2007年9月30日日曜日

9月を振り返って

明日から10月である。Fall A開始から1ヶ月が経ったが、渡米からは2ヵ月半、早くも自分がTuckで学べる期間の1/4弱が過ぎ去ってしまった。留学に来られた方は皆言っていることだが、本当にあっという間だ。いい機会なので、この1ヶ月を中心にこれまでの反省材料とTakeawayを考えてみようと思う。

1. 授業全般
自己採点は70点くらいだと思う。授業についていけないということはなく、グループも比較的順調(Easy goingな奴が集まっているだけかもしれないけど・・)に進んでいるのだが、何となく完全燃焼し切れていない気がする。正直言ってReadingのスピードも「本気で読んでいる」時の80%くらいしか出せていない感じだ。単に時間管理の問題といえばそれまでなのだが。。。何とか明日から気合を入れなおそうと思う。

夫々の授業からは非常に意味のある内容を学べており、その点に関しては大いにTakeawayありと言えるだろう。特に、DECSIで様々なケースから学ぶモデリングの技術と考え方、AGMで学ぶ分析手法の二つはこれまでに触れることのなかった領域で、今までの仕事を振り返ると「ああ、あの時このことを知っていれば」と度々思ってしまう。勿論、試行錯誤した経験があるからこそ授業で有り難味を感じるという面もあるのだが、体系的に知っていることの強みは大きい。

そう、自分で書いていて改めて思うが、「体系化」は大きなテーマだ。Accountingもしかり。


2. 英語
英語に関しては初めの1ヶ月で大いに苦しみ、少しレベルアップした感じはあるので、その点は収穫だろう。ここ1、2週間は停滞中だが(笑)、また次の階段を目指して頑張ってみたい。積極的にコミュニケーションをとって、分からなかったら聞き流さず、しつこく吸収していきたい。一番分からないのはちょっとした会話表現なので、その部分を伸ばすには話すしかないのだ。(ちなみに、日常会話はテレビでClosed Caption付で見ても分からないことが多い。単語はみな知っているのに。悲しい限り。)

ちなみに、今日は夕食をグループの一人(Joe)ととったのだが、こいつが最近先生役をしてくれることが多くて嬉しい。自分が何か言った際、言い回しがおかしいと指摘してくれるのだ。これは非常に勉強になるし、逆にちょっと言ったことが分からない時に聞いても丁寧に教えてくれるのであり難い。今日も会話の中で彼が「Cast a net」と言って、何それ?と聞いたところ、「ああ、直訳はそのまま網を投げるってことだけど、今はみんなに対して「返事待ちメール」を打つ、っていうことを比喩的に使ったんだよ」と説明してくれた。うーむ。言われてみれば分かるけど。笑 いずれにしても、貴重な存在である。

先日就職活動のレジュメを入力していて思った。英語を「母国語レベル」と言い切れる日は来るのだろうか。いや、きっと来ると信じて明日も戦うべし。

3. 就職活動
インターン獲得の為にいよいよ本腰を入れて動くことになった。これまで種々のCompany Briefingに出て雰囲気を掴んできたが、結論としてはNetworkingに頼って進めることになりそうだ。つまりコネである。言い方は悪いが、これこそTuckの名前をフルに活用して進めないといかんともし難い感がある。過去にインターンを獲得された方の話を聞いても競争はきわめて厳しく、そこに「1年働きたいんですけど。転職もしないんですけど」と乗り込んでいっても勝ち目はない。先ずは就職課のツテを頼り、その間自分で出来る限り案件を探していくほかなさそうである。

4. その他
ビジネススクールに来るメリットとして、企業や活動家の講演が頻繁に聞けることがある。英語の問題で聞き取れないこともあるのが残念だが、経験のある人の話はとても含蓄があり、これぞGeneral Management、という話を聞けるのが嬉しい。

先日も、Democratsのディベートと同日にNew Hamsphire州知事のスピーチを聞く機会があった。ハーバードでMBAを取り(残念ながらTuckではなく。。)、CEOとして一企業の建て直しをした経験を持つ方で、如何にPublic Sectorに民間の手法を、それも真っ当な方法で取り入れていくか、という話を分かりやすくしてくれ、非常にためになった。幾つか覚えている範囲で紹介すると、

・企業の建て直しで私がモットーとしたことは一つ、「売上がコストを上回っていれば会社は儲かる」ということ。ただし、このことをあらゆる側面から実践していくことが重要。
・知事として始めた仕事も、先ずはコストをどうやって抑えて州内の企業が利益を上げやすい環境を作るかが第一。この一環として、医療事務の電子化を全米でも高いレベルで実施した。州という単位でProfitableな環境を作るという発想は、基本的にCEO時代と変わらない。
・(どうして州知事になろうと思ったのですか?に対し)州知事なったのは昔からPublicの世界に興味があったから。やりたいことに挑戦しただけであり、端的に言えばリスクをとったということ。赤字企業のCEOになったのもリスクをとったことに変わりはなく、本質的な違いは「やりたいことをやった」という点にしかない。
・(学生にキャリアとして何を薦めますか?に対し)これから君達は様々な業界の一流企業に就職することになるだろう。是非大いに仕事をして、将来どのようなキャリアを求めるかどうかに拘らず、そこで自分を磨いてほしい。それが最も良い道。

