく。 電力不足を懸念した中国政府は一月下旬の通達で、石炭の輸出抑制という強硬手段を打ち出した。二月の春節(旧正月)と三月の全国人民代表大会の期間中、石炭輸出を制限する内容だった。 日本の電力会社など需要家は共同出資会社の石炭資源開発を通じ、中国の鉱山会社から〇七年度約四百四十万トンを購入する予定だった。だが二月になって中国からの輸出が激減した。需要家は「二―三月の契約分は本当に供給されるのか」(セメント会社)と不安を強める。



 中国は膨張する内需を賄うため、ベトナムやインドネシアから安い石炭の輸入を増やしてきた。〇七年の輸入量は五千百万トンと四年前の四・七倍。今年にも純輸入国に転じる公算が大きい。 ところが、そのベトナムは石炭輸出を大幅に減らす方針を決めた。国内で石炭火力発電所の建設が進むほか、セメント需要が旺盛だからだ。日本にとって主要な一般炭の供給源であるインドネシアも輸出を削減する。日本や中国、インドなどの需要をだれが賄うのか不透明になっている。



 一般炭は熱量当たりのコストが石油の三分の一とも四分の一とも言われる。天然ガスに比べても安い。燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出量が多く環境負荷は大きいが、新興国の経済成長に不可欠な資源だ。 原料炭も代替品はなく、価格が三ケタに切り上がっても争奪戦の熱は冷めない。 「新興国の景気がよほど悪化しない限り、今後三年間は売り手市場が続く」(商社)との見方が現実味を帯び始めている。


[2月26日/日本経済新聞 朝刊]





石炭100ドルの衝撃(下)コスト高の連鎖鮮明に――電力料金など上昇圧力。


 発電用石炭(一般炭)はスポット価格に続き、年間の長期契約価格も一トン一〇〇ドルを超えるとの予想が多い。日本の電力会社はもともとスポット市場での調達は少ない。長期契約価格が大台に乗る衝撃は、スポット価格が一〇〇ドルに達したことの比ではない。 一部の国内電力会社はオーストラリア産で、二〇〇八年度の契約価格を一二五ドルに引き上げる要請を受け始めたようだ。五五―五六ドルだった〇七年度の二倍近い。 



 資源枯渇リスクが低い割安なエネルギー源として重宝されてきたのが一般炭。火力発電燃料に使う原油の輸入価格は過去最高を更新し、天然ガスも上昇している。一般炭が四月から値上がりすれば電力料金の上昇圧力が強まるのは確実だ。 東京電力の柏崎刈羽原子力発電所停止などで日本の電力会社は原発の稼働率低下を余儀なくされている。電力の安定供給へ、一般炭が高騰しても石炭火力発電はフル操業を続けざるを得ない。 



 影響は電力料金にとどまらない。太平洋セメントなどセメント大手は四月からの製品値上げを決めた。燃料用に購入する中国産やロシア産の一般炭も〇八年度は大幅高が確実で、これを先取りした動きだ。 プラチナやアルミニウムが一月から急騰した裏にも石炭が絡んでいる。プラチナでは主産国の南アフリカ共和国が大雨、アルミでは主産国の中国が大雪に見舞われ、石炭の生産や輸送が滞った。両国の製錬所では電力不足が深刻になり、プラチナの国際価格は年初比四割弱、アルミは二割弱跳ね上がった。



 鉄鋼用石炭(原料炭)の上昇は鋼材値上げに追い打ちをかける。国内鋼材大手は鉄鉱石の高騰を理由に卸向けの薄鋼板価格を約三割引き上げる交渉をしている。原料炭の交渉次第では「追加値上げをしなければならない」(新日本製鉄)。 鋼材の値上がりは炭鉱で使うトラックや油圧ショベルなどの価格に跳ね返る。「人件費や燃料費を含め、炭鉱会社のコストは急上昇している」(資源調査会社のコーリンク=東京・港)。石炭高騰が巡り巡って石炭の生産コストを押し上げる高値の連鎖だ。



 物流コストも押し上げられる。豪の石炭積み出し拠点であるニューカッスル港では石炭輸送のため世界中からばら積み船が押し寄せ、接岸できない船が沖合で入港を待つ「滞船」が日常茶飯事だ。輸送遅れによる炭鉱会社の損失は一日数万ドルに及び、石炭価格に転嫁される。 同港の能力を拡張する計画はあるものの、完成予定は一〇年。その先には炭鉱から港までの鉄道能力の拡充という次のボトルネックが立ちはだかる。 原油の一バレル一〇〇ドル突破は世界経済の波乱要因として認識された。石炭でも価格高騰が日本や新興国に及ぼすインパクトは無視できない。石炭の一〇〇ドル乗せを重大なインフレリスクの台頭と受け止める必要がある。


[2月27日/日本経済新聞 朝刊]

2008年3月1日土曜日

Snowboarding

スノーボードに3回ほど行って来ました。会社に入ってから2,3回やったことがあったのでほぼ5年ぶり。初めはこけまくってしまいかなり絶望的でしたが、一度レッスンを受けてターンのコツがつかめてからは楽しくなってきました。もう3月なので滑れる機会は少なくなりますが、最後のHanoverの冬を楽しむべく時間を見つけて通いたいと思います。雪山はとても美しく、コケてもしばらく空を見ていると立ち直れます。



