2007年8月10日金曜日

Bridge終了

本日(8月10日)、めでたくBridge Programの全行程が終了した。非常に嬉しいことに、当チームのプレゼンは同じ教室で行われた6チームの中でBest Presentationの称号を勝ち取ることができた。自分は少々しどろもどろになってしまったもののそれなりに言いたいことが言え、他のメンバーは皆しっかりとプレゼンし全体として「企業評価」をしっかり行ったとの評価が得られたのだと思う。この結果にもよって、心から、1ヶ月のプログラムを終えたことへの充足感に満ちている。

Bridge Programは様々な面ですばらしい機会を与えてくれたと思う。第一に、アングラの学生に交じって1ヶ月を過ごすことで完全に生の英語に触れ続けられ、更にはアメリカ大学生のCultureを存分に体感できた。学生同志の会話はとにかく聞くだけで大変だったが、少しずつ話に入っていけるようになったことは収穫だった。又、何度か夜飲みに行ったが、大概9時か10時くらいから飲み始め、つまみなしにひたすら飲んでほろ酔いになったところでParty(夏休みなので構内のあちこちでSophomore主催のPartyが行われている)になだれ込んで騒ぐ・・・という何とも学生らしいパターンに驚き、新鮮な思いをした。斯様な経験は今後一生二度と出来ないだろう。

第二に、グループでの学習・Projectを行うことによって、チームで物事を作り上げていく大切さを学ぶことができた。言葉にし難いが、チームとして動く・チームとして意思決定をする・相互に教えあうといったことの難しさ、それが機能した時の強さを肌で感じることが出来た。これは会社で所謂Hierarchyのある組織で仕事をするのとは全く異なり、ある意味しがらみのないグループに於いてお互いが貢献する意識や担当範囲に責任を持って臨むことの重要性を感じる良い機会となった。特にProjectの中で、始めは皆のんびりとしていたのが、議論が進むに連れてお互いの役割が段々とはっきりし、「じゃぁ俺はここを調べる」「自分はDCF分析を突っ込んでやる」等等、タスクが分かれてきた頃からチームが機能し始め、最後にプレゼン資料を纏める段階では女性二人組が非常に体系だったドラフトを作ってくれ、大幅な軌道修正を要することなくプレゼンの中身を詰めることができた。自分は各人がプレゼンのページを1-2枚作って持ち寄り、それを並べていく方法を考えていたのだが、結果としては全体像を誰かが作って細かく修正を入れていくほうがスムーズであった。最後の2日間はお互いの発表に対して何度もリハーサルを行い、プレゼン時の姿勢やアイコンタクト、話し方に就いての指摘をして精度を高めていった。自分は初めにリハーサルをした際に「もっとEnergeticに」「Enunciation(発声)をもっとImproveすべき」という指摘を受け、前日深夜まで何度も原稿を片手に練習を繰り返した。斯様にお互いが自分の強みを発揮できたこと、率直にお互いの直すべきところを指摘して各人が取り組んだことが良い結果を生んだのだと思う。

最後に、このプログラムが1ヶ月と言う期間でビジネスの基本分野を網羅してくれたこと。Accountingこそ簿記の知識があった為「復習」という感覚だったが、Strategy/Marketing/Corporate Financeといった必須科目に加え、Managerial Communication(プレゼンテーション技術や会話のコツ)、Organizational Behavior(チームで行動することや集団心理等)といった普段なかなか学ぶことの出来ない分野にもTouch出来、大いに有意義であった。Project終了後Tuck OfficeのSallyと話した際、「このプログラムをUndergraduateに限定しているのは勿体無い。もっとMBA生のサマープログラムとしても門戸を開いてはどうか?」と話したところ「実際に検討したいと思っている」とのことだった。Tuckに来るMBA生にとっては、Tuckの雰囲気を最初から感じつつ初歩を学べるBridge Programは最適ではないかと思う。

尚、本日はT09同級生のMさん宅でご両親と共に日本食をご馳走になった。久しぶりの和食の味に舌鼓を打ち、ワインに酔いながら楽しい時を過ごすことができた。(Mさん有難う御座います!)

来週はOutward Boundである。聞かされているのは唯一「カヤックをやる」ということだけで、後はお楽しみに・・・とのこと。Toughな1週間になると思われるが、精一杯楽しみたい。

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