すぐ記録しなかったせいで今ひとつニュアンスが出せないが、クリアカットですっと入るスピーチだった。知事のスピーチがTuckのホールで聞けてしまう、という事実に、自分のいる環境の素晴らしさを痛感する。

来週からもVisitorはひっきりなしである。是非どんどん参加したいと思う。

2007年9月28日金曜日

Democrats Debate

昨日26日、Democrats(民主党)のDebateが行われた。Dartmouth大学でDebateが行われるのは約50年ぶりとのことで、若者を中心に大盛り上がりのイベントとなった。僕らは事前のTicket Lotteryに外れてしまった為、Watch Partyと呼ばれるイベント(体育館に大型スクリーンが用意され、皆でDebateを観戦?する)に参加した。政治活動には違いないのだが、皆の盛り上がり方はほとんどお祭り騒ぎ。Dartmout Greenには大勢の人が集まり、めいめいに候補者を応援していた。日本では有り得ない光景だ。


Debate自体も面白く、各候補者がイラクや福祉などの問題について意見を戦わせる。同じ民主党内で先ず大統領候補を決めることもあり、意見はあちこちで対立し、それがまた面白かった。あとは、Debateの勝者は誰か?ということに皆非常にKeenで、翌日のクラスでも結構話題になったりした。このあたりは政治がどうこうというより、完全にゲーム感覚である。個人的にはヒラリーよりもオバマのほうが落ち着いて自説を述べていたので良かったと思うが、ネット投票ではヒラリーが勝った、との意見が多かったようだ。

今後のスケジュールとしては、1月22日にニューハンプシャー州の予備選挙があり、これが全米でも早い予備選挙となる為、結果が注目されるらしい。引き続き楽しみである。


最後にびっくりしたことを・・・ 今日の午後Admissionの女性と廊下で会ったときに「Mick、あなた新聞に出てるわよ」と言われ、へ?と思ったら、新聞を持ってきてくれた。見ればこのあたりのLocal紙であるValley Newsの写真に僕ら一行(カコミ部分)が写っている。これには驚いた。きっと様々な人種の人が写っている写真を選んだのだろうけど、いい思い出だ。ネットにも出ていたので、手前味噌ながら引用させていただきます。本文はこちらから→ http://www.vnews.com/09272007/4251931.htm



Published 9/27/07

An overflow crowd of Dartmouth College students and community members watches the televised Democratic presidential primary debate on a large viewing screen at the campus’ Leede Arena in Hanover last night. (Valley News — Jennifer Hauck)

A Debate on Security(以下本文省略)

ではまた明日!

2007年9月26日水曜日

モチベーション

Fall Aは基礎編という位置付けだが、非数字系科目としてLeading Organizationという授業がある。ややFuzzyな授業なのだが、これがなかなか面白い。組織で動く際の心理的落とし穴、個人レベルでの心理的バイアスに関する授業を経て、目下のテーマはモチベーション。3回に亘って如何に人がモチベーションを下げるか(De-motivation。こっちから入るところも興味深い)、逆に上げるか/上げられるか、に就いて、様々な理論と実例をベースに学んでいく。

この分野の研究も相当なされているようでテキストやCase自体も面白いのだが、グループが楽しい。自分一人では出てこない発想が、皆で理論を当て嵌めて考えていくことによって想像以上にたくさん産まれてくる。数字系科目で議論するのとはまた違う哲学的な面白さと広がりがある。

この授業での教えだが、人はカネだけでは動かない、単に厳しく管理すればいいというものではない、ということを実感することが出来るのはとても有難いことだ。帰って実践できるかどうか、がポイントだ。笑


今日も授業頑張ってきます!

2007年9月24日月曜日

AGM Exam終了、ほか

この週末はあっという間に過ぎてしまった。というのも、風邪を引いてしまった為だ。疲れが溜まっていたところにDECSI試験が終わった解放感も手伝い、つい気が抜けてバイキンにやられてしまったらしい。やむなく日曜日午後にやる予定だったAGMの試験を夜に変更し、日曜日はほとんど寝て過ごす。

AGMの試験はTake Home Examと呼ばれるもので、持ち帰って自分で時間を計ってやる。今回は4時間、Open book(何を見てもOK)と最も自由度が高いタイプ。学生はこのルールを遵守することがHonor Codeによって定められている。実際時間をかければいい点が取れるような試験でもないので、敢えてHonor Codeを破る学生もいないのだろう。

内容はまだ試験期間なので書けないが、この授業で学んだ「General Manager's job」と「Analytical skill(専ら、Frameで考えるということと理解)」は非常に面白かった。振り返ってみると、うちの会社ではついついManager's job/Player's jobに勤しんで、General Manager's jobには意識が行っていないことが多い気がする。商社ってそういう会社なのかもしれないけど・・

それではおやすみなさい!