2008年2月27日水曜日

Winter授業紹介(5)Corporate Finance

Winterコア科目の紹介も最後になりました。Corporate Financeはその名の通り企業のファイナンスに就いて基礎を学ぶもので、最適資本構成と企業価値評価の2部構成になっています。本格的に勉強のしたことのない自分にとっては、MM Theory*やTax shield等の考え、それらが実際の企業の資本構成にどう関連するかを学ぶのは非常に新鮮でした。もうすぐ授業は終わりになりますが、企業価値評価の基本であるNPV、WACCを使うに当たり用いるべき指標、Comparableを選ぶ基準等のほかリアルオプションの評価方法を具体的に学べ、非常に実戦的な内容です。Tuckに来る前、社内稟議を書く際は「All equtiyベースで評価し、ハードルレートは○○%を使用のこと」という指定が社内統一であったのですが、この授業を受けると非常にラフな指定の仕方でありある意味抜け道だらけであることが分かります。どういう前提の数字なのか、インフレが加味されているのか、それこそリアルオプションの価値をどこまで織り込むのか、、等等、言い出せばキリがありません。要はビジネス環境と自社の立場を考え、最適なターゲットレートを考えることが大事ということかもしれません。

*税金なし・効率的市場・倒産リスクなし・Financing policy変更なし、の条件が揃えば、資本構成の違いは企業価値に影響しない、という理論。

一つ面白いのが、この授業はコア科目ながら教授によって全く教えるスタイルが異なることです。之まで学んだコア科目の中で教材も違い試験も評価方法も異なる、というのはこの科目だけです。授業の負荷も全く別次元で、どうしてこのようなスタイルをとっているのか不思議です。まぁ全く同じ教え方をするのは無理でしょうけど、少し平準化されても良いのかな、と思います。

2008年2月23日土曜日

Chinese New Year's Party

昨2月21日、中国人学生の主催でChinese New Year's Partyがありました。所謂春節のお祝いなんですが、この忙しい時期にクイズあり踊りありと大変手の込んだ準備がされており、食事もしっかりとChineseのケータリングがアレンジされ、盛大なパーティーとなりました。月並みな感想ではありますが、中国パワーをひしひしと感じました。。

面白かったのが習字で、学生が皆楽しそうに慣れない手つきで習字を楽しんでいました。アトラクションとしても習字が出てきて、Dean自ら筆を取って「福」の文字を書き、喝采を浴びていました。

写真を幾つか。

主催の1年生とパートナー達。



某中国人俳優に似ている、という同級生。



記念に1枚。



僕らも例年KJ Nightと称して韓国・日本共催のパーティを催しているのですが、かなりプレッシャーです。笑

2008年2月19日火曜日

lunch with CEO of CVS pharmacy/CVS Caremark

本日(2月19日)、久々にExecutive lunchの抽選に当たり、CVSのCEOであるMr. Tom Ryanとの昼食会に参加しました。彼は1994年にCVS PharmacyのCEOに就任し、13年間CEOを務め続けているというアメリカでも珍しいケースの方です。2007年にはCaremark(患者とのInterfaceを通じて総合的医療サービスを提供する会社)の買収を実現しています。

CVS Carmark


これまで何回かCEOクラスの方に話を聞く機会がありましたが、最も印象的でした。部屋に入って来た時から最後まで、本当に素晴らしい方だな、と感じ、1時間弱のランチがあっという間に終わってしまいました。これだけのキャリアを持っていながら我々に対しても非常に気さくに接してくれ、全く上から見下ろすような感じがありません。質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれ、関連して話してくれるエピソードも面白く話し上手で、こういうタイプのCEOもいるんだな~、と妙に感心してしまいました。

印象深かった言葉を幾つか。

「自分は薬剤師としてCVSに入りその後様々な立場で仕事をしてきたが、とにかく目の前の仕事に真剣に取り組んできた。自分の仕事よりいい仕事があるかもしれない、と考えたことは一度もなかった。君達はこれから色々な分野に出て行くと思うが、目の前の仕事を先ずはきっちりやって、それからキャリアアップを考えるのが一番近道だと思う」

「目下の課題はCaremarkとのCultureを如何に融合させるか。これは出来る出来ないの問題ではない。間違いなく出来る。ただ問題は時間。どれだけ早く出来るかが勝負だ。」

「CVSのミッションは『Easiest drug store for customers』と考えている。Walmartが薬を売るのとは根本的に発想が違う。薬以外のProductも売るが、飽くまでお客様が便利と感じるかどうかが鍵」

「人材活用は大きな課題だが、Keyになる店舗での薬剤師は大きく動かさない。彼らは顧客をひきつける重要なポジションであり、関係を作り上げるのには時間もかかる。店舗のManagerの教育・ローテーションがポイントだ」

Down-to-earthというのはこういう人のことを言うんだろうな、としみじみ感じるランチでした。

NBA - Slam Dunk Contest

授業外の話ばかりで恐縮です。先週末に2008年度NBA All starがあり、予習も忘れて初めから最後まで観てしまいました。昔のオールスターと比べるとエンターティンメントが非常に充実しており、本番のゲーム・スラムダンクコンテスト・スリーポイントシュートアウトのほか、スキル・チャレンジ(ドリブル・パス・シュートのTaskを出来るだけ短時間でこなす)やシュートチャレンジ(現役・OB・WNBA選手でチームを組み、中距離シュート~ハーフコートからのロングシュートを決める。こちらも時間勝負)を含めとても楽しめました。

