2007年8月19日日曜日

無事帰還


Outward Boundが終わった。この経験を言葉にするのは非常に難しいが、一言で言えば「良くも悪くも、何物にも代えがたい」経験、かと。10人単位でのSea Kayakingとアウトドア生活を5日間行った(+帰宅に1日)のだが、大きな自然を相手に何とか状況を打破し「生き抜く」ことそのものがこのプログラムの目標であり、そのこと自体に意義がある。そこから何を得るかは個人個人で異なるのだと思うし、内容や環境によっても全く違ってくるだろう。

では自分自身はどうだったか?と振り返ると、そうだなぁ・・・やっぱり行ってよかった、と、月並みながら思う。この5日間は1ヶ月にも感じられるくらい様々な経験が出来たし、リーダーシップ・貢献すること・コミュニケーションの大事さ・家族の存在等等、色々なことを感じられた。後は満天の星空、雨の中で食べたクスクスの味、最後のカヤック漕ぎでのえもいわれぬ達成感、仲間との絆が思い出だ。相当ハードなプログラムであり誰にとっても辛いことは事実だが、このような思いをすることはTuckの授業でもないだろうし、人生でこれ程厳しい生活環境に置かれることは二度とないと思うと、自分を一回り大きくするにはもってこいのプログラムと言えよう。気合を入れて参加されることをお勧めしたい。(逆に言えば、もっとドライにビジネススクールを捉えている方には特段お勧めしない、ということでもあります。)

帰って久々にパソコンを開くと、結構メールが入っていた。と言っても40件程度で、東京にいた時は1週間で千件くらいメールが溜っていたことに比べれば何でもないのだが(笑)その中で、嫁さんから、子供が大分歩けるようになってきたこと、ソファに自分で上がって座れるようになったこと、マグを自分で持ってジュースを飲めるようになったこと・・・などの連絡が来ている。1週間、自分もきつい思いをしたけど、毎日子育てに追われる嫁さんも一生懸命毎日成長している息子も同じかもっと大変な思いをしているんだった、としばし自省。

あと1ヶ月で息子も1歳になる。誕生日を一緒に過ごせない分、がんばらねば!

追伸:Outward Boundの持ち物に就いて。Sea Kayakingが初めてだったこともあり、Tuckから指示されていた物全てが必要という訳ではありませんでした。来年は改善されると思いますが、自分の場合は以下のものが不要でした。備忘録として記載しておきます。

Jacket       現地で「いらない」と言われ置いていきました。
Liner socks    ウールソックスで十分でした。
Sun hat      個人的にはなくても平気でした。
Bandanas      髪の長い人は必要かと思います。
Bowl        グループで用意されていました。
Mug         同上
Spoon        同上
Knife        グループで用意されており、結局使用せず。
Foot Powder    買いませんでした。
Dishwash glove  わざわざ太字で「Strongly Recommended」でしたが不使用。
          手が荒れやすい方は必要かな、と思いました。

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