2007年9月20日木曜日

DECSI Midterm 終了・・・

試験勉強で更新をしていなかったが、本日ようやくDECSIのMidterm Examが終わった。正直、玉砕です。難しすぎるよー。まぁ、試験終了後どの学生も「What is that?」とか「Disaster」とかぶつくさ言ってたし、しまいには「I am angry. This is not fair.」と本気で怒る学生もいたくらいだから平均点も相当低いと思うけど・・・一発目の試験だから仕方ないけど、Practice Problemでそれなりに解けていたつもりだったので、すっかり騙されました。せめてModelingに間違いがないことを祈ります。

ところで先日Wall Street JournalでMBAランキングが発表され、Tuckは見事No.1に返り咲きました。これを受けて早速Celebrationが実施されたので、写真を掲載します。授業の合間を縫って皆がHallに集まり、シャンパンが振舞われ、Deanが誇らしげにスピーチをしていました。こういう純粋な雰囲気、皆で祝おうという姿勢(メールもDean自ら発信)はとても楽しいです。

写真:

語る学長。













ホール中に集まった人々。











TUCKの色が生々しい、ケーキ。












Tuck #1!の旗。(注文早すぎです。)











それではまた!

2007年9月19日水曜日

理想と現実

なかなか思うようには行かないものだ。午後の時間を如何に有意義に使おうか、と考えていたが、どうにもこうにも眠くなってしまい、7時から10時のゴールデンタイムを丸々睡眠に使ってしまった。30分で起きる予定だったのに気がつけば10時。FAの教科書も読んでなければAGMのケース(金曜の予習。グループが明日あるので)にも目を通してない、レジュメのUploadもやらなきゃ、と焦る。

しょうがないので腰を据えて机に向かい、3時半の時点で一通り「やることリスト」はつぶせた。後は明日のAGM(Body Shopのケース)に備えてどれだけシミュレーションをしておくか、だ。こればっかりは時間を幾らかけてもいいし、頭の整理でもあるので、明日コーヒーでも飲みながらやることにしよう。

ここからは一人反省会。結局時間に追われると、どうしても無意識に「やっつけ」に行ってしまう。どの教科もそうだが、表面的に理解する、宿題が答えられるレベルになる、というのと、与えられたものやOptionalの課題までとことんやるのでは随分違いが出る。時間的にすべて「とことん」やるのは間違いなく無理なのだが、将来を見据えて押さえるべきと思うところは徹底的に時間と頭を使っておかないと、数年後数十年後に後悔するか、後悔もしないまま気づきもしないか、で終わるんだろう。そう思うと寝てられないはずなんだけど。笑

明日は日本からビジットの方が見え、ランチをみんなで取る予定になっている。久しぶりの1年生集合、2年生との顔合わせも楽しみだ。

2007年9月17日月曜日

Some findings

今日、印象に残ったこと。

1. KITA

先日難しいと言っていたOBのリーディングに就いて同級生に聞いてみたところ、「あれは難しいと思う。Too Academicだ」とほっとする答えが返ってきた。更に自分が「そうだよね。単語分からないのが多くてさ。略語の”KITA”も意味不明だし・・・」と聞くと、同級生は笑いながら「ああ、KITAね。Kick In The Assの略だよ」とあっさり教えてくれた。

教授よ、超・Academicな論文でそんな略語使わないでくれー。電子辞書引いても載ってないぞ!!(因みにその後のグループでインド人に教えたら、そいつも知りませんでした。笑)

2. 教授の巧さ

今日はFAとDECSIの授業だったが、いずれの授業も教授の進め方が素晴らしく、内容も然ることながらその巧みな授業捌きに感心している。要点を教えることも勿論だが、共通しているのは「生徒を犠牲にしない心、常に発言をRespectする姿勢」といった感覚である。例えば今日も、FAの授業である生徒がキャッシュフローに関して「What is the number of wages and salaries paid?」と質問され窮していたところへの教授の助け舟が素晴らしかった。「OK, then I give you three choice. First, 280. Second, 1 million. Third, (少々の沈黙を挟んで笑いながら)None of above.」当然答えは1なのだが、笑いを取ってクラスの雰囲気も良くなったし、この質問自体も280以外の数字は根拠がないから有り得ない、っていうことも暗に示していて、つくづくプロだなぁと思った。自分が塾講師をしていたときにこんな捌きが出来てたらどんなに生徒が楽だっただろう、とも思う。