色々見所はあったのですが、個人的に最も熱かったのはスラムダンクコンテストでのDwight Howardのパフォーマンス。スラムダンクコンテストは一時期余り面白くなかったんですが、近年単なる身体能力だけでなくCreativityが重視されるようになり、皆相当工夫したダンクを見せてくれます。中でもHowardは並外れた身体能力と身長を活かし、バックボードの裏から手だけリング側に出してダンクしたり、スーパーマンの衣装を着てフリースローラインからフライング・ダンクを決めたりと他の人には到底出来なそうなダンクを連発。解説者も言ってましたが「Creativityという面で新たな境地を開拓した」という意味でエポックメイキングなパフォーマンスだったと思います。興味のある方は以下のビデオをどうぞ。

祝@ホッケー

昨日ホッケーリーグが終わり、チームは8戦4勝4分の成績で見事1位となりました。と言っても来週プレイオフがあるので優勝したわけではないのですが。

自分はみそっかすで最後までたいした働きはできず、ラインもオフェンスでキャプテン&No.1スコアラーと一緒に出させてもらってた(=ミスってもカバーしてもらえるし、そもそも彼らは一人でゴールまでもって行けちゃう)身なのですが、それでも最後の試合の勝利は本当に嬉しかったです。チームスポーツの楽しさここにあり、と心から思いました。実際チームの気合が乗り移って夢中でプレイしていたら初めて足がガクガクするくらい疲れ、心地よい充実感を味わうことが出来ました。あとちょっとでシーズンが終わってしまうのが本当に寂しいです。

2008年2月13日水曜日

Entrepreneurship Project

今日は久しぶりに遅くまで作業をしました。というのも、今学期Overload(追加履修)しているアントレの授業のプレゼンが明日締めになっていた為です。Joeという秋学期一緒のグループだったやつと組んで、オンラインのスポーツショップを作るというビジネスモデルを詰めています。僕は専らプレゼンマテリアルの担当で、こんな模擬サイトを作ったりしてます。Tuckサイトのパクリですが。笑



アントレの授業を追加してみて、就職活動やコア科目がある中できついのも確かですが、夜中まで作業をしても全然苦にならない楽しさがあります。考えてみたら、Winterに入ってからというものインターン探しに一杯一杯になり、グループのメンバーも当然就職活動優先で課題をやっつけることだけに主眼が置かれてきました。それ故、一つ一つの課題を徹底的に議論したり、皆でプレゼンを作り上げることに夢中で取り組んだりする「熱い時間」が殆どなかった気がします。この授業を通じて、Fallであれだけ大変だったにも拘らずやってこれたのは結局皆で打ち込んだ結果だったんだな、と再認識出来ました。
てなわけで暫くカリカリしていたインターン探しも少し落ち着かせて、改めてTuckに来た楽しさを満喫すべく残り少ないWinterを過ごしていこうと思います(^^) おやすみなさい!

2008年2月11日月曜日

Winter授業紹介(4)Marketing

Marketing(MKT)を紹介します。Marketingのフレームワーク(3C-STP-4P)を中心に様々な事例とケースを用いて学んでいきます。Strategyが企業の「何をするか/しないか」に就いて広く学ぶ科目だとすれば、Marketingは「どう顧客を惹きつけ、ブランドを高め、モノを売っていくか」を深めるタイプの科目というイメージです。(尚、TuckにはMarketing大家のKeller教授がおり、Kotler & Kellerの本がテキストになっています。)


授業ではケースのほか、Markstratというソフトを用いて競争のシミュレーションを行い、Marketingに関わる意思決定がどう株価に影響するかを実践します。また先日はスーパーボウルでのCMを題材に議論しました。STPの観点から、顧客がクリアに定義出来るか・メッセージは明確か・ブランドイメージの向上に繋がっているかを考え、どのCMが最も効果的か意見交換。同じCMでも受け取り方は様々で面白く、例えばVictoria's Secret(女性の下着ブランド)がバレンタインを前に「スーパーボウルはもう終わりだけど、本当のゲームがこれから始まるわよ」と男性にアピールするCMは割と上位にランクされたのですが、授業では「Insulting to women」「It's not a game!!」等否定的な意見も出て、女性の中でも受け取り方が違うんだなー、と妙に感心してしまいました。

ケースで興味深かったのはRange Loverの米国進出です。イギリスではOffroad/Luxury carとしてブランドを確立していたRange Loverが米国に参入するに当たり既存のGeepとどう差別化したか、顧客層をどのように絞り込んで車種を投入したか等、様々な要素を学ぶことが出来ました。Marketingのフレームワークは時にして区別がつきにくいのですが、実例から疑似体験することで性質の違いをクリアにすることが出来ます。ただ、割とほのぼのとした授業で今からFinalが心配です(笑)

ホッケー in Winter

秋学期に続いてWinterもホッケーリーグ(Tripod)に参加しています。今シーズンは1年生が主導でチームのキャプテンを務めてますが、2年生にとっては最後のシーズンということで皆気合が半端じゃありません。Tripodリーグといえど結構当たりもきつく、毎回エキサイトしてます。

現状自分の所属するチームは2勝4分と、良く言えば負けなし、悪く言えば勝ちきれない展開が続いてます。(自分は足を引っ張る側なので偉そうなコトいえませんが・・・)3月のBreak前に試合が終わってしまうことを考えるともう何試合もなく、少しでもチームに貢献できるようになれればと思うばかり。悔いのないように頑張りたいと思います。


