2008年2月19日火曜日

lunch with CEO of CVS pharmacy/CVS Caremark

本日(2月19日)、久々にExecutive lunchの抽選に当たり、CVSのCEOであるMr. Tom Ryanとの昼食会に参加しました。彼は1994年にCVS PharmacyのCEOに就任し、13年間CEOを務め続けているというアメリカでも珍しいケースの方です。2007年にはCaremark(患者とのInterfaceを通じて総合的医療サービスを提供する会社)の買収を実現しています。

CVS Carmark


これまで何回かCEOクラスの方に話を聞く機会がありましたが、最も印象的でした。部屋に入って来た時から最後まで、本当に素晴らしい方だな、と感じ、1時間弱のランチがあっという間に終わってしまいました。これだけのキャリアを持っていながら我々に対しても非常に気さくに接してくれ、全く上から見下ろすような感じがありません。質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれ、関連して話してくれるエピソードも面白く話し上手で、こういうタイプのCEOもいるんだな~、と妙に感心してしまいました。

印象深かった言葉を幾つか。

「自分は薬剤師としてCVSに入りその後様々な立場で仕事をしてきたが、とにかく目の前の仕事に真剣に取り組んできた。自分の仕事よりいい仕事があるかもしれない、と考えたことは一度もなかった。君達はこれから色々な分野に出て行くと思うが、目の前の仕事を先ずはきっちりやって、それからキャリアアップを考えるのが一番近道だと思う」

「目下の課題はCaremarkとのCultureを如何に融合させるか。これは出来る出来ないの問題ではない。間違いなく出来る。ただ問題は時間。どれだけ早く出来るかが勝負だ。」

「CVSのミッションは『Easiest drug store for customers』と考えている。Walmartが薬を売るのとは根本的に発想が違う。薬以外のProductも売るが、飽くまでお客様が便利と感じるかどうかが鍵」

「人材活用は大きな課題だが、Keyになる店舗での薬剤師は大きく動かさない。彼らは顧客をひきつける重要なポジションであり、関係を作り上げるのには時間もかかる。店舗のManagerの教育・ローテーションがポイントだ」

Down-to-earthというのはこういう人のことを言うんだろうな、としみじみ感じるランチでした。

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