評判の良い悪いはあるが、Tuckの教授は皆親切且つ情熱を持っており、心置きなく勉強が出来る。ハードなスケジュールでも授業が楽しめるのは本当に教授陣のおかげである。


今日9時から11時までグループをやって大分進んだので、明日はグループなしになった。この時間をどう使うか、よく考えねば。AGMとDECSIのExamもあるし、Intern探しの作業も色々進める必要あるし、ちょっと運動もしたいし・・・こういう悩みもまた楽しいものである。

今日は、疲れたけど充実感のある一日だった。また明日も頑張ろう!

部屋にこもった日曜日

今日は午前中にWhittmore(綺麗なほうの寮)のジムに行った以外、基本的にずっと部屋で宿題をこなした。今日は大学受験の時のように、「余り集中せずだらだらと勉強する」というスタイルでやってみた。これだと効率は良くないのだが比較的長時間の勉強に耐えられるので、量をこなすことが要求される時に敢えて取るスタイルである。こんな方法が取れるのも仕事をしていた頃には考えられないことだ。本日の終了項目は以下の通り:

FA - Cashflow関連の宿題×3(所要時間2.5時間)
DECSI - プレゼン準備、テキスト読み、回帰分析関連の宿題×1(所要時間2時間少々)
AGM - Body Shopのケース読み、教科書読み(所要時間2時間半。ケースは終わらず)
OB - Reading Assnignment×2、ケース読み(所要時間2時間。流し読み)

合計所要時間はざっくり9時間。12時から勉強を始めて今1時、間にWNBAファイナルを見た時間があるから計算は合う。このくらいのペースならなんとか持ちそうな気がするが、これから更にきつくなってくるとの話も・・・大丈夫か・・

予習をしながら、息抜きをしながら、色々なことを思った。

① Body Shopの経営ケースを読みながら、日本での活動が気になってサイトを見たら、なんとケースの主人公である創業者がつい先週亡くなったとのこと。日本人だけでも数え切れないほどの書き込みがされており、彼女の影響力の大きさに驚く。僕らが授業でケースを扱うことは彼女の逝去と何の関係もないが、偶然とはいえ何とも言えない気持ちである。せめて真摯に彼女の経営理念に就いて考え、議論をすることがせめてもの務めだろう。

② Motivationに就いてのリーディング。これまで会社で色々な人にMotivateされ、逆に上の立場としてやる気を出させようと頑張ったり、逆に叱り過ぎて上手くいかなかったりしたことを思い出す。こういう機会に自分を省みることが出来るのは嬉しい。授業で発表できれば更に良いのだけど。笑

③ WNBAの決勝を見る。ホームチームのデトロイトが負け、フェニックスが優勝した。デトロイトを応援していたので残念だ。ちなみに、デトロイトの監督はビル・レインビア。僕ら世代のNBAファンなら誰もが知っている、ピストンズのHeel(悪役)プレイヤーである。彼がヘッドコーチを務め、応援席にはチャック・デイリーが座り、更にカール・マローンもいる。マローンの娘がデトロイトのセンターとしてコートに立っているのである。中学時代、初めてNBAを見たのは日本で開幕戦をした時(テレビで見た)で、マローンはユタでストックトンと名コンビを組んでいた。つくづく昔日の感がある。

④ 現実逃避して過去のTuckの方のブログをボーっと見ていたが、どうやら僕らは大分楽が出来ているようだ。アサインメントの量が(少なくともブログを見る限り)昔より相当減っているように思われる。寸暇を惜しんで与えられたリーディングを読みこなしていた先輩方に比べると、もっと気合入れなきゃいけないかな・・・と思う。実際教科書も、宿題を先ずやってみてわからなかったら読む、みたいな読み方が殆どだし。(AGMは別だけど)
同級生の皆さん、どうしてます?

なんだか寝るタイミングをなくしてしまった。朝一番で車をパーキングに置きに行かねばならないので、取り合えず横になることにしよう。おやすみなさい~。

2007年9月16日日曜日

9月15日

今日は日記風に。


昨晩遅くまで飲んでしまい、二日酔いのまま12時からのグループに参加する。飲みは毎週末に行われる寮飲みだが、昨日はビアポンに初参戦した。ビアポン(Beer Pong)は要は卓球なのだが、台の上にビールの入ったカップを並べて狙い、ピンポン玉が当たれば半分、カップに入れば全部飲み、カップが空いたらどけていく(よって全部のカップがなくなった時点でそのチームの負け)というゲームである。日本だと居酒屋で山手線ゲームをやるような感覚かも。