ところで先日、TuckのA Team(ホッケー経験者によるTuck代表チーム)がHBSと試合をしたので観にいってきました。同じビジネススクールの学生とは思えないレベルの高さで、何でもTuckの二年生には元イタリアリーグのプロ選手までいるとのこと。結果は5-1でTuckが勝利、昨年の雪辱を晴らすことが出来ました。久しぶりにスカッとした瞬間でした。

2008年2月7日木曜日

Shaq移籍

勉強しろよ、という声が聞こえてきそうですが・・・今ニュースでShaqがSunsに移籍するという報道を聞きました。低迷するHeatからの移籍で、Shaqも会見ではハッピーそうな様子。

SunsにはStoudamireというオールスターセンターがいますが、バックアップのセンターが弱く、ニュースのデータによれば大物センター陣(ダンカン・ハワードあたり)にかなり点を取られているとのこと。ディフェンスの強化と言う意味でShaq獲得に意義を見出したのかもしれません。

それにしても、1990年代にはとてつもないパワーとフックシュートの精度で敵なしだったShaqがこうやって補強的トレードの対象になっているのを見ると、なんだかしんみりしますねぇ。

College Basketball

スーパーボウルの興奮も冷めやらぬ中ですが、カレッジバスケがかなり熱いです。今日は試験勉強の合間に二試合続けて見ていて、1試合目(West Verginia Univ. vs Pittsuburgh Univ.)は激戦の末ブザービーターでPittsが逆転勝利、2試合目(Indiana Univ. vs Illinois Univ.)は残り20秒でIndianaが起死回生のスリーを決め、今(11:15)オーバータイムに入ってます。

カレッジの試合は実力差が大きいとワンサイドになってしまってつまらない時も多いものの、NBAと違って試合数が限られている為、1試合1試合への気合の入れ方が違います。昨日はクラスメートから「みんなで観戦しよう」というメールが回ってきたりして、Final 4に向けてどんどん盛り上がっていくような気がしてます。

と書いているうちに残り2分、Indianaがまたしてもスリーポイントを決めて同点!更にもう一本決めて3点差!!熱すぎます。(><)結果は後ほど!

再出発!

結局今週までにIntern先を決めることは出来ず、来週から再び戦略を練り直すことにしました。ちょっと一息入れて、勉強やグループでの役割をきちんとこなした上で再スタートするつもりです。週末はグループディナーも予定されてて、今から楽しみです!

話はかわりますが、今日は久しぶりの大雪。昨日の夜から降り続けていて、昨晩時点の予報では10インチ(33cm)とのことでした。ジムに行こうかなと思っていたけどちょっと億劫になってます。寮にいるとついつい外に出なくなってしまうのが難点です・・(勉強にはいいんですが)

明日はCorporate FinanceのMidterm。勉強せねば。

2008年2月4日月曜日

面接玉砕の日々・・

今日も2社、オンキャンパスで面接を受けてきました。オンキャンパスとは各企業のリクルーターがTuckに来て面接をしてくれるシステムです。大体1st Roundをオンキャンパスでやって、次に進むと本社に行ったり近くのHanover Innで面接をしたりします。便利は便利なのですが、今日みたいに2社受けると合計2時間半近く面接してることになるので、結構くたびれます。。

結果はというと、タイトルの通りほぼ玉砕でした。(「ほぼ」というのは1社から返事が来てないからなのですが、まぁ駄目でしょう。)どちらもコンサルティング会社でケース面接とFit面接の組み合わせだったんですが、ケースが結構やっかいでした。特に「米国のTelecom関連企業のGlobal戦略を考えてみてください」というケースは何をどう攻めたらいいのか全く掴めないままに終わり、結果も勿論×でした。。まだまだ修行が足りません。と言ってもコンサルティング会社はもう1社しか残っておらず、修行しても結果に繋がらない可能性大、というのが現状です。いやはや。

とはいえ、収穫もありました。駄目だった会社から電話できちんとフィードバックを貰うことができ、結構意外なところでバッテンがついてたんだ・・・と再認識できたことです。面接は面接、基本に帰ってきちんとコミュニケーションをとり、会話の流れを意識しながら相手を巻き込みつつ自分をアピールしていく、ということが大事なようです。最近ケースばかりやっていたので、リードせねばと思いすぎていたのかもしれません。

候補企業がだんだんと少なくなる中、グループへの貢献度も下がってるし、このままずるずるとインターン探しをするのは何とか避けねば。ここらでスパッと決めたいです。

2008年1月31日木曜日

コンサル面接@ボストン Again

今日も面接です。大手コンサルティングファームに応募したのですが、現地オフィスを希望したものの東京オフィスとの面接となり、ボストンまで来ています。(尚、この傾向はどの国の学生にも共通なようです。当たり前っちゃ当たり前ですが)

面接は割と基本的なものばかりで、マーケットサイズ、売上を伸ばすには、というお題をもらい計算をしながら説明しました。パートナーの方との面接では「日本のガソリンスタンドの数は?」と聞かれ、やべー分からん、と思いつつ、無理やり「日本の年間ガソリン需要÷ガソリンスタンド1店舗で必要とされるガソリン備蓄量」を計算します、という方法で攻めて見ました。一応答えは出たものの、あちこちで数字の妥当性が疑問ですね、と言われ、且つ訂正した数字も現実的じゃなかったりして、所謂「妥当性の検証」という部分がすっぽりと抜け落ちた面接になってしまった感があります。もうちょっと落ち着いて数字のレベル感を考えながら進めればよかったんですが・・・

しかし、毎度面接するたびに思うのは、どうしていつもどーんと構えてられないのかな、ということです。ちょっと突っ込まれる度に「しまった」と思い、次のリカバリーが今ひとつになってます。結局面接って人柄を見られているので、このあたりを改善するのがインターン探しの肝になりそうです。

と言う訳で、再び果報は寝て待てに逆戻り。次の会社のインタビューに向けて気持ちを入れ替えます。今日は美味しい物を食べてから帰るぞー。

2008年1月30日水曜日

Winter授業紹介(3)GEM

今回はGEM(Global Economics for Managers)を紹介します。これはいわゆるマクロ経済の授業なのですが、Free Tradeがどのように恩恵をもたらすか、通貨の役割と為替レートの決定要因、政府の金融政策・財政政策と経済の関係等さまざまな側面からグローバル経済のダイナミズムを学んでいきます。一見ビジネスと関係なさそうに見えて、企業活動がもたらす影響に就いて大きな視野を学ぶことができます。

教授はセクションによって異なりますが、当方が習っている教授は
Prof. Slaugterです。彼はホワイトハウスでアドバイザリーを務めたこともある、この世界では相当名の知れた人物で、2005年からTuckで教えています。今でもワシントンにはちょくちょく足を運んでおり、先日は第一回米中経済会議(とかなんとか)に参加したり、電話でFRBのChairmanと話したりしている為、授業で話すエピソードも臨場感にあふれています。先日日本のゼロ金利に就いて質問をしたところ、「ちょうど昨日日銀のFukuiさんと話ししたけど、彼も結構悩んでいるようだった」と言われ、びびりました。。


授業は毎回数十ページのリーディングを前提に、コールドコールを挟みながらコンセプトの説明が進められます。説明は早口ですが非常にロジカルで、どうやったらこんなスピードで正確且つロジカルに話せるのか、と毎回驚かされています。

この授業ではシンプルなモデルが幾度も登場します。例えばFree Tradeの説明では、世界に一つしか国がなく生産しているモノはシャツとワインのみ、というところから入ります。

(こんな感じ)




この例では供給曲線と需要曲線(Indifference Curve)の接するAが最適な生産ポートフォリオとなります。BやCでは供給価格と需要価格にギャップがあり、供給の少ない製品は利益を求めて生産量を増やすので自然とAにシフトします。これに貿易を加えると、相手国が全く同じ生産・需要構造を持っていない限り、貿易によってより高いWelfareが得られるので、Free Tradeは経済理論上良い効果をもたらす、というのが結論になります。


また、最近の金融政策の授業では「ベビーシッターCo-op」という例が出されました。地元Hanoverでベビーシッターをしたい/求める人達がお互いにベビーシッティングする組合を作り、一回Sitする毎にアイスの棒一本を相手に渡し、その棒はまたSitしてほしい時に使うことが出来ます。ここで産み出されるGDPはSitの回数、通貨はアイスの棒、Sitの価格はアイスの棒1本分です。では、クリスマスを前に何が起こるかというと、皆クリスマスに備えてアイスの棒をキープしたがります。するとSitの供給は増えるものの、需要は極端に減ってしまい、トータルのSit数=GDPが下がる。これが不況です。不況に対応する為には、アイスの棒を一時的に増やすことで皆がクリスマスに想定する需要を満たせるようにする。そうすると皆クリスマスを気にせずアイスの棒を使えるので、クリスマス前の需要が伸びます。ではそのままでいいかというと、クリスマスが終わってしまえば需要は元に戻るので、今度はアイスの棒がたくさんあるので皆Sitをしなくてもよくなります。(アイスの棒を使えば自分達の需要は満たされる)今度は供給が落ち込み、需要が満たされなくなるので再び不況に陥ります。よって需要期が終わり次第、アイスの棒を市場から回収しなくてはなりません。


少々長くなりましたが、このような説明の中で教授が常に強調するのは「Build your intuition」というフレーズです。教授は「一つ一つの図や数式を暗記する必要はない、理屈を理解して直感を育てることが近い将来Managerになる君達にとって必要なことだ」と力強く語ってくれます。きっとこの授業を受けていてよかったな、と思うのは少々先になってからになるのでしょう。来週はCase write-upもあり大変になりそうですが、Intuitionを身につけるべく、くらいついていこうと思います。

2008年1月29日火曜日

コンサル二次面接

本日、先日からレポートしていたコンサルティングファームの二次面接に行ってきました。ブティック系で規模は中程度なるも、幅広い分野のコンサルを手がけ、且つFamily likeな社風で人気のある企業です。

先ずパートナーとのFit interview(30分)、その後ケース(30分データ読み込み+45分ディスカッション)、Tuckリクルーティングヘッドとのラップアップ(10分前後)という流れで進みました。Fitとラップアップは割と気楽に話すことが出来十分想いを伝えることが出来たと思いますが、ケースはデータの読み込みとInsightの整理に手こずり、全体像を網羅することは出来たものの、面接のリード・構成・結論のクリアさ等ではちょっと厳しい評価がつくかな、という感じで終わりました。ケース面接のように練習することも出来ないので、本番に強いかどうか・数字に対する直観力・CEOとしての視点を持てるかどうか等が見られていたのだと思われます。結果は来週出るので「果報は寝て待て」の心で待とうと思います!