やってみると、普通の卓球のほうが簡単に思えるくらい、意外と難しい。学生の間でもやはり実力差があり、特にダートマス大学出身者は総じて上手い。この学校の伝統か。いずれにしても悔しいので、闇練(?)してリベンジすることを心に誓う。

グループはDECSIのケースのみ。初めてのグループ・アサインメントで、月曜日の授業でプレゼンが出来るようにしておかねばならない為、結局3時間半もああでもないこうでもないと議論をした。少々ポイントがずれてしまった部分もあったが、教授も「余り細部に拘らずグループとしての作業をどんどん進めることに重点を置いて」とアドバイスしてくれていたので、しつこく口出しするのは途中で止めてしまった。正しいと思っていても、英語で議論を吹っかけて論破する(Respectを忘れずに)のは結構骨が折れるし、自分も普段助けられている中で間合いのとり方が難しい部分もある。


グループ終了後は買出しへ。食料が底をついてきたので、コープでアジア系のカップラーメンとか冷凍カレーとか、寮で調理可能な食材を買い込む。ついめんどくさくてカップラーメンとかで済ませてしまいたくなるんだよね・・・。栄養失調にならないよう気をつけねば。

さらに文房具を買いにWest LebannonのSTAPLESへ行く。目的はバインダーのインデックスで、授業の配布資料をどう整理するのがいいか迷っていたのだが、いいのが見つかった(写真)。インデックス自体は透明で何も書かず、代わりにバインダーの一番後ろにインデックスの中身を書いた紙を印刷してクリアファイルに入れ、夫々の中身が分かるように出来る。こういうの日本でも作ってほしいものである。

来週の分を準備してみたが、かなり便利。毎週代わる授業スケジュールに併せて順番を入れ替えることが出来るからである。(メーカーのWebsiteにWordのテンプレートが置いてあり、ちょこちょこっと打ち込めばリストが作れるし修正も簡単。)曜日と授業名を両方書いておけば、予習でも授業でも迷わずに済む。準備に少々時間がかかるが、結構快適である。

夜はのんびり予習をする。来週のAGMはBody Shopのケースが扱われ、身近で面白い。確かにBody Shopの宣伝なんて見たことないよな・・・と納得しながら半分くらい読む。(全部読もうと思ったけど、20ページ弱あって挫折)OBではMotivationに就いてのリーディングが宿題になっており、これまたそこそこ長い。しかもなんか知らんが異常に難しい。いくら飛ばし読みをするとしたって、殆ど全部のパラグラフに分からない単語が登場するのは勘弁してほしい。時々こういう超・Academicなリーディングが用意されているのがこの授業の辛いところである。(かといって授業が分かり易い訳でもないのだが・・・笑)

ジムに行きそびれてしまった。明日はちょっと早起きして1週間分の運動をすることにしよう。

ちなみに今夜中の1時半を回ったが、ホールでは「Mexican Party」が行われており、重低音が響いてくる。事前の案内には1時までとか書いてなかったっけ?昨日飲み過ぎたので参加を断念したが、参加しなくて良かった。笑

では、おやすみなさい・・・

2007年9月14日金曜日

シンプソナイズ・ミー

友人二人がやっていたので、早速僕も試してみた。写真をアップロードすると読み込んでくれて、シンプソンズのキャラクターに化けることが出来ます。細かいところはいじれます。
自分と息子でやってみました。息子は1歳に設定したら髪型のチョイスがほとんどなく、あえなくこんな髪型に。。。実際はもっと髪あります。笑

トライされたい方は以下のリンクからどうぞ。

http://simpsonizeme.com/

2007年9月13日木曜日

思うところ

9月14日金曜日になった。明日の宿題を済ませ、ちょっとリラックスしている。金曜日の授業はDECSIのみ(しかも2限から)で、午後もマッキンゼーの会社説明に出るくらいと結構楽な一日だ。という訳で、最近考えていることを徒然と書いてみようと思う。

その1.何がしたいの?

アメリカに来てからというもの、取り敢えずがむしゃらに目の前のことに向かっていくだけの日々が続いていた。However、特に今週になってCareer Development関連のプログラムが始まってから、「何がしたいの?」「どうなりたいの?」という質問にいやでも直面する機会が増え、自然と考える時間が増えている。

正直言って、今までの人生で本気で選んだものは少ない。人によっては全て自分で選んできたと言い切れる人もいると思うけど、自分は到底そうは思えない。本気で「取り組んできた」ものはそれなりにあるつもりだけど、自分で選んだかと言われると、殆どNoである。英語(というか英会話)だって親が教室に連れて行かなかったらやらなかったかもしれないし、バスケットは同級生に誘われて始めたし、仕事は何社か落ちて初めて内定をもらったところに決めたし。。決して自分を卑下するつもりはないのだけど、本当に自分の意思と決意で決めてきたことは本当に少ない気がする。