しかし、一回面接やっただけでこんだけ疲れている自分。一日3-4回のインタビューをこなしたりしている学生もいて、リクルーティングをやってる学生のキツさは想像つきません。投資銀行を目指している学生は相当ストレスフルな面接スタイルもあるそうなので、尚更です。かく言う自分もどんな結果が出ても前を向いてやっていくしかないので、ムチを入れて頑張ります。笑

さて、現在11時15分。これから宿題をやらねば。。。

2008年1月26日土曜日

ケース面接の様子

さて、この間「お題」にしていたケース面接に関して簡単に僕の例をご紹介します。


① 地元West Lebanonで自動洗車機のビジネスをやる場合一日何台の需要が必要か?その台数は現実的か、それをどのように分析するか?



ミニケースだったのでStructureを書く時間はなく、いきなり「一番に何が知りたいですか?」と質問されました。とりあえず全体像を描く必要があるので、「需要の把握が必要なので、そもそものマーケットである車の数、洗車する顧客の数を推定したい。その後、洗車機のコスト、ランニングコスト(労働者・水や洗剤)、固定費(宣伝費等)を把握したい。後は競合となるガソリンスタンドでの洗車サービス価格が分かっていれば、同じかやや低い価格を設定することでこのビジネスの収益構造がクリアになると思います」と(こんなにきちっと話せてないですが)回答。


その後幾つか数字を与えられ、損益分岐点の計算をさせられました。


与件は

- 労働者(管理人)の給料 $150K
- 設備償却費       $200K
- Running cost     $2/台
- 車一台あたりの価格   $10/台
- 年間稼動日数      300日


これをはじくと、年間4万台、1日133台というのが損益分岐台数になります。



その後はこんな感じでした。


「133台は現実的だと思う?」


「直感的にはかなり高いハードルだと思います。一日12時間稼動したとしても時間あたり10台以上で、仮に一台の洗車に10分かかるとしたら既にこの数字は達成不可能です。」


「OK、洗車は2分で終わるので物理的には達成出来るとしたらどうする?」


「もう少し需要を見究める必要があると思います。」


「どうやって?」


「誰が洗車に来るかによってセグメントします。具体的には通勤に使うビジネスマンと昼間ショッピング等でWest Lebanonに来る主婦層に分け、洗車の頻度を考えることでマーケットを把握したいと思います。」


「例えばビジネスマンっていつ頃に洗車すると思う?」


「通勤だけのビジネスマンと、客回りに車を使うビジネスマンがいると思います。前者は朝晩しか車に乗らず、朝洗車をするビジネスマンが多くいるとは考えにくいので、この場合は夕方。一方で客回りに車を使うビジネスマンは割りとどの時間帯でも洗車に来る可能性があると思います。」



・・・とやり取りをしていたあたりで時間切れとなりました。スムーズに話せればもっと色々言えたかな、とも思いましたがやむなし。




② ClientはOn-lineで食料品や雑貨を売っている。顧客がウェブサイト上で購入をすると自動的にシステムにデータが送られ、倉庫から品物が自動的にトラックに積み込まれる。輸送システムは最適化されており競合他社ともコストは変わらない。Clientの売上高は$100M、競合他社大手は$200M。ここ3年Clientは売上高を伸ばしているにも関わらずNet lossに陥っている。原因を分析し解決案を提示せよ。





割と基本的ケースだったので、先ずはこんな感じでStructureを書きました。(汚くてすいません)コストの部分がまったくもってMECEじゃないのですが、口頭でVC/FCと言ってごまかし。







今回は売上が伸びているという前提だったのでコストの問題だろうというあたりをつけつつ、競合大手との比較で劣っている点、競合の収益や顧客の評価はどうか等等を質問していきました。が、結局COGS、Labor、固定費・Scale Economyはみな競合と変わらず。売っているモノもすべて競合と一緒、地域的な格差もなし(ただし競合のほうがカバー範囲は広い)。


このあたりで一瞬行き詰まりそうになったのですが、Operation・Distribution・Marketingの部分を全然聞いてないな、と気づきその話に行ったところ、結論としてMarketingがこのケースの肝でした。一人の顧客を獲得するのに$500/年のコストがかかる。Clientはこれまで一人あたり10回の買物をしていたのに対し、競合は20回が平均。1顧客あたりの売上はClietnは$50/人、競合は$30/人。この時点でClientはMarketingコストをカバーするだけ($50x10-$500=0)で収益を上げようがありません。なので畳み掛けて「これじゃ儲かるはずが無い。顧客は何故離れてしまっているのか、理由は分かっているんですか?」と質問、結局Websiteの出来が相当悪く「Ugly」とまで言われている、、という事実に行き当たり、一応Recommendationを出せる段階に。


最後は問題点のおさらいをし、Marketingコストを一部カットしてでもWebsiteの改善に投資すべき、後は輸送するカバー地域の違いによる収益格差の調査(競合はClientがカバーしていない地域で高収益を上げているということはないか、あればその地域に重点を置くことで売上アップ出来る筈、云々)と言って締めくくりました。