例外は嫁さんと、今回のビジネススクールである。ビジネススクールに行こうと思った切欠はブラジルでの3ヶ月だった。ブラジルの某一流企業との交換研修で多くのMBAホルダーに出会ったこと、そもそも大学で Business Administrationを学んだという社員が多くいたことで、MBAという遠い世界がずいぶん身近になった。結果として自分はMBAを取らない研修制度に応募してTuckに来たのだが、要は学べばいい訳で、今回の選択に何の後悔もしていない。問題は次のステップとして何を選ぶのか?にある。正直、ここまで白紙の環境に置かれたことは過去30年の人生で初めてで、戸惑っている。そういう意味で本当にいい機会をもらったとも言えるのだけど。会社を辞めることは全く考えられないしそのつもりもないが、将来何がしたいのか、何を達成したいのか、一生懸命考えて次のStepを決めていこうと思う。

Internshipは出来ればコンサルでやりたい。ハードルは物凄く高いけど、単純に面白いと感じるし今以上に厳しい環境に置かれることも間違いない。


その2. 子供が1歳になった

9月14日は息子の誕生日である。1年前に産まれた時は今の状況を想像だにしていなかったが、何はともあれウチの子は1歳になった。凄いことだ。嫁さんも今までにない苦労をしてくれて、一人で頑張ってくれたことに感謝してもしきれない。

結局のところ、如何に恩返しをするかだろう。Tuckに来てから様々なOrientationを受けてきたが、この学校を貫くものは恩返しなんだと思う。家族に、親に、会社に、友達に、同級生に、社会に、ちょっとでも貢献できればいい。今ニュースをClosed Caption付で見ているが、このCaptionはどう見ても機械がやる仕事ではなく、夜中に仕事としてCaptionを打っている人がいるのだろう。凄いことである。自分は単に勉強の為に使っているが、これなしではテレビを見れない人もいるだろうし。


その3.安倍首相辞任

びっくりした。何にって、辞任もさることながら、恥ずかしいことに中国人の同級生に教えられて初めて知ったのである。いやはや。。

色々とニュースを見て、辛口な意見が飛び交っているのを見る。自分は元々政治に然程興味がない(なんて言っちゃまずいんだろうけど)ほうだが、今回の辞任劇に就いては個人的には安倍さんが可哀相、という気がしている。確かに辞任のプロセスは無茶苦茶というか、個人が会社を突然辞めるのに置き換えても「うまくない」やり方だ。批判されても当然だろう。

では、どうしてそんなやり方を選んだのか?判断が可能な状態(含む体調)だったのか?そこまで追い込まれたのは彼個人の資質が全ての理由なのか?そもそも首相になりたくてなったのか?なりたかったんだろうけど、祭り上げられてしまった結果ではないのか?・・・等等考えていると、どうも純粋に批判的立場を取ることが出来ない。これ以上書くと問題もありそうなのでやめておくが、小渕首相の例もある。何が正しいのかは分からない。


その4. アプローチ

戦略コンサルのWorkshopに出て、自分の物事へのアプローチは良くも悪くも子供の頃から変わっていないことに気づかされる。多分、一生変わらないと思ったほうが賢明(Conservative)なのだと思う。その前提でせめて枠組だけでも学んで、将来の自分の幅を広げることに時間を使いたいものである。


その5.Punch Line

日本語で言えば「オチ」である。しょっちゅう出てくる言葉で、インパクトのある言葉とかCaseのポイントといった意味もあるようだ。Bottom Lineとはまた違った感じの言葉で、最近では印象に残った言い回しの一つである。

どうでもいいが、アメリカ人はジェスチャーが豊富なのだが、両手をチョキにして顔の前に出し、指をピコピコッと曲げる仕草をする人が非常に多い。イメージとしては何かを切っているような仕草なのだが、どうもよくわからない。誰がいつ始めたんだろう?


その6. バッファロー・ウイング(写真)

揚げたチキンにバッファローソースを和えたもので、こちらでは極めて定番の料理。昨日近くのバーで週1回の激安デーがあったので、たらふく食べてきた。ちょっと酸っぱくてしょっぱめのソースなのだが、慣れると旨い。アメリカに来た初日にご馳走になった時は「何この味?」と思ったけど、Tuckの食堂に辟易している今は文句なしに旨いメニューの一つになってしまった。