まだまだ改善の余地がありますが、来週何とかいい結果が出せるように頑張りますです。

2008年1月25日金曜日

Saferide

本日、Saferideをやりました。前から一度やってみたかったのですが、要は飲んだ人(含む車に乗ってきて飲んじゃった人)を無事に家に送り届けるのが仕事です。9時~2時の間、二人一組で一台車を出し、(1)車で来てなければ単に家まで送る、(2)車で来た人を送る場合は二人のうち一人が帰る人の車を運転し、もう一人がついていって次の場所に向かう(日本でいう運転代行)というシステムになっています。

木曜日にもかかわらず意外とニーズがあって、合計7回、延べ15~6人を送り届けました。ただ管理者をやっている学生によれば、大きなパーティが開かれる日は大変だそうで、僕らはかなり楽な仕事だったようです。実際、電話を待つ間のうち2時間くらいはカヌークラブ(Hanoverでは割と高級な部類に入るBar & Dining)で学生とおしゃべりしながら過ごすことが出来ました。また、仕事自体は殆どボランティアですが、Tuckの「助け合い精神」を改めて感じる良い機会になったほか、普段会わない二年生と話せたり、今まで知らなかった住宅地域(含む古いSachem)を知ることが出来たり、ブキャナン寮でポーカーに興じる1年生に混じったりと、意外と楽しかったです。

2:00に仕事が終わった後は、寮のラウンジで続いていた飲み会に参加し、ささやかに乾杯。

幾つか写真を添付します。


Tuck生だらけのCanoe Club。




送り途中の車で一枚。Go home, guys!




ブキャナン寮で飲んでいた仲間と。
尚中央の赤シャツのがSaferideのパートナー。Ludwig, thanks!


追伸:Saferideをやるときは、面白おかしいメールを送るのが定例になってて、毎回メールが来るのが楽しみになってます。僕らは(と言っても殆どパートナーのLudwig作ですが)こんな風に送りました。どうでしょうか?




2008年1月24日木曜日

1st Round Interview

今日、初めてのインターン面接が終わりました。日本からの面接・説明会には幾つか出ていたのですが、現地採用の為の英語での面接は今日が初めてでした。相手企業は本命のコンサル会社で、面接は30分シニアプリンシパル+30分プリンシパルという組み合わせ。シニアプリンシパルとはFit・Mini caseをやり、プリンシパルとは丸々ケースをやりました。

ちょっと緊張してしまったものの、ケース自体はそこそこに出来たので、2nd Roundに進ませて貰えないかな、と祈っています。明日電話かメールが来る予定。何とかお願いします!m(__)m

因みにケースはこんな感じでした。

① 地元West Lebanonで自動洗車機のビジネスをやる場合、
  一日何台の需要が必要か? その台数は現実的か、それを
  どのように分析するか?

② ClientはOn-lineで食料品や雑貨を売っている。
  顧客がウェブサイト上で購入をすると自動的にシステムに
  データが送られ、倉庫から品物が自動的にトラックに積み
  込まれる。輸送システムは最適化されており競合他社とも
  コストは変わらない。

  Clientの売上高は$100M、競合他社大手は$200M。
  ここ3年Clientは売上高を伸ばしているにも関わらず
  Net lossに陥っている。
  原因を分析し解決案を提示せよ。

いずれも質問をして色々追加情報を手に入れないと答えは出ませんが、興味のある方は考えてみてください。僕の場合の回答例は後ほどポストします。

ああ、早く明日が来ないかなぁ。。

2008年1月20日日曜日

授業紹介(2)Strategy

授業紹介、一発目はStrategyです。この授業ではポーターの5-Force、付加価値戦略/コスト競争戦略、Value Chain、ゲーム理論等の基礎的Frameworkをケースを通じて学んでいきます。Frameworkそのものは教科書や本を読めば分かるので、授業は如何に戦略的アプローチが取られたか、何故そのActionを取ったのか、をディスカッションを通じて考えていくことに重点が置かれています。その点では秋学期のAGMと極めて似たスタイルの授業です。

教授はベテランのMs. Peteraf。いきなり2回目の授業でクラス全員の名前を覚えてきて(さすがに全員即答とはいかなかったものの)クラス中を驚かせました。授業の流れはスムーズで、(AGMでポイントのずれた発言をすると時折「それは今は関係ない」とバッサリ切られていたのに比べ)各生徒のコメントをうまく拾いながら論点を絞っていきます。スライドもよく練られていて、その日の授業が他の科目とどう関連するか、が「Integration Opportunity」として必ず紹介され、知識を体系化するのに役立つのもこの授業の良いところです。

これまで扱った題材はDucati(バイク)、Dell(コンピューター)、De Beers(ダイヤモンド)。夫々特色のある企業・業界がセレクトされ、ケースを読むだけでも結構面白いです。このあと任天堂/セガのケースも予定されているので、今から楽しみです。

まだ序盤ですが、良い戦略はどう立てられるのか、少しずつ感覚が掴めて来た気もしてます。軸/強みを見極めたうえでValueにもコストにも貢献する手を打つ、基本的なマーケットポジションの基盤を強めるといった結構当たり前のことをいかにしっかりやるか、がポイントなような気が今のところはしてきています。このあたりはまた授業が進んだらコメントしたいと思います。

因みに先日、Advanced Strategyという二年生向けの授業のビジターとしてUSSのCEOが来ていました。PWC出身でUSX時代に入社し、USSがスピンアウトされた際にCEOとなりいわゆるTurnaround managementを達成した方です。

特に興味深かったのは2点で、1点目はレガシーコスト問題に決着をつけたこと、2点目は「Safety」をモットーとする企業カルチャーを作り、コスト面・品質面での差別化に繋げたことでした。レガシーコスト問題は米国鉄鋼業の国際競争力を低くしていた最大の要因で、鉄鋼労組が強力なアメリカではどの製鉄会社も苦しんでいた問題です。彼は関係の改善からはじめ、真っ向勝負でこの問題を解決したとのこと。このアプローチは以前に書いたPitts SteelのCEOが言っていたことと似ており、問題の根っこを見究めてそれを取り除く、というのはやっぱりTurnaroundの基本なんだと思わされました。

2点目は更になるほど、と思わされる内容で、Safetyという誰もがAgreeできることを標語にし、企業カルチャーを変えるモットーとしたのです。これにより予見出来ないコストの削減、品質の安定化を同時に達成するとともに、どんな小さな事故でもCEOにレポートするという体制を作ることで徹底的な実践を行ったそうです。安全に関して彼が「every person doing everything right everyday.Incident happens, but accident does not happen! 」と言っていたのが印象的でした。

次回はGlobal Economics for Managers(GEM)を紹介します。

2008年1月17日木曜日

Parking

最近駐禁づいています。一回は駐車場内で間違ってParking spaceでない通路に停めて$50の罰金、もう一回はキャンパス内の道路に朝まで停めて$30の罰金でした。

僕は寮住まいなので学校の駐車場(Dewey:ドゥーイと読みます)に停めているのですが、Tuckから歩くと15分くらいかかります。日中はバスがTuckとの間で往復しているのでそれを使えばよいのですが、夜ホッケーに行った帰りにDeweyに停めに行くのは結構めんどくさい。もっと言うと寒さでホッケー後の汗をかいた体では風邪を引きそうになるので、朝バスが動き始めてから動かせばいいや、と思っていつも夜は寮の脇に停めてました。

Dewey内で通路に停めてしまったのは雪のせいで枠が全く見えず、適当に置いてあった車の横に停めたら道路だった・・というアホな話です。スペース的にも全く問題なさそうだったのでよく確認しなかったんですが、びしっとチケット切られました。キャンパス内の道路はきっちりHanover警察から朝の4時半にチケットが切られていて、これは夜12時以降に駐車していた為即アウト。そっか、キャンパス内でも公道なんだ、といまさらながら気がつきました。ついでに朝まで停めていいと思ってたのが間違ってたことも。

これでアメリカに来て、ボストン・ハノーバー・ダートマス大学と一通りもらえそうなところからは駐禁をもらったことになります。(尚ボストンはちゃんと料金を払っていたので証拠を送りつけておしまいでした)結構車に関してはゆるい国というイメージだったので、このマメな集金ぶりにはちょっと驚いています。やっぱり頑張ってDeweyに停めるしかないのかな・・・はぁ。


(写真は余り関係ないですが最近きれいになって戻ってきたTuck Driveの入り口表示です)

2008年1月9日水曜日

Winter授業紹介(1)科目概要

ちょっと趣向を変えて、しばらく授業紹介をしてみたいと思います。第一回は概要です。

今学期のコア科目は以下の4つ。

① Corporate Finance(CF)
② Marketing(MKT)
③ Competitive and Corporate Strategy(CCS)
④ Global Economics for Managers(GEM)

原則①②が月・火、③④が水・木に夫々二コマずつ講義されます。金曜日は時々ゲストスピーカーが来たりリクルーティングがあるほかは特に授業がありません。その分4日にぎっしり予習を詰め込む感じなので、なんだかんだ忙しいです。Fallと違い3月中旬のTerm終了までこのスケジュールが続きます。

このほかに自分は月曜日夕方のIntro to Entrepreneurshipという起業の基礎編みたいな授業を取っており、合計5科目。アントレは正直迷いましたが、折角の機会だと思ったこと、加えて自分が今までに「起業」的発想を要する業務に全く携わったことが無かったことから、思い切って取ることにしました。

各科目の詳細は次回以降に譲りますが、何れの科目もいくらでも掘り下げられるタイプの科目ばかりで教科書も非常に分厚く、どこまでやるか悩ましいものばかりです。科目自体はよく聞くものが多いので、出来る限り具体的な授業の中身を踏まえて紹介してみたいと思います。ではまた次回!

2008年1月3日木曜日

Start of Winter

Fall終了から二週間が経ち、早くもWinter Termが始まった。Breakはあっという間で、楽しい時間は早く過ぎてしまうということを実感。小学生の時夏休みがホントに短く感じたけど、今回もそれに近いものがあったなー。

Winterのコア科目、詳細はまた書こうと思うけど、かなりきついです。Fall Bのように「分からん!」という辛さはないのだけど、リーディングの量は相当で、且つほぼ毎日のようにCaseが用意されている。GEM(Global経済)なんてSyllabusに「予習は3時間やってくることが理想」とか書いてある始末で、実際今日の予習は初日にも拘らず5時間を費やしてしまった。もうちょっとスピードアップしないと・・・(と言いつつも、Winterの科目はCoprorate Financeを除き皆就職活動に直結しそうなものばかりで、リーディングはサボると後悔しそうで悩ましい)今学期はFall以上に時間の使い方がポイントになりそう。

ところで皆様、明けましておめでとう御座います。当地では正月感が全くありませんでしたが、日本では良いお年を過ごされたでしょうか。本年も宜しくお願い致します!

現在午前2時28分。そろそろ寝ます~