眠くなってきた。内容もどんどん程度が下がって来たので、この辺りで終わります!ではまた。

2007年9月11日火曜日

2週目スタート

2週目。早くも火曜日が終わった。今週はAGMが月・火にまとまっており明日以降は基本的に数字系科目なので、山は越えた感じ。ほっと一息。

今週のAGMは正直苦戦した。月曜日のNIKEでは色々考えていたのに発言出来ず、火曜日は一応指されたものの少々的外れになり、ポイントは稼げず。しょうがない、議論についていくのに必死で、議論の中身を踏まえたコメントを考えていると次の学生が発言して、言いたいことが言えなくなってしまうのだから。そもそもケースのポイントを多く押さえて、ここだ!と思うところで手を挙げて指されたら勝ち、駄目なら次のチャンスを狙う・・・という戦略でいたつもりだったのに。今週はグループスタディの段階で議論に置いていかれることが多かった(寝不足による集中力不足も原因)こともあるが、無念である。AGMは残すところ1週間、何とか気持ちよく終わりたいものである。

目下の課題は来週月曜日のDECSIの課題。初めてのGroup Assignmentで、結構めんどくさいモデルを作り、プレゼンに落とさねばならない。自分は手っ取り早く貢献できそうなモデル作りの役をやることにした。とりあえずBase Caseのモデルを作るところまで終わらせたところで凄まじく眠くなってきたので、寝に入る。

ではまた・・

2007年9月9日日曜日

1週目終了

ただ今午前4時。すっかり変なリズムが癖になってしまった。今日も11時頃一度寝て12時くらいに目覚め、それからケースをやり始めたらあっという間に3時を回っている。不思議と集中できるのでこれはこれでいいのだが、そのうち授業をブッチしてしまいそうで怖い。

1週目の感想としては、①やっぱり英語が大事、でも②「議論のポイントがどこにあるか」を察知出来ないと聞こえても駄目、および③就職活動(自分の場合はInter探しだけだけど)は相当大変だ、というところである。多少ヒアリングが向上したことで楽にはなったものの、それでも集中しないと議論からすぐ置いていかれる環境に変わりはない。一度DECSIでInfluence Chartを黒板に書く役を買って出たのだが、その際も誰かが「その矢印をこっちにもってって」みたいなことをポッと言った時に正しく書けなかったりして汗が出た。自分の考えが正しいという前提で臨めばよいのだが、それでも違う意見を言ってくる奴がいればきちんと(しかもRespectを持って)反論することが必要で、その為には正確なヒアリングが不可欠。まだまだ先は長い。


就職活動は来週もプログラムが目白押しで、Sector smartという卒業生によるQ&Aセッション、業界毎のWorkshop(簡単な課題を出され、解きながら業界知識を学ぶクラス)が毎日のようにセットされている。自分もIntern探しの為に知識をつけるべく出来るだけ参加したいが、勉強時間確保との両立が難しいところ。取り敢えずは「がむしゃら方式」でやってみます。笑

それではおやすみなさい!

2007年9月7日金曜日

免許取れたよ

結局SSNは来なかったが、見切り発車でConcordに行き、運転免許を無事取ることが出来た。SSNは結論として、「Dartmouth College」と住所に書いていなかった為、郵便配達の段階で戻されてしまったらしい。学生は通常SSNを取れないので、通常の郵便と違った扱いをされたと思われる。来年以降自分と同じステータスで来る人には注意してもらうようにしよう。アドミッションにも伝えねば。

運転免許の試験は見事ペーパー・実技ともパーフェクト。自己満足以外の何物でもないが。笑
因みに、実技はDMVを出てくるくる回っただけで、縦列駐車とか小難しいことは要求されず、非常に助かった。縦列やれと言われたら落ちてたかも・・・

長い1週間も終わった。といっても、明日午前中にまたスタディグループがあるので、今晩もCase読み込み・内容の整理をせねばならない。このエンドレスさがMBAの特徴かもしれない。今週の感想はまた後ほど・・・

来たー!

来ました。色々と。

① 英語が聞こえるようになってきた。意味が取れるわけではないのだが、昨日の夜くらいから明らかに違う。耳が音を拾ってくれるようになった気がする。(その証拠に、テレビコマーシャルや速報ニュースが分かるようになった。ついでに授業中も、分からない単語も音としては聞こえることが増えたので、しょっちゅう単語を調べている。)高校生の時、英会話の教室である日突然「あれ?しゃべれる。」と思ったのを思い出した。スポーツもそう(来ないスポーツが殆どですが。笑)だが、がむしゃらにやっていると光明が開ける日が来るのだ、きっと。

② AGM(Anlaysis for General Management)のCourse Rep、クラスの代表者になってしまった。Repは二人なので全責任を負うわけでもなく心配ないけど、ちょっとびっくり。 AGMのCourse Repにはかなりの人数が手を挙げていたので、純粋にLotteryだったのであれば相当運がいい(悪いのかも)。もし何か配慮されるのであれば、夜中の1時半にRepの案内が来た際真っ先にSign-upしたことが理由か。いずれにしても、この授業でRepになれたことは光栄であり、迷惑をかけないようにせねばなるまい。

③ SSN。こちらは一向に来ません。。なぜだ。誰がどう見ても落ち度はないのに。。
  しょうがないので明日、見切り発車で免許取りに行きます。

それではお休みなさい!

2007年9月5日水曜日

親バカですが

子供が1歳を前に、よちよち歩きをするようになったらしい。危なっかしくて更に嫁さんの苦労が増えているようだが、 目覚しい成長に驚くばかり。最近買った服と靴の写真を送ってもらった。こんな靴まで履くようになったか、、、と感慨にふける。ついでにイスの上り下りも出来るようになったらしい(写真はイスに座ってご機嫌の構図)。次会うときはどうなっているか、本当に楽しみである。

一応授業の話もしておこう。初日・二日目と終わって、AGM2コマ、FA(Financial Accounting)、DECSI(Decision Science, デクサイと読む)夫々1コマの授業を受けた。ざっと内容を紹介すると以下の通り:

FA:
Accounting。本日は三表の繋がり、意味といった全体的な説明。Hot dog屋を開くなら何が必要か?といった例を豊富に入れた教授の説明は非常に分かりやすく、好評であった。

DECSI:
プロジェクト評価の際のModeling手法を学ぶ授業。今日はModelingとは何か?何に気をつけるべきか?を簡単な例と共に説明受ける。手探りになりがちなSpreadsheet Modelingを体系的に学ぶことが出来、当社でも同様な研修に結構な時間を割いていいのでは?と思う内容である。

AGM:
以前の書き込みで紹介の通り、Tuckの名物授業。あるSituationをCaseとして与えられ、その状況で自分なら(CEO/Managerとして)何をするか?をLogicalに考えていく。答えがなく、Caseの読み込み・グループ討議共に必須とされており、相当準備に時間のかかる授業である。今週は交代したばかりの社長として、様々な問題を抱える企業にて何をすべきか、どの問題から手をつけるか、長期的戦略は何か(そしてその理由は何か)・・・とあらゆる側面から分析し、クラスで議論していく。正直、面白い授業である。

授業の雰囲気はBridgeとは大分違う。Tuckに来る学生だけあって皆積極的に発言し、発言内容のレベルも高い。特にAGMはClass participationがGradeの50%を占めることもあり、皆バシバシ手を挙げて矢継ぎ早に発言していく。教授の説明より学生のコメントを聞き取るほうが大変である。(実際聞き取り難い奴が発言すると本当に辛い。暫く議論を見守ってからでないと的外れな発言になってしまう)取り敢えず2回の授業で、発言2回・質問1回出来たので、先ずは合格といったところか?少々発言の際に英語が出てこずちぐはぐになってしまったが、それはこれからBrush upしていこうと思う。とりあえず1授業1発言を目標に頑張るべし!

来週のAGMはNIKEのCaseを扱う。寝るまでじっくり読み込んで、次回のグループではもうちょっと発言機会を増やしたい。

2007年9月3日月曜日

最後の休日・・・

Orientationが終わり、この週末は3連休。(月曜日がLabor dayの為)来週からの授業に向けた最後の充電期間である。金曜日は韓国・日本料理のYAMAにて久しぶりに日本食を堪能、翌土曜日はBostonに足を伸ばして日本食の買出し、日曜日はDartmouth関係日本人の大BBQパーティと日本尽くしの週末を過ごした。月曜日こそ宿題とグループスタディに時間を費やしたが、いささかこちらの食事に食傷気味だったので、いいリフレッシュになった。明日からはまたTuck学食の日々だ・・・


ところで、Bostonでは寿屋で買出しをしたのだが、店が分かり辛くかなり迷ってしまった。勝手に「KOTOBUKIYA」みたいな看板があると思い込んでいたのだが、そんなものはなく、近くの店の人に聞いたら「多分あそこのビルだよ」と教えてくれた。そのビルは写真の通り、大学?と併設されており、言われなければとても日本食スーパーが入っているとは思えない。一歩入ってみると、フードコートのように日本・アジアの飲食店が並び、奥にお目当ての寿屋があった。カップラーメンや出汁の素、ごはんですよ、雑炊の素、等等一人暮らし色満載の買い物を済ませる。気がつけば既に6時を回っていたので、勢いで札幌ラーメン(味噌もやし)を食す。味はなかなかで、ちょっと野菜が「味噌もやし」という感じではなかったが、久々のラーメンに大満足。


明日から授業が始まるが、グループスタディは2時間程であっけなく終わった。だらだらやればいいというものではないものの、他のグループが4時間5時間やっている中で少々心配な感は否めない。そもそも一人(例のOutspoken girl)が週末ずっとHanoverにいないと言い切っていた為全員揃ってもおらず、まぁ仕方ないか、という感はある。明日のAGMで発言ができるようもうちょっと考えてから寝ることにし、今日の更新はこの辺で終了。